【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

心の琴線に触れる時

2014-12-24 20:31:08 | 心の宝石箱

【午前7時の空】


【午前7時10分の空】









「あたしはいつも必要な人間になりたいわ」
アンはダスティー・ミラーに
向かって話しかけた。
「ねえ、ダスティー・ミラー、誰かに幸福を
与える事が出来るという事も素晴らしいわ。
(中略)
例えあたしが80まで生きたとしても、
アドニラム・ギブソンのおばあさんの
ようにはならないと思うわね?」
                 【「アンの幸福」 第1年目15.】






   クリスマスイブの今日は、
  いつもの朝とは趣きの違った空で明けました。

   午前7時の空は、一面のピンクの鱗雲(うろこぐも)。
  その僅か10分後、今度は珊瑚(さんご)色に。美しい空です。

   おまけに、今日も過ごし易い気温。
  今年も、こちらはグリーンクリスマスです。
  尤も北日本や日本海側の地方は、ホワイトクリスマスですね。







 





   

   さて、今日は夕刊に毎日掲載されている、
  読者投稿からなるエッセイの話題を。

   つい2、3日前の事、そのエッセイの
  月間賞なるものが発表されていました。

   何気に目にした、その記事。
  何と私自身、胸を打つものがあって、
  切り取っていたものではありませんか。

   御年(おんとし)90歳の
  女性のエッセーは、こんな風に始まります。

   『私が40歳の時、47歳の主人を亡くし、
  現在は1人ぽっちの90歳、人々の負担に
  なる存在、そんな引け目を感じています。
  でもね、最近、“ポッ” と明りが灯ったのです
   

   ポッと灯った明り・・。気になりますね。
  今は、老人ホームでお暮らしとの事。

   すでに2人の娘さんも亡くされているようですが、
  (長女は65歳、次女は23歳で)時々、ホームに訪ねて
  来てくれるのは、それぞれの娘さんの友人との事。

   そんな事もあって、長女の友人に手作りの
  化粧ポーチをプレゼントしたら、
  「縫い方を教えて欲しい」 と言われ・・。

   又、次女の友人には、彼女の履いている、
  これも手作りの毛糸の靴下を見て、
  「編み方を教えて欲しい」 と。

   続けて2人に教えて欲しいと言われた事が、
  「人の役に立ったのだ」 という思いで一杯だったとか。

   それは同時に、「生きていてくれて良かったわ」
  と言われたようで、心に明りが灯ったと言います。

   何という感性、何という素敵な女性でしょう。
  自分の子供でさえ、親を見舞わない者が増えている昨今。

   この女性には、それだけの徳もあるのでしょうね。
  この話を仲の良い従姉にしましたら・・。

   「うちの母は駄目。何でも自分が全てと思っているから。
  ほんの少しでも謙虚さがあればいいのだけれど」
  ~なんて言っていましたっけ。

   自分が全て、ある意味仕方ない事ですし、
  気の強さが生きる原動力になる点もありますものね。

   ただ、年を重ねれば重ねるほど人間は、
  謙虚にならなければ・・と痛切に思います。
  頑固になるのだけはやめて。

   そう言えば元気で長生きされる方は、
  どなたも感謝の言葉を必ず口にされますものね。

   そうそう、「小さな生きがいの遠い目標」
  と仰っていた、東京オリンピック。
  観戦実現は、この方には単なる通過点に違いありません。きっと。 


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