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Nuclear Free Now 脱原発世界ニュース2014vol.33
http://npfree.jp
2014.8. 30
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菅直人元首相がウラン鉱山などの視察や原発問題に関する講演のため、オーストラリアを回っています。ウラン鉱山周辺には先住民アボリジニが住んでおり、ウラン鉱山からの汚染水が流れ込む懸念を持つ先住民の代表は「自分たちの土地から採掘されたウランが福島原発で使われていたことがわかり、大変心配している」と述べました。菅元首相の声はオーストラリアの公共放送であるABC放送に「オーストラリアは他国に原子力利用を止めさせ、ウラン輸出を増やさないようにすべき」と紹介されるなど、その後も連邦議会での講演や資源大臣との面会などを通し、オーストラリア政府に対しても脱原発を訴えています。
◆「カカドウ国立公園とレンジャーウラン鉱山」(8月23日 BLOGOS)
http://blogos.com/article/93026/
◆「菅元首相、豪州のウラン鉱山を視察」(8月24日 TBS)
http://news.tbs.co.jp/20140824/newseye/tbs_newseye2281918.html
◆「パースでの集会」(8月25日 BLOGOS)
http://blogos.com/article/93106/
◆「菅元首相、オーストラリアで反原発活動 ウラン輸出自粛など主張 現地メディア報道」
(8月26日 NewSphere)
http://newsphere.jp/national/20140826-3/
◆ABC放送による映像(youtube)
https://www.youtube.com/watch?v=QKeRm-Z56n4
----------Today's Topics------------------------
【1】8/30 科学報道から考える「チェルノブイリと福島原発事故」
【2】9/17 国際シンポジウム「自然エネルギー先進国」へ大転換するドイツ
【3】9/23 さようなら原発 全国集会&大行進
【4】福島県環境創造センター交流棟展示内容に意見を募集!
【5】●記事要約●「ゲルゼ町とアルフェレク町の首長が脱原発をめざす首長のネットワークに加入か?」
【6】●記事要約●「小児白血病 原発付近で蔓延」
【7】●記事要約●「カリフォルニア州前連邦検査官 州内最後の原発を閉鎖するよう要請」
【8】●記事要約●「米政府、原子炉認可の新規発行を継続」
【9】●記事要約●「原子力による電力の安定供給は神話」
【10】●記事要約●「スイス 甘い老朽化原子炉管理」
【11】~世界の原発~ from 韓国、米国、ウクライナ、ロシアなど
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【1】8/30 科学報道から考える「チェルノブイリと福島原発事故」
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1990年に放送されたNHKスペシャル「汚染地帯で何が起きているのか〜チェルノブイリ事故から4年」。隠蔽されていた汚染地区が公開され、新たな移住政策が策定される一方、残された住民は個人線量計で被曝量を管理しながらの生活を余儀なくされました。そして住民の間には、様々な健康被害が目に見える形ででてきました。
こうした模様をつぶさに取材したNHK解説委員の室山哲也さんをお招きし、1990年当時の映像を振り返りながら、福島の現状を検証します。
◆日時:8月30日13時〜16時30分(開場 12時50分)
◆場所:専修大学神田キャンパス731教室(地下鉄九段下・神保町より3分)
◆定員:80人
◆資料代:500円
◆詳細:http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1811
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【2】9/17 国際シンポジウム
「自然エネルギー先進国」へ大転換するドイツ
-いかにして試練を乗り越えてきたのか-
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ドイツから、世界で最も風力発電の導入割合の大きな送電会社「50ヘルツ」のクラウス・フォンセンブッシュ氏を招き、いかにして様々な課題を乗り越えてエネルギー転換を実現してきているのか、ドイツの経験を学びます。また、日本とドイツの状況に精通した日本の識者の参加も得て、日本が今後、進めるべきエネルギー政策の方向をめぐって議論を行います。※日英同時通訳付き
◆日時:9月17日(水)13:30-17:40(13:00開場)
◆場所:国連大学ウ・タント国際会議場(渋谷区神宮前 5-53-70 国連大学3F)
◆主催:公益財団法人 自然エネルギー財団
◆入場料:無料(事前登録が必要となります。先着順受付)※定員に達した時点で受付を締め切らせていただきます。
◆詳細:http://jref.or.jp/activities/events_20140917.php
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【3】9/23 さようなら原発 全国集会&大行進
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政府は、原子力規制委員会の適合審査報告をうけ、地域住民の防災計画・避難計画も不十分のまま、今秋にも川内原発(鹿児島県)の再稼働を押し進めようとしています。フクシマの教訓を顧みず、原発の再稼働を強行し、原発輸出まで進める安倍政権に対し、全国から「さようなら原発」の声を、たゆまぬ脱原発の願いを、突きつけていきましょう。
◆日時:9月23日(火・祝) 11:00〜ブース開店/ 12:30〜オープニングライブ/ 13:00〜トークライブ/ 集会後デモあり
◆場所:代々木公園(最寄り駅:JR山手線「原宿駅」、東京メトロ千代田線「明治神宮前駅」など)
◆主催:さようなら原発1000万人アクション/原発をなくす全国連絡会/首都圏反原発連合
◆詳細:http://urx.nu/bbNI(チラシ PDF)
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【4】福島県環境創造センター交流棟展示内容に意見を募集!
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現在、福島県は「福島県環境創造センター」の建設準備を行っています。この施設の交流棟では、県内の全小学5年生が見学に来ることを前提とした放射線教育を中心とした展示も予定されています。ただ、この施設に対して福島の市民を中心とした市民団体フクシマ・アクション・プロジェクト(FAP)は、放射線教育が新たな「安全神話」を生み出さないように求めています。
環境創造センターが広島、長崎の平和記念館のような存在となり、県内外の多くの人たちが来場する可能性があります。ぜひ展示内容について意見を出しましょう!
◆交流棟展示内容に対する意見募集:http://urx.nu/boSZ
◆FAPホームページ:http://npfree.jp/fukushima.html
◆FAPブログ(環境創造センターに対する懸念点など):http://fukushimaaction.com/?cat=7
※FAPの佐々木慶子事務局長が『日本の科学』9月号にFAP活動について寄稿しました。
http://honnoizumi.shop-pro.jp/?pid=79121341
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【5】●記事要約●「ゲルゼ町とアルフェレク町の首長が脱原発をめざす首長のネットワークに加入か?」
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(8月12日 Yesil Gazete)http://urx.nu/brLO
日本とドイツの市民団体の代表者グループがゲルゼ町主催の41周年パネル「原子力の現実~チェルノブイリと福島から~」に招待された。イベントの最後に代表団の1つであるFoE Japan 代表の吉田明子氏はイスタンブール、シノップからの反原子力活動家と共に市長オスマン氏に脱原発をめざす首長会議への招待状を提出した。吉田氏は以前も同様の招待状を提出していたが、今回はオスマン氏の事務所を直接訪れての提出となった。さらに同じ招待状をシノップ市長のバクー氏(Baki Ergul)にも提出しようとしたことが分かっているが、当時彼の所属する党の大統領選のキャンペーンと重なり実現されなかった。同様の招待状はディクメンややサイムの首長などにも提出されると見られている。
この記事について詳しくは首長会議HPへ:http://mayors.npfree.jp/?p=3100
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【6】●記事要約●「小児白血病 原発付近で蔓延」
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(7月25日 Ianfairlie.org)http://urx.nu/boX3
環境放射能ジャーナルは、原子力発電所付近に住む幼児は白血病にかかるリスクが高まると発表した。以前1990年に発表されたレポートも非常に類似した結果であり、イギリスのセラフィールド原発に囲まれた地区の白血病のリスクは7倍としている。
その後2008年、ドイツの政府調査委員会は白血病のリスクが60%、癌全体のリスクが120%上昇する可能性があるとした。 スイス、フランス、ドイツ、イギリスから収集されたデータから、原発5キロ圏内に住む幼児は白血病リスクが37%高いとの同様の調査結果が発表されている。
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【7】●記事要約●「カリフォルニア州前連邦検査官
州内最後の原発を閉鎖するよう要請」
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(8月25日 LA Times)http://urx.nu/boX9
FoE(国際環境NGO Friend of the Earth)は、2013年7月に前連邦検査官マイケル・ペック氏から原子力規制委員会宛に送られた極秘文章を入手し公開した。2008年に原発付近で発見された断層海岸線への安全性に疑問を投げかけた。ペック氏は、原子炉の稼働許可が得た時点で発見されていなかったその断層により、さらに大きな地震に原発が耐えられるのか疑問としている。委員会の報道官は、ペック氏の要請は現在調査中であり、オペレート担当者は、同原発は地区内最大の地震にも堪えうるとしている。
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【8】●記事要約●「米政府、原子炉認可の新規発行を継続」
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(8月26日 The Kansas City Star)http://urx.nu/boUR
原子力規制委員会が示した「廃棄物信頼性」ルールについて、米国控訴裁判所は、使用済み燃料の漏洩や火災に関する研究および改善が必須であるとし2012年6月に無効判決を下した。規制委員会は、新たな規制が制定されるまで、認可の新規発行も再発行も停止していた。今回、米国内には常設の地下廃棄物処分場は建設しないと明記した環境および安全に関する新たな規制が可決されたことを受け、規制委員会は認可再開を表明。現在、米国内の7割以上の原子炉が、新たに20年間稼働する再認可を受けている。
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【9】●記事要約●「原子力による電力の安定供給は神話」
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(8月26日 greenpeace.org)http://urx.nu/boXc
現在ベルギーとイギリスは複数の原発閉鎖を目の当たりにしている。国内最大の原子炉の停止、原子炉内のヒビが原因で停止した2基で、国の半分以上の原発が停止しているベルギー。同様に2ヶ所の発電所で4基の原子炉が設計の欠陥で停止(全世界で22基の原子炉が同じ設計を使用)。原子炉を冷却する水の供給が滞れば原発は停止せざるを得ないことも覚えておかなければならない。事実、原子力に投資した国は、原発から安定的な電力の供給は得られていない。一連の出来事に対し、現在の低い需要、風力発電により停電はないとイギリスのナショナルグリッドは述べている。
再生可能エネルギーは安定供給が出来ないと反対派は指摘するが、それ以上に原発が安定的供給を出来ていないことを世界は理解すべきだろう。
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【10】●記事要約●「スイス 甘い老朽化原子炉管理」
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(7月30日 24heures)http://urx.nu/boXg
WNISR2014(World Nuclear Industry Status Report)によると、スイスの原発は世界一古い平均稼働年数が39,2年で、ミューレンバーグとベツナウの原発は直ちに閉鎖すべきと、ドイツの前官僚は述べている。スイス連邦原子力安全検査局は、スイスの原発は平均を上回る性能を欧州委員会主導で行ったストレステストで見せたため安全であるとした。フランスと比較して、基本的管理上の不足がみられる。フランスでは稼働の延長は10年まで可能で、もし設計に欠陥があれば同様の設計をされた原発も調査のため停止されなければならないが、スイスにはそのような規則はない。
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【11】~世界の原発~ from 韓国、米国、ウクライナ、ロシアなど
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(1)「豪雨で韓国古里原発が稼働中断…津波防水壁、雨水には“お手上げ”」(8月26日 中央日報)
http://japanese.joins.com/article/295/189295.html
(2)「韓国原発操作施設 23時間停止 釜山郊外、豪雨で」(8月27日 東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2014082702000228.html
(3)「【社説】豪雨で浸水した古里原発、不安な韓国」(8月28日 中央日報)
http://japanese.joins.com/article/398/189398.html
(4)「米原子力規制委 原発建設の認可を再開」(8月27日 NHK)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140827/k10014123181000.html
(5)「原発増設契約を破棄=ロシア軍事介入に反発-ウクライナ」(8月27日 時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2014082700050
(6)「ウクライナ:原発安全性、独が懸念」(8月28日 毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/news/20140828k0000e030225000c.html
(7)「ロシア、福島原発事故後の海洋状況把握に調査隊を派遣」(8月26日 ロシアの声)
http://japanese.ruvr.ru/news/2014_08_26/276421946/
(8)「福島第一原発の汚染水浄化にロシア企業RosRAOが参加」(8月27日 ロシアの声)
http://japanese.ruvr.ru/news/2014_08_27/276459295/
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