
劇場アニメ『ゴルゴ13』(1983年公開)レストア。レーザーディスクで持っていたものをDVDに落としました。出崎統監督作品ですね。原作のいくつかのエピソードを組み合わせて長編にする(脚本・長坂秀佳)という内容で、意外と知られてない作品かと思いますが、隠れた傑作だと思います。


この映画で有名なのは「世界初!コンピュータ・グラフィック・アニメーション!!」ってな宣伝文句ですかね。今、Wikipediaで確認すると「世界で初めて劇中にコンピュータグラフィックスを使ったアニメ作品」という、正確且つ、とても大人しい言い回しになっていますけど(汗)当時はあたかも全編CG!のように錯覚させるコピーだったと記憶しています。「それは!凄い!?」と観てみると……いや?普通のアニメだね?(´・ω・`)ん?でも、面白いからいっか。みたいな感想でした。一体、どういう経緯と企画で、CGアニメをする事になって、その題材に『ゴルゴ13』が選ばれて、監督が出崎さんになったんでしょうか?w
実際にCGが使われたのは、オープニングアニメーション(画像左)と、クライマックスの戦闘ヘリ部隊襲撃のシーン(画像右)くらい(他にも細かく、使っているのかな?)オープニングは「うわぁ、すごい!」って感じで、今でも好きな映画オープニングなんですけど、戦闘ヘリのシーンは、ん~……ちょっと違和感があるなあと。こう言っては何ですが、オープニングで力尽きている感じです。ポリゴンとかない時代ですしね。

この『物語』、ビックスネークってゴルゴを始末するためにペンタゴンが雇った(?)殺し屋がいるんですが、めちゃめちゃインパクトある人で『悪役』としてすごい好きなんですよね。僕の頭の中ではこの物語、ゴルゴ13とビッグスネークの大決戦映画みたいなイメージになっちゃってます。
めちゃくちゃ強くてタフな野郎なんですけど、身体はぐにゃぐにゃしていて、ヨダレだらだら流して、すんげえキモいの!!(`・ω・´)後から、ゴールド&シルバーっていう、スネーク以上の殺し屋っぽい二人組も参戦するんですけど、実際にゴルゴを苦戦たらしめたのはスネークの方じゃないかなあ?まあ、ともかく、夜、夢に出てきそうな忘れられない御人なんです。
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