ついにその日は 自分が年老いて来た事を悟り始めた。 するとその美しさにある憂愁の色が加わり、 その美しさを霞ませはしたが、 却って強める事になった。 鋭い角度、ぴかぴか光る点などが 優しい曲線となり、魅惑的な微光となった。 白い港は柔らかな灰色とピンクの衣裳を纏い、 遥か彼方の丘は紫水晶となった。 「古い年が美しく去って行くわ」 と、アンが言った。 【「アンの夢の家」 第16章】 |
雲一つない空で明けた今朝。
こんな朝は殊の外(ことのほか)、冷えますね。
今朝も昨日同様、この冬2番目くらいの寒さになっています。
ただ、時間の経過と共に太陽はその光を出し惜しみ。
夕方には、ポツポツと雨も降って来ました。
「前に頂いた、ちりめん山椒、美味しかったわ」
電話で、そんな風に従姉に話したのは、つい何日か前。
その 「ちりめん山椒」 が、朝一番の宅急便で届きました。
何だか催促したようになってしまって、
申し訳ない気持ちで一杯です。
それは、「神宗(かんそう)」 のもの。
1781年、(天明元年)創業と言いますから、
かれこれ230年余りの老舗。
包装紙にも伝統が感じられます。
デパートでは高島屋で売っているそうですが、
自然素材にこだわっていて、なくなればそれでお終いとか。
当然、行列の出来るお店です。
さて、今年も残す所、3日となりました。
今日でブログ納めとさせて頂きます。
最近は、ともすれば滞りがちなブログですが、
ここまで続けて来られたのは、
ひとえに皆様のお陰と感謝しています。
相も変わらず、日常の徒然をつらつらと書き連ねる
だけですが、どうぞ、来年もよろしくお願い致します。
それでは良いお年を。ごきげんよう!!
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