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【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

飴色の煌めき

2010-10-19 15:11:11 | 趣味の器(壺)~その他


   





   朝早い時間こそ真珠色の空でしたが、今日も概ね晴れの天気です。
  気温も下がり、ぐんと秋らしくなりました。そう言えば・・。

   雨が降ったら終わり・・と思っていた我家の金木犀の花、
  雨が降らないまま、いつの間にか終わり。

   と言っても街では、まだまだその香りを嗅いだものです。
  しかしながら一時の “空気中の魔法” 状態は、
  どうやら終焉を迎えつつあるようです。

   そんな中、朝一番に見つけたもの。
  全く植えた覚えのない花が又々、ひょっこり出現。(冒頭の写真)

   「ヒマラヤ雪の下」 の大きな葉っぱの中からですから、
  見ようによっては睡蓮のように見えないでもありません。

   ~なんて。
  空気中の魔法はなくなりましたが、土の魔法? は相変わらず健在のようです。
  









   




   さて、こちらの写真。
  英語で 「Japan」 と書けば 「日本」 の事ですが、
  「japan」 と書けば「漆器」 の事だとか。

   秋らしい紅葉した葉っぱの絵付け。季節柄、取り出しました。
  漆器に魅せられて日が浅い私ですが、
  使い込むに従ってその良さを日々実感しています。

   以前にも記したかも知れませんが、この漆器には、
  見た目の美しさも然る事ながら、他にも様々な効力がありますね。

   まず抗菌性が高い事。(調理品が長持ちする)
  吸湿性と同時に熱を伝えにくい、耐久性が高い等など・・。

   そして、この皿1枚作るにもどれだけの手間がかかっている事か・・。
  その結果がこの光沢。それに日本独自の伝統美も。

   こんな器で食事を頂けるなんて日本人冥利に尽きますね。
  さあ、どんな料理を載せましょうか・・。   

薬茶(ドクダミ)の嗜み

2010-07-12 16:22:16 | 趣味の器(壺)~その他


   昨日は一時、やむ事はあったものの、ほぼ 1日中雨。
  今朝も、その雨は続いていましたが、午前10時頃には上がったようです。

   雨が降っても次の日には上がる・・今年の梅雨のパターンは、今日も健在です。
  そのお陰で、雨上がりの後のピカピカした空気や植物の美しさというものを今日も十分、堪能。
   
   午後3時頃、パラッと来た空。その後、太陽も。
  しかしながら益々、蒸し・・。この蒸し暑さは適いませんね。

   そんな中・・今、一遍の風が吹き、同時にふっと新鮮な香り・・。
  昨日の雨で、軒下から室内に移動した、ドクダミの束です。

   実は、一昨日の夕方、又々、残りのドクダミを収穫。
  前回分と併せると、その数しめて42束。

   庭のドクダミは、背丈の低いものを除いて後、1回程度採れば終わりでしょう。
  これまで収穫したそれと併せて今年一杯位は、持ってくれるでしょうか・・。



   さて、今日の写真。収穫した、そのドクダミ茶です。
  ドクダミ茶は、夏は麦茶代わりに冷やして、それこそゴクゴク頂きますが、
  出来たての熱いお茶は、煎茶のようにも。

   こんな素朴なお茶には、お茶請けは、お菓子より野沢菜の方が合いますね。
  大好きな萩焼の湯呑に、お揃いの花瓶を用意しました。
  
   お馴染みの肌色ですが、今日の物はちょっぴり薄紫がかかっています。
  こちらの湯呑は、ごく新しいものですが、
  萩焼の持つ、「七化け」 という色変りの特性も魅力的ですものね。

   「1楽、2萩、3唐津」 と言われている 「萩焼」。
  楽焼の柔らかさには及び難いけれど、
  華やかな唐津の器よりは茶陶に優れていると言われています。
  
   話はガラッと変わります。
  こちらは、昨日の選挙帰りに、
  近所のイカリスーパーで求めた物。
  
   キャラバン珈琲に、
  果物の絵柄が楽しい、ドイツ、
  ワインリッヒのチョコレートです。

   フランスやスイスの物に比べ、
  リーズナブルなお値段。
  (因みに1895年創業)

   珈琲は最近、スタバの珈琲ばかり
  ですのでこちらを求めてみましたが、
  同じ様な物かも知れませんね。

   ところで、何気に星野富弘詩集を眺めていましたら・・。
  折しも 「ドクダミ」 の詩を見つけました。以下に記します。

   



                    どくだみ
           
     おまえを大切に 摘んでゆく人がいた
     臭いといわれ きらわれ者のおまえだったけれど
     道の隅で
     歩く人の足許を見上げ ひっそりと生きていた
     いつかお前を必要とする人が 
     現れるのを待っていたかのように
           
     おまえの花 白い十字架に似ていた

                        ~星野富弘著 四季抄 「風の旅」より 

「日本」 という名の贈り物

2010-06-01 16:57:57 | 趣味の器(壺)~その他


   起床時の気温が、やっと20度を越えるようになって来ました。
  それでも、まだまだこの季節にしては低めでしょうか・・。(21度)

   今日も変わらず爽やかな天気になりました。
  今年も・・いつの間にか6月ですね。もうすぐ1年の半分。
  あまりにもの、時の過ぎ行く早さに、とまどっている私がいます。

   日本では 6月と言いますと、(もう少しすると)梅雨に入りますが、
  『アンの世界』 は、1年中で1番美しい季節に入ります。その一駒を・・。

   “・・・あたしは 頭のてっぺんから爪先に至るまで
  春を感じております。サマーサイドも春を感じています。
  この上なく醜い通りでさえ、古い板塀越しに腕を差し伸べている
  花の枝や、歩道を縁取る草の中にリボンのように続く
  蒲公英たんぽぽのお陰で見違えるようです。
   あたしの棚の上の陶製の貴婦人人形でさえ春を感じており、
  いつの夜かにあたしが素早く目を覚ましさえすれば、
  この貴婦人が金色のかかとの、
  ピンクの靴で一人舞踏をしている処が見られる筈です。・・・”
 
                                   【「アンの幸福」 最初の1年 12.】



   今日も前置きが長くなって
  しまいましたね。さて、今日の写真。

   先日の 【硝子の器】 と同様、
  叔母から貰った物、第2弾です。
  ご覧の通り漆器。お椀とお皿です。

   お碗は 「山中塗り」。
  天然木の漆(うるし)塗り。

   厚みがあって、
  手に持った時の確かな存在感。
  同時に温もりも・・。色も飴色で気に入っています。
  
   一方、鳳凰の絵のお皿。こちらも多分? 山中塗りだと思います。
  六角形の中皿。実は、この位の大きさの物、欲しかったのです。

   ところで唐突ですが、ここでクイズ。
  「ババロア」、「ウスターソース」、「デニッシュ」 の共通点とは何でしょう・・?

   いかがですか? では、もう一つ 「奈良漬け」 を付け加えてみましょう。
  もう、お分かりですね。“発祥の地名が由来の名前”です。

   因みに 「ババロア」 は、その原型がドイツ南部のババリア地方の温かい飲み物だったとか。
  そして 「ウスターソース」 は英国のウスター市、「デニッシュ」 は、勿論デンマーク。

   では、その物ズバリ 「ジャパン」 と呼ばれるものは・・?
  和食を美しく彩る、「漆器」 なのだそうです。
  私としては、「日本」 と呼んで欲しい気がしますが・・。    

蒼い午後Ⅱ

2010-05-01 16:46:56 | 趣味の器(壺)~その他


   快晴の空が続きます。
  しかも今日の目覚めは、
  「ホー、ホケキョッ」 の鶯の声。

   お陰様で、こんな朝の目覚めが
  悪かろう筈はありません。

   しかしながら昨日同様、
  今朝も低い気温が続いています。

   起床時の気温は15度ですから、
  まだ春浅い頃の気温。

   そして・・ハッと気付けば・・
  今日から5月なのですね。

   “・・・ 略 ・・・寒い、
  不機嫌な、不愉快な 4月 であった。
  気候から言えば4月と言うより3月であった。・・・略・・・”

                                       【「丘の家のジェーン」 8.】

   本当に寒かった今年の春、4月。
  未だに今朝なども、まさに3月の気候そのものです。
  
   そのわりには、庭の花達・・順調に育ってくれています。
  ただ一つ、「チェリーセージ」 を除いては・・。
  しかも、つい最近まですっかり失念していたという体(てい)たらく。

   このチェリーセージこそ、毎年真っ先に咲き、
  1番遅くまで咲いてくれる、本当に貴重な花ですのに。
  確か昨年も12月まで咲いていた筈です。

   一つには今年は、「匂い菫」 にすっかり心を奪われていた事。
  でも、やっと赤い花芽を付けてくれ、ほっと胸を撫で下ろしています。



   今日も前置きが長くなりました。
  朝は随分、寒かったものですが、
  日中は、それ程でもありません。

   それでも家の中は結構、
  ヒンヤリ感が漂っています。
  
   どちらかと言えば、戸外の方が
  暖かいのではないでしょうか。

   となれば・・
  今日も、私だけの東屋に直行です。

   一つには、漆塗りのお皿が出て来た事。
  それに、先日の青いお茶、「マロウティー」(あまり良く見えませんでしたので)の
  やり直し。硝子のカップも浅いものに変え、折角ですからお茶の色を見えやすくしました。

   「夜明けのティー」 とも呼ばれるマロウティー。
  先日は、もっと青色が強かったのですが、それこそ夜明け前の空、紫紺色ですね。
  
   今日は、夜明けの空が明るんだブルー・・といった所でしょうか・・。
  これにレモン汁を加えると、茜色の夜明け空になるのですが、
  又々、レモンを忘れてしまいました。

   そうそう、漆塗りのお皿。生憎、どちらの塗り物か分かりません。
  写真からも分かりますように、花、風、雪、星、月と描かれた、季節感溢れる5枚のお皿。
  直径15Cm。使いやすい大きさです。今日の大福は “花” のお皿に。    

桜の樹の下で

2010-04-02 17:05:57 | 趣味の器(壺)~その他


     起床時こそ雨でしたが、その後、お天気は急速に回復しています。
    今日も暖かい朝となりました。
    しかしながら時間の経過と共に、少々ヒンヤリ感も。

   そう言えば・・昨日の天気予報で、
  「“花の嵐” から “花冷え” に移行・・」 なんて言っていましたっけ・・。
  
   それにしても今年の天候、目まぐるしく変わって目が回りそうです。
  昨夜の 「花の嵐」、今咲いている桜がどんな風になったか気になる所ですね。
  
   さて、今日は桜の季節に因んで、桜の絵柄のティーカップでティータイムと致しましょう。
  尤も、このカップの登場は、2度目ですけれど。
  
   別に桜の季節だからと言って桜のカップで珈琲を頂く理由なんて、
  更々ありませんが、その昔、そんな仕様もない事に変にこだわって、
  真剣に探した事を思い出します。

   尤も、いざ探す段になりますと、桜の柄なんて、
  なかなかお目にかかれません。
  
   今となっては本当に桜かどうかさえ怪しいものですが、
  何とかそれらしき物? を探し当て、ほっとした事も懐かしい思い出です。
    


   そして、そして・・。
  ジャ、ジャ~~ン!!
  
   満を持して登場のこちらの写真は、
  いつも素敵な写真をお撮りになる
  【KEN さん】 の作品、
  「ほのぼの」 です。

   それこそ、レースのたっぷり付いた、
  白いワンピースを着た少女が、
  桜の樹の下で静かに本を読んでいる・・
  そんなイメージにぴったりですね。

   ちょっと気だるい美しい春のひと時を
  そんな風に過ごしてみたいものです。

   実際に、この桜の樹の下で頂く
  珈琲でしたら、どんなに素敵でしょう。
  でも、気分は桜の樹の下にいます。

   今回、ピンクの写真立てにも入れてみましたが、いかがでしょう。
  私としましては、ブルーがお気に入りですが、
  写真立てによって雰囲気、ガラッと変わりますね。

飴色の詩

2010-03-04 16:30:16 | 趣味の器(壺)~その他


     起床時こそ雨は降っていませんでしたが、
    今日は、降ったりやんだりの生憎の天気になっています。  
         
     ただ、気温はそれほど低くはありません。
    朝、早いうちこそ暖房入れていましたが、今は消していますから。

     とは言え、先程から少し風が出て来ました。
    天気予報では “春の嵐” なんて言っていましたが、
    それほどでもありません。尤も地域によって差があるのかも知れませんね。

   そうそう昨夜のお月様は、“朧月” でした。
  単に曇り空・・というだけの事だったのでしょうが、
  “春の風情があるわね・・” ~ なんて、神妙に眺めたものです。
  神々しいまでに白く冴え渡る冬の月とは、明らかに違ったものでしたから。



   さて、こちらの写真。本当に久し振り漆器の登場です。
  つい先日、探し物をしていましたら出て来ました。ラッキー!
  でも何だか最近、こんな事ばかりですね。

   しかしながら、どちらで求めた物やら、はたまた頂き物なのか・・すっかり忘れています。
  その 「忘却の彼方」 に忘れ去られていたこの漆器。
  
   箱には 「溜色小皿~たち吉」、箱の中にも 「たち吉」 の栞。
  従って、合成物ではないと思うのですが・・。
  量感、質感共にあり、周りの色をも写し込んで、キラキラ輝いています。

   ところで、この ため色」
  いかにも日本的な 「溜色」 という色ですが、どんな色かご存知ですか?
  「溜」 と言いますと・・私は、つい 「溜池」 や、「はき溜め」 を連想してしまいますけれど。
  
   でも、それは私の浅はかさで、「溜塗り」 という漆(うるし)塗りの技法もありますものね。
  実は、小豆(あずき)色の事です。ここでも日本語の奥深さを思います。
  
   ただ、「溜(ため)色」 の漢字も語感も、私にはもう一つですので、
  今日のタイトルは 「飴(あめ)色」 とさせて頂きました。

   そうそう、こじつけかも知れませんが、前述の 「忘却の彼方」。
  こんなフレーズを思い出してしまいました。
  関係ありませんが、「魔法の言葉」 っていいですね。

   “『遥か彼方』 という言葉は、
  今なおナンにとって 魔法の言葉 であった・・・・・
  風吹く丘を越えて微かに聞こえて来る音楽のように。”

                                       【「炉辺荘のアン」 第37章】

ゆるり和の時間

2010-03-02 17:20:17 | 趣味の器(壺)~その他


     昨夜から降り出した雨は朝には上がりました。
    今日も、“夜だけ雨”。

     太陽は雲間から顔を覗かせているものの、出たり入ったり。
    なかなかすっきり・・という訳には行きません。

     先程から少しだけ開けている窓から入った風が、
    ガタゴト、建具を揺らしています。こんな風は北風。
    
   エミリー に言わせれば、北風は “ガミガミおばさん” でしたね。
  その 『アンの世界』 に、今日とほとんど同じ情景の描写に出会いました。

   “「起きよ、なんじ北風よ南へ下れ。
  私の庭に吹き渡り、かぐわしい匂いをまき散らせ」・・・略・・・
   
   春はもうその角まで来ており、私は喜び以外の全てを忘れ去った。
  今朝明け方は雨降りで灰色だったが、
  午後になって山に太陽が照った。・・・”
             
                                       【「エミリーはのぼる」 第19章】

   さて、暖房を入れるまでも
  ありませんが、時間の経過と共に
  ちょっとヒンヤリして来ました。

   喉も乾いて来た事ですし、
  この辺でお茶にしましょうか・・。

   いつもの珈琲ではなく、
  偶(たま)には緑茶もいいですね。
  それも、とびきりのお茶を・・。
  
   となれば、やはり “和” がいいですね。
  らんぷは、シェードを和紙のものにしましょう。
  
   そうそう、蝋燭も。オレンジの灯りは、やはり落ち着きます。
  テーブル周りには、忘れないでお雛様(素焼)を飾りましょう。
  
   庭からは、桃の花ではありませんが、
  「匂いすみれ」 の花を摘んで来ました。
  “う~ん、いい香り・・” 幸せの香り・・~なんて。
  
   あらっ!?  「奥様は魔女」 の、サマンサのように鼻をピコピコ・・なんて、
  しませんでしたのに魔法がかかってしまいましたわ。湯呑は 「九谷焼」 です。   

セピア色の時間(とき)の中で・・

2010-02-12 16:43:16 | 趣味の器(壺)~その他


   こちらは、
  今日も真珠色の空になりました。
  
   そう言えば・・ここ何日か、
  真珠色の空なれど、起床時には
  なぜか雨、降ってはおりません。
  
   しかしながら、
  “気が付けば雨・・”状態の昨今。
  
   今日も雨は降っていません。
  午後になりますと・・
  雲の切れ目からやっと青空も・・。

   そんな空に、早くもお隣の枝垂(しだ)れ梅が、花を付けているのを見つけました。
  仄かな芳香も伴って・・。実はこの梅、春の訪れを真っ先に教えてくれる使者なのです。
  写真は、青空になるまでお預け。真珠色の空には白色の梅は映えませんもの。



     さて連日飽きもせず、蝋燭やランプの灯り。
    このブログを読んで下さっている方々は、
    もうお気付きですね。先日の壺の上です。

     寸胴型のそれは、ほぼワインテーブルの大きさ。
    ちょっとしたテーブル代わりには十分です。
    
     それに、コロコロと転がせばどこだって移動可能ですから、
    所謂(いわゆる)、“どこでもカフェ&気儘カフェ” という訳ですね。
    
     そうそう後ろの手動ミシン。
    実際には使っていませんので、単なる飾りです。
    
     それならば・・と、蝋燭を載せる事にしました。
    段差が少しついただけですが、蝋燭の持つ表情も微妙に変わります。
   
   揺れるオレンジの光と影は、優しくて柔らかで、いつもながら心に沁みます。
  この仄かな光の中に身を置いていますと、心も身体もすっかり弛緩した状態に・・。
  勿論、良い意味でですが・・。
  
   蝋燭は溶け出してからの姿の方が、新品以上に絵になりますね。
  点けたり消したりしているものですから、形も歪(いびつ)なものもありますが、
  これも愛嬌というものでしょう。

   性懲りもなく今日も、その “壺テーブル” で引っ張っている私です。
  となれば・・ティータイムは、やはりここで。部屋の片隅の小さな私だけの空間。
  これが意外に心地良くて。

   それにしても、存在感たっぷりの茶色の大きな壺。
  それは、ともすれば邪魔な存在になりがちですね。でも、どうしてどうして・・。
  
   結構、懐が深くて和洋どちらでも自由自在。
  クロスを変えれば、容易に気分転換出来るというものです。
  今日は今一度、額や蝋燭立ても変えてみました。

   午後も遅くなりますと、ちょっぴり冷えて来ました。
  いつもの珈琲ではなく、甘酒にしましょうか・・。
  
   ほんの少しですが、アルコールも入っています。(「大関蔵元造り」)
  器は 「備前焼」 です。(本来はビール用)

   生姜も入っていて、身体がぽかぽか温まります。
  今の季節に、ぴったりの飲み物ですね。 

和と寄り添う暮らしⅡ

2010-02-08 15:52:52 | 趣味の器(壺)~その他


     早くも、お天気下り坂。一面、真珠色の空となりました。
    気温が低くても、昨日のように太陽が出ていますと、
    “光の春” を大いに実感するのですが、今日のような天候ですと、
    途端に “灰色の冬” に逆戻り。その落差を痛感しています。

     でも、厳しい冬であればある程、春の喜びも大きいですから、
    ある意味、歓迎? でもあるのですが・・。

     それにこんな日には、ランプや蝋燭という、
    私には強い味方がありますから。~なんて。

     という訳で今日も蝋燭を。
    となれば、いつもの場所ではなく、ちょっぴり気分転換をしたくなりました。  
 
   これが、気候でも良ければ庭で・・となりますが、今は無理。
  となれば、もう一つの心強い味方が・・。そう、大きな壺の上です。

   “壺の上テーブル” は、
  【先日】 のように上の方が細くなって
  いますと、安定が悪くて、
  あまり物も置けません。

   そんな事もあって、
  この寸胴型の壺を取り出しました。

   実は、この中には文庫本が納まって
  います。なので安定感たっぷり。

   こうなりますと・・相当重くなります。
  気軽に持ち運べませんね。

   でも大丈夫。
  こんな風に、
  コロ付きの台車に乗っていますから。
  どこでも移動可能という訳です。
  
   壺の上に円形のトレーを載せ、
  手持ちのキルトを掛ければ・・。
  
   私だけの “カフェコーナー”の
  出来上がりという訳です。

   そうそう、こちらの赤い蝋燭。
  災害用の物ですので、
  僅か7㎝しかありませんのに、燃焼時間は12時間もあります。

   それに、かなり明るい・・。文字だって十分、書けます。
  もし エミリー でしたなら、飛び上がって喜ぶでしょう。きっと。

   エミリー は蝋燭を見た ―― 蝋燭の方も燃え切る所であった。
  今夜もう1本使うという訳にはいかない ――・・・ 略 ・・・
   たった1本の揺らぐ蝋燭の光を頼りに書き出した。
  火は暗い部屋に青白いオアシスを描いた。・・・”

                                       【「エミリーはのぼる」 第1章】 

和と寄り添う暮らし

2010-02-05 16:06:56 | 趣味の器(壺)~その他
   すみれ色の空から今朝も快晴。
  それにしても今朝の寒かった事!

   昨日の朝よりも2度下がり、
  居間の気温は丁度、10度。

   こんな今日、北国では軒並み
  氷点下との事。
  せいぜい0度位なら分かります。
  
   ましてや氷点下を越える寒さ
  などは、一体、どんな寒さなの
  でしょう。想像も出来ません。
   
   “・・・アンは結局、
  想像力にも限界がある
  事を知った。”

  【「アンの幸福」 第3年目 10.】

   私も、アンのように想像力にも
  限界がある事を知りました。
  
   さて、『アンの世界』
  ように、大きな薔薇の壁紙、
  丸いテーブル、写真立て、
  長い庇(ひさし)のあるポーチとベンチ等など・・。
  その “洋” の暮らしは、憧れです。

   一方、和の持つ “凛とした美”
  とでも申しましょうか・・。
  最近、とみに惹かれてもいます。

   その中で壺。
  因みに、この壺にはお酒が
  入っていました。(こちらは 【前回】
  
   そして壺の持つ不思議な魅力にも。
  大きな壺一つ、でんと座っていれば、
  それだけで意外にも決まります。
  
   その上、これが便利。
   (今日はススキのドライフラワーを
  挿していますが)
  蓋をしたり、逆さまにしたりして、
  クロスを掛ければ、
  小型のテーブルに変身です。

   と言っても一人だけの小さな
  テーブルですが・・。

   そしてそれは、
  どこでも移動可能と来ています。

   それにどうしても邪魔になれば、外に出せばいいだけの事ですから。
  それこそ、傘立てにしてもいいし、花台にしてもいいですね。