曲学阿世:真実を追求し、虚実の世間に迎合するようなことはしたくない。

真実を曲解し不正な情報によって世間の人々にこびへつらい、世間にとり入れられるような、ことはしたくない。

竹中氏応援で痛手の五輪強硬論菅首相

2021年06月07日 15時21分09秒 | 政治

2021年6月 6日 (日)

竹中氏応援で痛手の五輪強行論菅首相

朝日新聞に赤川次郎氏の投稿が掲載された。

「五輪中止 それしか道はない」

正論だ。

これに対して竹中平蔵氏は感染症対策分科会の尾身茂会長の発言について「越権だ」と述べ、

「世界に対して『やる』と言った限りはやる責任がある」

と発言。

竹中氏は、

「なんでやるか、やらないか、あんな議論するか、私は分からない。

だって、オリンピックってのは、世界のイベントなんですよ。

世界のイベントをたまたま日本でやることになっているわけで、日本の国内事情で、世界に『イベント(五輪)やめます』というのは、あってはいけないと思いますよ。

世界に対して、『やる』と言った限りはやる責任があって」

「「日本の国内事情」を理由に中止するなどはありえない」

と主張した。

菅内閣に媚びを売るために五輪賛成論を唱えたい気持ちは分かるが、論理に説得力がまったくないのが致命的だ。

世界のイベントでも日本で実施するのだから、日本国のトップが開催可否判断する責任を負う。

それが主権国家の首相の責務。

五輪を「やる」ことになっていて、巨大な地震が日本を襲い、津波で東京が壊滅、死者が多数発生しても、

「世界に対して、『やる』と言った限りはやる責任があって」

「「日本の国内事情」を理由に中止するなどはありえない」

と主張するのか。

日本の国民がコロナ感染収束を最優先課題に位置付けている。

日本ではワクチン接種は進捗していない。

最大の懸念要因は変異株が日本に流入し、感染拡大をもたらすこと。

コロナ変異株の特徴は、強毒化することがあり得ること、ワクチン有効性を引き下げる可能性があること。

海外から9万人もの外国人が流入すれば、変異株が持ち込まれることは間違いない。

しかも、日本政府の検疫体制はザルそのもの。

外国人の行動抑制が厳格に管理される可能性は皆無。

その外国人に多数のワクチン未接種日本人が接触する。

五輪終了後に2021年末にかけて感染再爆発が生じるリスクは大きい。

この事情を踏まえて、日本の主権者の圧倒的多数が五輪の今夏開催に反対している。

IOCが開催を強行したいのは「カネ」のため。

菅義偉氏が開催を強行したいのは「自分の政治生命」のため、

「国民の命」を犠牲にして「自分の政治生命」を優先する菅義偉氏は最低の首相。

その最低の首相に媚びを売るために、説得力のない開催強行擁護論を示す竹中平蔵氏は最低の論客。

完全に贔屓の引き倒し。

新型コロナ感染症対策分科会における専門家の役割は、

「政府の案に対して専門的な知見に基づいて意見すること」

「感染症について分析した結果をもとに感染予防策の案を出すこと」。

五輪開催は新型コロナ感染症の感染拡大に重大な影響を与えるイベント。

分科会の専門家が意見を提示することは越権でも何でもない。

菅内閣がコロナ感染抑制を政府の最重要課題に位置付けるなら、コロナ感染拡大下での五輪開催可否を慎重に検討するべきことは当然。

菅義偉氏自身が「五輪よりも国民の命が重要」と明言している。

五輪開催が国民の命に与える影響を十分に考察し、検討した上で、五輪開催可否を判断するのが当然の手順だ。

「『やる』と言ったからやるのが責任」という論理は幼稚園生以下のレベル。

菅義偉応援団がこのレベルであることは菅氏にとって大きな痛手だ。

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竹中氏応援で痛手の五輪強硬論菅首相

2021年06月07日 15時21分09秒 | 政治

2021年6月 6日 (日)

竹中氏応援で痛手の五輪強行論菅首相

朝日新聞に赤川次郎氏の投稿が掲載された。

「五輪中止 それしか道はない」

正論だ。

これに対して竹中平蔵氏は感染症対策分科会の尾身茂会長の発言について「越権だ」と述べ、

「世界に対して『やる』と言った限りはやる責任がある」

と発言。

竹中氏は、

「なんでやるか、やらないか、あんな議論するか、私は分からない。

だって、オリンピックってのは、世界のイベントなんですよ。

世界のイベントをたまたま日本でやることになっているわけで、日本の国内事情で、世界に『イベント(五輪)やめます』というのは、あってはいけないと思いますよ。

世界に対して、『やる』と言った限りはやる責任があって」

「「日本の国内事情」を理由に中止するなどはありえない」

と主張した。

菅内閣に媚びを売るために五輪賛成論を唱えたい気持ちは分かるが、論理に説得力がまったくないのが致命的だ。

世界のイベントでも日本で実施するのだから、日本国のトップが開催可否判断する責任を負う。

それが主権国家の首相の責務。

五輪を「やる」ことになっていて、巨大な地震が日本を襲い、津波で東京が壊滅、死者が多数発生しても、

「世界に対して、『やる』と言った限りはやる責任があって」

「「日本の国内事情」を理由に中止するなどはありえない」

と主張するのか。

日本の国民がコロナ感染収束を最優先課題に位置付けている。

日本ではワクチン接種は進捗していない。

最大の懸念要因は変異株が日本に流入し、感染拡大をもたらすこと。

コロナ変異株の特徴は、強毒化することがあり得ること、ワクチン有効性を引き下げる可能性があること。

海外から9万人もの外国人が流入すれば、変異株が持ち込まれることは間違いない。

しかも、日本政府の検疫体制はザルそのもの。

外国人の行動抑制が厳格に管理される可能性は皆無。

その外国人に多数のワクチン未接種日本人が接触する。

五輪終了後に2021年末にかけて感染再爆発が生じるリスクは大きい。

この事情を踏まえて、日本の主権者の圧倒的多数が五輪の今夏開催に反対している。

IOCが開催を強行したいのは「カネ」のため。

菅義偉氏が開催を強行したいのは「自分の政治生命」のため、

「国民の命」を犠牲にして「自分の政治生命」を優先する菅義偉氏は最低の首相。

その最低の首相に媚びを売るために、説得力のない開催強行擁護論を示す竹中平蔵氏は最低の論客。

完全に贔屓の引き倒し。

新型コロナ感染症対策分科会における専門家の役割は、

「政府の案に対して専門的な知見に基づいて意見すること」

「感染症について分析した結果をもとに感染予防策の案を出すこと」。

五輪開催は新型コロナ感染症の感染拡大に重大な影響を与えるイベント。

分科会の専門家が意見を提示することは越権でも何でもない。

菅内閣がコロナ感染抑制を政府の最重要課題に位置付けるなら、コロナ感染拡大下での五輪開催可否を慎重に検討するべきことは当然。

菅義偉氏自身が「五輪よりも国民の命が重要」と明言している。

五輪開催が国民の命に与える影響を十分に考察し、検討した上で、五輪開催可否を判断するのが当然の手順だ。

「『やる』と言ったからやるのが責任」という論理は幼稚園生以下のレベル。

菅義偉応援団がこのレベルであることは菅氏にとって大きな痛手だ。

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枝野氏優柔不断ではチャンス活かせる

2021年06月05日 18時44分04秒 | 政治

2021年6月 5日 (土)

枝野氏優柔不断ではチャンス活かせぬ

菅義偉内閣の末期症状が続く。

昨年9月の内閣発足以来、成果は皆無。

失点だけを積み上げてきた。

学術会議の任命拒否問題はいまなお解決されていない。

国民にとって最重要課題はコロナ対応だったが失政を繰り返して深刻な事態を招いた。

五輪開催の絶対条件は主権者国民の賛意だが国民の圧倒的多数が今夏開催に反対している。

このなかで五輪開催を強行する目的は自己利益。

国民の不利益を踏み台にして自己利益の増大を図る。

宰相としてあるまじき姿勢だ。

同類の行動を示すのがIOC。

IOCの金銭的利益のためなら日本国民にどのような被害が発生しようと構わない。

傍若無人の自己本位主義がはびこる状況はこの世の末を感じさせる。

この状況下で衆議院の任期満了が近づく。

本年10月までに必ず衆院総選挙が実施される。

国政を左右する最大の要因は総選挙。

総選挙で多数議席を獲得した勢力が政権を担う。

国政を変えるには選挙で多数議席を獲得することが唯一にして最大の方策だ。

菅内閣大失政が続くなか、政権刷新気運が高まって当然の局面。

しかし、その気運が広がらない。

2009年の状況と著しく異なる。

2008年から2009年にかけてリーマンショック、サブプライム金融危機不況が世界を襲った。

日本でも深刻な不況が発生した。

2008年末には製造業で雇用を打ち切られた大量の非正規労働者が寒空の下で路頭に投げ出された。

東京・日比谷公園には年越し派遣村が創設され、命からがら人々が駆け込んだ。

新自由主義経済政策の負の側面が誰の目にも明らかになった。

この状況下で主権者の期待を一身に浴びたのが民主党の鳩山代表だった。

2006年の代表選で小沢一郎氏が選出された。

解党の危機に直面した民主党で火中の栗を拾った。

ここから、民主党は奇跡の大躍進を遂げる。

既得権勢力による日本支配維持を目論む勢力による不当な攻撃、弾圧によって小沢-鳩山体制の民主党は猛攻撃を受けた。

しかし、この猛攻撃を跳ね返して小沢-鳩山体制の民主党は主権者国民の熱烈支持を受けた。

その結果として、2009年8月30日衆院総選挙で民主党が大勝。

ついに日本民衆の力によって政権を刷新する偉業が達成された。

残念ながら、画期的な革新政権はわずか8ヵ月で破壊された。

日本支配を続けてきた既得権勢力が悪の限りを尽くして鳩山内閣を破壊した。

この破壊活動に全面的に協力したのが民主党内に潜伏していた「隠れ自公勢力」だった。

私は「悪徳10人衆」として破壊者を明記した。

藤井裕久、仙谷由人、渡部恒三、菅直人、岡田克也、野田佳彦、前原誠司、安住淳、枝野幸男、玄葉光一郎の各氏。

革新政権の鳩山内閣は破壊され、守旧勢力が菅直人内閣、野田佳彦内閣を創設し、公約破棄の消費税増税に突き進んで安倍自民に大政を奉還した。

立憲民主党は政権刷新の最大チャンスを生かせていない。

菅内閣がどれだけ失政を重ねても、枝野新政権に対する期待が一向に高まらない。

その理由は枝野幸男氏の優柔不断な姿勢にある。

新しい政権のビジョンをまったく示すことができていない。

新しい政権樹立に向けての共闘のあり方も不明確だ。

これでは政治刷新は覚束ない。

テレビに登場して単独で発言する機会を得ながら、その機会をまったく生かせていない。

優柔不断な姿勢を変えられないなら、枝野氏は主権者から見切りをつけられる。

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