【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

神様に一番近い場所

2016-06-01 17:21:08 | 心の宝石箱














生き方、暮らし方は
一人々が創り出す芸術作品。
自然素材で作られている日本の工芸品は
ひと際美しい熟練の職人達の心が伝わります。
昔はどの家庭でも普通に使っていた
籠や木桶や火鉢、古い物を今の暮らしに
活かすセンスが問われるところです。
古い物は私達の家に美を添え、
やがて地球の土へと還って行きます。
古い物をかっこよく!
           【映画 「ベニシアさんの四季の庭」 より】








   今日から6月ですね。
  まだまだ若い月だと思っていたのに、いつの間にか1年の半分を
  迎えてしまった・・。今更ながら月日の経つのが早く感じられます。

   今日は、湿度のないカラッとした天気になっています。
  5月中旬頃の気候とか。五月晴れですね。

   梅雨の前の貴重な晴れ。有意義に使わなければ。
  ドクダミ採りなどにも励む事に致しましょう。

   さて、わが家では夏の花、ハイビスカスが咲き始めました。
  思えば、木香薔薇、ジャスミン、薔薇、そしてハイビスカス。

   花達には、力付けられたり癒されたり。
  庭は、なくてはならないものになっています。










   
   ところで先日、「ベニシアさんの四季の庭」
  という映画をBSでやっていました。(平成25年版)

   話が前後してしまいましたが、
  今日、庭の話題に触れたのも、この映画を見た事にあります。
  録画していたものを今回、やっと見たと言う訳です。

   そんなこんなで。
  今日のブログタイトルも、映画の中のベニシアさんの言葉から拝借。

   既に、雑誌やテレビなどで紹介され著作も数多く、有名人。
  ファンの方も多い事と思います。勿論、私自身も。

   元は、イギリス貴族の家系。
  実際、映画の中では、お城のような彼女の実家の案内もされていました。

   そんな彼女が京都大原の古民家に住み、
  日本人以上に日本の暮らしを大切にしていらっしゃる・・。

   台所には、風格のある古い和家具が、でんと据えられています。
  開け放たれた畳敷きの部屋。それは、職人さんを呼んで手入れするほど。

   新しくなった畳に、「香りが素敵ね」 と感嘆され・・。
  逆に日本では近年、畳の部屋が消失する一方とか。

   団扇(うちわ)での涼、箒(ほうき)と、ちりとりを使っての掃除、
  部屋のあちこちに、無造作に置かれている火鉢や木桶、籠。
  枚挙に暇(いとま)がありません。

   今回の映画では庭だけではなく、家庭内の事や、
  彼女の内面的なものにも触れていました。
  彼女にも色々、あったようですね。

   でも、それらは全て克服されたようです。
  それは、次の言葉にも如実に現れていますね。





許しとは過去を手離す事と知りました。
人生を悪い方向から見るのではなく、
側にある美しい物に目を向けて前向きでいるよう努めています。
古い諺があります。
「大切なのは何が起きたかではなく、どう対処したかである」
私達は年を取りますが、庭にいる時の心はいつも変わりません。
真の贈り物は、“心の庭”にあるのです。
それぞれの心の深い所に、一瞬、一瞬の中に。