【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

真珠がほろほろ

2012-09-05 15:48:18 | リラのお気楽ユメ日記






「たった今、これが参りました」
リーファス・ヴァン・オールディンは
何気なく 手紙 を受け取ったが、上書きの、
女性のものらしい流れるような書体を見ると、
まるで人が変わったように相好を崩し、
厳しい口元を緩めた。
手紙を片手にエレヴェーターに
歩み寄った時にも、
まだ口元に 微笑が浮かんでいた
       【A・クリスティー作 「ブルートレイン殺人事件」】








                             【9月の入道雲】
   日中は、まだまだ暑いけれど、
  さすがに朝晩は、
  めっきり涼しくなりました。

   おまけに今日の空は快晴。
  その空は秋の気配たっぷり。

   写真は正午の空ですが、勿論、
  夏も同居しているようですね。

   この空ですと・・
  今日も夕立、降るのかしら・・?

   夏の象徴である朝顔やハイビスカスも、すこぶる元気。
  ただ光と影は、くっきり、はっきり。
  そして網戸や床に映る、ゴーヤの葉影。

   特に薄いグリーンにグレーの網戸の自然模様は、
  殊の外、お気に入り。今ならではの、とって置きの光景でしょう。




   ところで最近は、すっかり縁遠くなってしまった手書きの文字。
  今、何とかして文字を書こうと苦心しています。

   それでも、メモ程度の走り書きはするのですが、
  改まって書く事は皆無に近い状態。ましてや縦書きに至っては。

   縦書き保存会会員(自称)としましては、
  これではいけないと・・。~なんて。

   そんなこんなで。
  今、お礼状、その他、率先して書く事にしています。
  早速、昨日の葡萄のお礼状をしたためました。

   生憎、季節の葉書を切らしています。
  PC での手作り葉書も面倒・・という事で官製葉書で。
  尤も遥かに年上の方ですから、これでいいのかも知れません。

   そうそう今日の引用文も A・クリスティーから。
  (やっと読み終わりました)

   そう言えば、手紙を貰って思わず微笑む事って、ありますね。
  ポストから受け取り、封を開けるまでの時めく “間(ま)”。

   元来 「時間」 とは、“時めく間” だった・・。
  所作、1つ1つにも情緒があるという訳です。

   真珠の粒がほろほろとこぼれるような美しい言葉を紡(つむ)ぎ、
  それを心を込めて綴る・・。そんな風でありたいです。


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2 コメント

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私も会員です (Kohei)
2012-09-12 22:03:12
私も縦書き保存会会員です。奇遇ですね。
こんばんは。お久しぶりです。
日本語というのはやはり縦に書くもので、それが一番自然で美しいというのは、毛筆において更に際立ちますね。
俵屋宗達の下絵に本阿弥光悦の書が重なった「鶴下絵三十六巻歌仙和歌巻」をご覧になったことがおありですか。言葉や文字に対しての非常に発達した高度な感覚は東洋の宝です。
それにしても美しい字ですね。ほれぼれします。
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縦書き保存会会員 (リラ)
2012-09-13 18:29:15
 今晩は~!  Koheiさん~☆ お久し振りです。
「縦書き保存会会員」、Koheiさんも・・? 本当に奇遇ですね~。(笑)

  >日本語というのはやはり縦に書くもので、
それが一番自然で美しいというのは、毛筆において更に際立ちますね。

 仰る通りです。
ただ毛筆など折角書いたのに汚れてしまうと、がっかりですが、
それでも縦書きの魅力には勝てません。

 「鶴下絵三十六巻歌仙和歌巻」、残念ながら見た事、ありません。
教えて下さって有り難うございます。

 それにしても昔の武士などの文字の美しいこと!
やはり毎日の練習の賜物でしょうね~!

  >それにしても美しい字ですね。ほれぼれします。

 いえ、いえ、私の字なんて。
ぼかしていますから欠点が見えないだけです~。
ホント、練習の必要性を感じている昨今です。
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