【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

小説を行く!

2015-09-06 18:27:57 | 心の宝石箱



【錦帯橋】


【瑠璃光寺】










   起床時こそ降っていませんでしたが、
  早くも雨の休日となりました。

   降ったりやんだりの、この所、定番になっている雨。
  それにしても今年は雨が多いですね。
  そのお陰で、厳しい残暑からは解放されているのですが。
















   さて、折角ですので、
  この所の山口関連に
  便乗して。

   今日は、つい最近、
  届いたばかりの
  記念硬貨セットを。
  (千円、五百円)

   地方自治法施行
  60周年という事で
  発行されたもの。

   千円が 「錦帯橋」、
  五百円が 「瑠璃光寺」
  の五重塔です。

   そう言えば、
  山口の【瑠璃光寺】

   名前も素敵ですが、
  黒っぽい五重塔が
  多い中で、その
  美しさに魅了された
  ものです。

   尤も私には
  記念硬貨収集の趣味はありません。
  主人からちょっと拝借。

   ところで、つい最近読んだばかりの、
  小説の中の町を辿(たど)る羽目に。
  でも、何だか楽しいですね。

   先日も記しましたが、内田康夫著 「箱庭」 に
  登場する町に行く事になるなんて。

   (本を処分する前に、“積んどく” だった
  昔の本を今、読み進めている所です)

   こんな娯楽性の高い推理小説の類(たぐい)でも
  活字から得るものは、テレビのサスペンスドラマよりは
  数段、ある気がします。

   
   




「旭光病院という、もっぱら金持ちだけが
利用する病院があります。
ただし柳井市内ではなくて
平生町という所にあるのじゃが、
平生言うても遠くの人には分からんので、
一般的には柳井の 旭光病院
言うておるかも知れん。
海岸に面した丘の上の、豪勢な設備の病院と言うか
まあ、医療設備の完備した
ホテルみたいなもんじゃなあ。
そう言えば、宮藤さんが自分の老後のために
作ったと言う噂があったのかも知れん」                    
                      【内田康夫著 「箱庭」】

旅をする者にとっては、
あまり混雑しすぎるのは迷惑だが、
適当にお客がいてくれた方が、
心浮き立つような楽しさがあって、
いいものである。
そういう意味からは少し寂しい気がした。
                【内田康夫著 「湯布院殺人事件」】








   上記の 「旭光病院」 が 「光輝病院」 として
  実在している事は先日も記しました。

   同じく文中の 「宮藤さん」 はどうやら、
  「岸元総理」 のようです。
  (玄関に記念碑があるとの事)

   金持ちだけが利用・・云々は、全く違うようですけれど。
  この病院も例に洩れず、老人病院となっているようです。

   内田氏も遠くからでも目立つ、
  白亜の病院が余程、気になったのでしょう。

   最後に。「旅をする云々・・」 は、
  伊藤公記念館で感じた事です。念のため。