【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

潮風とタイムスリップ!

2015-09-03 20:41:38 | 旅気分・夢気分

【上関大橋を臨んで】


【上関港】


【室津港】









   今日は再び雨となりました。
  午前中は、ごく弱い雨がふったりやんだりの、
  最近、慣れっこになっている天気。

   今は、もう上がっていますが、
  午後には珍しく本降りになりました。

   こんな梅雨のような雨を
  「秋霖(しゅうりん)」 と言うのだそうですね。

   「秋梅雨(あきついり)」という風情のある
  言葉もあるそうですから納得です。











【四階楼(しかいろう)~明治初期に建築(小方謙九郎)】











   昨日の続きです。
  伊藤公記念館を後に
  して一路、上関海峡へ。

   相も変わらず、
  鏡のように穏やかな
  瀬戸の海を右手に
  見ながら室津半島を
  ひたすら南下。

   半島最南端の室津、
  上関大橋で結ばれた
  島の入口の町、
  上関共々、古くから
  栄えた漁港です。

   幕末の志士たちも
  集ったようです。

   四階楼を建築した、
  小方謙九郎もその一人。

   そう言えば・・。
  先日読んだ内田康夫の
  「箱庭」 にもこの町が
  登場していましたっけ。

   小説にあった、ホテルと見まがうような
  「旭光病院」 は、「光輝病院」 として
  実在しているのですね。

   それは遥か山上に、眼前に海を見下ろす
  絶好のロケーションにありました。
  白亜の建物で、確かにホテルのよう。

   とは言え、町を歩けば、
  ほとんどと言っていい程、郷愁を誘う建物ばかり。
  軒先が触れ合うような細い路地も。

   目を転じれば、島の緑と碧い海。
  小舟が、たゆたいながら遠ざかる・・。
  ここでは、ゆったりした時間が流れています。