平安時代の昔より貴族や武士に愛された風光明媚の地「八瀬」。
その八瀬の高野川の畔にひっそりと佇む「瑠璃光院」は
貴族や武士たちの保養地でした。
壬申の乱で背中に矢傷を負われた大海人皇子(天武天皇)が「八瀬の釜風呂」で傷を癒されてより、平安貴族や武士たちに「やすらぎ」の郷として愛されてきた八瀬の地。
大原の三千院へは行ったけど、瑠璃光院は初めてという親友を誘っての旅は
18年のブランクも感じることもなく、お互いに芯から癒される旅になりました。
京都の紅葉の時期は、春よりも観光客が多いので混雑のピークを避けていつも12月に
訪れる事が多いです。
自然を借景とした庭の美しさと、数寄屋造りの建築が素晴らしくて、
お抹茶とお菓子をいただきながら、そのまま、しばし眺めていました。
桜の季節に、また訪れたいと思うほど心に残る瑠璃光院でした。
京都・・・・若い頃にとても憧れていました。
学生時代を共に過ごした彼女も又、京都への憧れが強く、
東京でのOL生活10年で区切りをつけ、京都へ越して行きました。
数年後、子供を連れて遊びに行ったこともありましたが、彼女の身辺でいろんな事があって
暫く音信不通でしたが、今、親友と再会できたことで京都が近くなったように思います。
年内はもう会えないからと、京都駅の新幹線ホームで見送ってくれた彼女の優しさに
若き日のふたりが思い出されて胸に込み上げるものがありました。
今年も残すところあと僅か、過ぎゆく2012年、私にとっては幸せな年だったと思います。