「現実には飽きる事がありますけれど・・・・・ 夢には飽きる事は決してありませんわ」 プライス夫人は言った。 【「アンの想い出の日々」(下)】 |
今朝は幾分、涼しい朝を迎えました。
今日も湿気はなく、カラッとしています。
そう言えば甲子園球場でも
「今日は、風が通り抜けていて、
昨日までの暑さとは、ちょっと違う気がします」
~ なんて言っていましたっけ。
もう一つ、蝉の鳴き声にも変化が。
「ジージージー」 と、忙(せわ)しなく鳴く、
クマゼミから趣きのある、ツクツクボウシへ。
こんな時、まだまだ暑いけれど、
小さな秋を感じる瞬間です。四季があるっていいですね。
さて、こちらも
ちょっと久し振りの
真紅の薔薇。
そう、リラ版
「公爵夫人の薔薇」。
アン が言うように
夢も飽きる事が
ありませんが、もう一つ
薔薇にも決して。
おまけに、どんな
色だってどんな形だって
薔薇なら許せます。
もう無条件に。
それにしても、
この炎天下だと
言いますのに、
ちっとも動じない、
凛とした佇まいは、
さすが、薔薇!
姿、形は楚々として
いますのに、明らかに
周囲を圧倒しています。
ところで、私が薔薇から連想するのは、
貴婦人、淑女、ミス・マープル。
その 「ミス・マープル」、今、NHKで放映中ですね。
先日のシーンで、こんな会話がありました。
「私、汗だくになっちゃったわ」
「駄目よ、淑女が汗だくなんて言葉を使っては」
「汗ばむでしょう」
そっと窘(たしな)める場面がありました。
紳士、淑女の国、英国らしいですね。
この 「ミス・マープル」、時代背景は 『アンの世界』 と重なります。
1900年頃。格調高い英国社会が垣間見えます。
そしてこの時代のクラシックファッションにも
興味津々(しんしん)。今、静かに流行っているようですね・・?