



部屋の床は静かな銀色の 冷たい月の光を浴びていた。 アンは開いている窓の所へ行き、外を眺めた。 (中略) ロンバルディの葉は月光を受けて 銀のように光っている。 周りの家は今夜はひそひそ 囁いているようだった。 【「炉辺荘のアン」 第43章】 |

昨夜は澄み渡った空に本当に美しい月でしたね。
白く冴え冴えと光り輝いて。
灯りを消して暗くした室内に、一条の銀色の月の光。
それは幻想的な光景でもありました。

さて、そんな美しいお月様を連想する 「白い貴婦人」 こと、
アイボリーの薔薇が満を持して咲き始めました。凛として気高く。
深紅の薔薇もいいけれど、この薔薇も大好き。
おまけにこの色は、光線の加減によって、
いかようにも変わりますものね。
月光を帯びたこの薔薇は、さぞかし美しい事でしょう。
今宵は、月夜の薔薇も忘れずに見る事に致しましょう。
そうそう、アンは月が大好き。
でも私は、どちらかと言えば、太陽でしょうか・・。
尤も、月光の方が文字からしてロマンティックですけれど。
後、なぜか淋しそうな気がして。でも雰囲気は最高。絵になります。
そう言えば月光は 「微笑」 が似合いますね。
太陽は満面の 「笑顔」。太陽の下で思い切り笑って暮らしたいです。