春になり、美しい炉返荘の芝生が掘り起こされて じゃがいも が植え付けられたのを見て、 スーザン はたいそう悲しんだ。 それにもかかわらず、自分の手塩にかけた 牡丹の花壇が生贄にされても、 スーザンは一言も文句を言わなかった。 【「アンの娘リラ」 第30章】 |
今日も涼しい朝を迎えました。
こんな鯖雲の空は、まるで秋のよう。
尤も日中は、
かなり暑くなりましたが・・。
今日もひとしきり啼いた蝉。
同時に庭のあちこちに
蝉の抜け殻を見るようになりました。
それは、ひっそりと
隠れるように木の葉の裏側などに。
その奥床しさ。
そう、「空蝉」 のこと。
決して美しいとは言えないそれに、こんなにも美しい言葉で呼ぶ・・。
日本人の優しさを思います。
蝉の儚(はかな)さと、この世の儚さを人々は重ね合わせたのでしょうね。
こんな風に思うと、精一杯啼いている蝉を応援したくなってしまいます。
それこそ、全身全霊を傾けて啼いているのですものね。
赤→黒
さて、我家では本当に珍しく実の成る植物が咲きました。
一つは木苺(キイチゴ)の仲間の 「ブラックベリー」。
そして今年初めて挑戦した、緑のカーテンこと 「ゴーヤ」 です。
ブラックベリーは別として(大好きです) “野菜は趣味ではありませんの”
~なんて、のたまったのはつい昨日の事ですが、
こうして実が成ったのを見ますと、やはり嬉しいですね。
ましてやゴーヤなんて緑のカーテンが目的でしたから、
ほとんど期待などしていませんでしたもの。
それにしても、ミス・マープル が野菜作りが趣味ではないように、
アン一家も、どうやらそのようですね。
儚いと言えば、朝の美人こと朝顔も儚い花ですね。
最近は、品種改良で開花している時間が伸びたようですが、
早起きして見る朝顔は特別です。
それはさしずめ 「早起きの女神」 でしょうか。癒やされます。
スーザンはえらいですね♪
ゴーヤのお写真から愛情が感じられて、素敵だなあと思いました。成長が楽しみですね♪
空蝉は美しい言葉ですね~ロマンを感じます。
羽化した蝉はぬけがらよりも大きいですよね~殻のなかではかなり窮屈な思いをしていたのではないかなあと思います。私も蝉を応援したくなります。
こんにちは~! きたあかりさん~☆
いつも温かいコメント、有り難う~!
>スーザンはえらいですね♪
短い文章から良く感じて下さいました~。
ホント、スーザン偉いですよね~!
アンもそうですが、A・クリスティーも、
小説中の人物の言葉に味わい深いものがあります。
「たかが小説、されど小説・・」 ですね~!
ゴーヤは、勝手に育ってくれています。(笑)
蝉、そこまで観察していませんでした~。
きたあかりさんこそ、優しい目で見つめていらっしゃいますのね~!
ゴーヤとブラックベリー、実が生ると嬉しいですね。
今ホワイトゴーヤを体調維持のためにほぼ毎日少しずつ食べています。
家人が会社の空き地で作っているんです^^;
クセもなくすぐ火が通るので手軽に食べられて重宝しています。
いつも素敵な文と画像に感謝しています。
こんにちは~! 空見さん~☆
いつも温かいコメント、有り難う~!
そうなんですよね~!
やはり実が成ると嬉しくなります。
ブラックベリーはジャムとか言われますが、
そんなに成らないので、そのまま頂いてみます~。
ゴーヤもまだまだ小さくて。
空見さんのお宅は野菜作りしていらっしゃるのですね~!
毎日頂ける程なんて、凄いです。
趣味と実益でいいですね~!
毎日変わり映えしない文と写真です。
でも、お褒めに与り嬉しく思います。