「生活の党と山本太郎となかまたち」の小沢一郎共同代表(73)は26日の会見で、安全保障関連法案に関する安倍晋三首相の説明について、「為政者がこういうやり方をすることは、必ず国を誤ると思う」と、痛烈に批判した。
 その上で、「安倍さんが考えるのは、日本の武装独立。ある意味、(石原)慎太郎さんと同じだ」とも主張。「日米同盟を強化する中で、腹の中では日本の軍事の量的、質的な拡大を思い描いているのではないかと、私は考える。これは、米国に従属的になりつつあるということ以上に、危険な思想だと思う」との持論を示した。
 小沢氏は「(衆院本会議で)安倍さんの答弁を聞いても、非常に抽象的な言葉を使い、国民をあざむく様な、やり方を依然として続け、あいまいな言葉の羅列で国民を説得しようとしている。このままの形で日本の今後の行動が位置づけられるのは、けしからんことだ」と指摘。憲法9条1項に関する議論がないことに疑問を示し、「(戦争の放棄をうたった)憲法9条の1項には、国権の発動たる武力の行使は駄目だという内容が書いてある。集団的自衛権も、個別的自衛権もヘチマもない。それを前提にしないと、議論にならない」と述べた。「自民党の憲法草案でも、少なくとも、第1項は変えないということになっている。第1項はどういうことだということを確定しないと、安全保障の議論は始まらないが、その説明もない」と、政府の姿勢を批判した。
 安倍政権が進める日米同盟に関連し「一般論として国民は、(米国に)追従、従属的な傾向を強めていると感じているが、安倍さんの心情的なものは、日米同盟、軍事協力を理由に、日本の軍事力強化を目指していると思う」と述べた。「ポツダム宣言や、サンフランシスコ平和条約を日本が受け入れたことについて、(首相は)肯定的な答えをしていない。安倍さんは、戦後体制を否定している。その人が、日米同盟をことさら強調するのは、本当はおかしい」と指摘した。