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今週の一番「ブラッディマンディ Season2」さよならビースト、こんにちはマヤ先生

2010年03月16日 | マンガ
今週の一番「ブラッディマンディ Season2」さよならビースト、こんにちはマヤ先生

【2月第4週:HUNTER×HUNTER No.297◆最後】
http://www.tsphinx.net/manken/wek1/wek10451.html#628

【漫研】
http://www.tsphinx.net/manken/



「漫研」では「ブラッディマンディ Season2」の“楽しみ方”がちょっと変かもしれません。(´・ω・`) 「ブラッディマンディ」は米人気ドラマ「24」を模して作られたであろうスパイ・サスペンス。主人公・ファルコンの父、高木竜之介がコードネーム“ビースト”としてテロ組織“魔弾の射手”に潜入しているわけですが、まあ、これが……なんというか出オチというか。これ、絶対バレてるだろう?ってシチュエーションなんですよね(汗)物語作法的に。
それで、その何時バレるのか?何時バレてもおかしくない状況の……なんでしょう?間抜けさ?(´・ω・`)僕や、ルイさんなんかは“コント”とか“志村”とかいろいろ言いたい放題。GiGiさんに至っては“ビースト現象”などと、謎の単語を生み出す始末(?)……え~っと多分、「ブラッディマンディ」みたいに非常に緊張感を煽る展開の作品とか、非常にハッタリを利かせる事を命題としている作品で、時々起こる事なんですが、こう、緊張感の演出の波長に微妙なズレみたいのが出てしまって緊張感じゃなくって、可笑しみ、を感じるようになってしまう事がままあるんですよね。
福本伸行先生のマンガなんかも一度目は緊張感のあるシナリオとして読まれても、二度目はギャグな感じに読んだりしますよね?それで福本先生の“芸風”が分ってくると、もう一発目から“笑い”で読み始める事にもなってくる。この話も全く一緒ではないですが、それに近い感じです。

ちょっと下に時系列に会わせてチャットでしていた「ブラマン」の話題を抜き出してみました。ほぼ、毎週話題にしているくらい、参加者の皆に“喜ばれて”読まれているんですが、その「楽しみ方」は必ずしも「ブラマン」本来の演出意図の方向とは違うものなんじゃないかと思います。もっとも今のマガジン編集部がそこについて全く無自覚である事は有り得ないとも思っていますけどね。
■2010年01月16日(ビースト、またまたピンチに!)
ルイ >> そろそろ「ビーストだけ抜き出してみた」お願いします>ブラマン
LD >> 「ブラッディマンディ」大ピンチだすな。(`・ω・´)
カルマ >> ここで撃たないのがブラマンだろうけど、撃たなきゃまずいだろ…>ブラマン
ルイ >> もう徹底した小者汗だすんだもんーw笑ってまうやないか・・・w
kichi >> 「ブラマン」は……あれ1発目で当たりだったら残りの踏み絵はどうしたんだろう?ってのが気になったのですがw
ルイ >> ここで撃ったらヒキの意味ないじゃない。
ルイ >> バロバロバロッシュw>一発目アタリだったら ブラマンって前からこんなトボケを愉しむ漫画だったっけw
GiGi >> どう言い訳するのか、あるいは天の助けが入るのかをニヤニヤして見守る流れですね(笑)
GiGi >> こういうのも一種の力石現象というべきか、描写を間違えたら間違えたなりにそのまま展開に生かしてしまえるのはブラマンの長所だとおも(笑)
カルマ >> 空砲オチはないか。無いな。>ブラマン
ルイ >> ペイント弾オチとか結構あるよ。「ハハ、すまんビースト。ちょっとした冗談だよ。こいつには利用価値がある」ビースト「悪い冗談だな(汗)」
kichi >> ああ、ありそうですねw>ペイント弾オチ
カルマ >> ペイント弾でも至近で撃つと痛そうなんだけど(笑)
LD >> ビースト「悪い冗談だな(汗)」 ……はらいてwやめてくでwwww

■2010年01月23日(ビースト試される)
ルイ >> 今週のビーストコントコーナーも良かったです。
LD >> 「ブラッディマンディ」は、コント、コント、ゆうてるからすっかり画面を観るだけでも、っぷ!と吹き出す状態になっています。もう「ブラッディマンディ」のタイトルだけで“温まって”います。
kichi >> 「エデン」も「ブラマン」も笑ってしまうのが笑えないというか……(´・ω・`)
LD >> いや、「ブラマン」の笑いはありだと思うな、正直w

■2010年01月30日(白雪姫が危ない)
ルイ >> 「ブラディマンディ」あまり勢力増やしすぎるのも混乱するだけだと思うんですが、まあ。あとビースト汗拭けよ。
カルマ >> 「ブラマン」顔バレまでして戦えるんですかい。データ送信される前に破壊すれば良いけど、この状況でそんなの無理だし…
ルイ >> 顔バレしたら相変わらず妹を誘拐されるわけですね。
GiGi >> ビーストはいつも汗かいてるから単なる汗かきと思われている説

■2010年02月20日(ビーストばれる)
LD >> 「ブラッディマンンディ」は、すごく淡々とビースト劇場が終焉しました。(´・ω・`)
ルイ >> 「ブラディマンディ」は悲しいすなあ・・・コント・ビーストが閉演とは…
ルイ >> もうブラマンの何を楽しみに読めばいいかわからないorzそれくらい悲しいorzこんな気持ち、千代の富士やシューマッハが引退した時以来だ。
カルマ >> 「ブラマン」にはまだマヤ先生がいるじゃないか!
ルイ >> ビーストの汗に含有されるフェロモンには及ばないよ…今週も笑い死ぬかと思った。
ルイ >> 「ど…どうしたアーサー」っていい加減バレてる可能性考えて、銃向けてろよw
LD >> アフロの決死の演技に胸打たれたから自分の死ぬまで演技するつもりだったんだお。それがビーストの生き様だお。…でも、速攻で動かぬ証拠を出されてあきらめたんだお。
ルイ >> まあ、作劇としては確かに「third-iにスパイ」の可能性があるんでしょう。でも読者としては、「面会重ねてww信用厚くする前にwww汗が出てこないようにww面の皮ww厚くwwしとけよwww」としか言いようがないのがホント面白かった。

ここらへん、難しいのですけどね。人によってはお行儀の悪い楽しみ方として忌避する人もいるんじゃないかと思います。しかし、まあ、僕自身…と「漫研」では、そこらへんあまり枠を作らないで、様々な楽しみ方をしてみようというスタンスですね。(スタンスというか、実際に笑ってしまうからしょうがないというかw)

昔、マンガ夜話の放送で「アストロ球団」なんかが取上げられた事があって、具体的なやり取りは記憶が曖昧になっていますが、この作品は現在では知る人は知ってる「熱血!笑い飛ばしマンガ」(?)の代表的作品として知られていて。当時の諸先生方もその文脈で文字通り“談笑”していたのだけど、ファンの一人が、子供時代にもの凄く“熱く”真面目にのめり込んだ記憶を持っていて、その作品が笑い飛ばされている事に当惑するコメントをファックスで送って来た事があったなと。その時に石川先生なんかが、説明難しそうに「貶しているワケじゃなくって、真面目に笑い飛ばしている」…というような意の事を説明していたような…ここらへん記憶が曖昧ですが…。ともかく、なかなか説明の難しい領域の話なんです。

かなり、オタク的な態度ではあるんですけどね。マンガ読みまくっていると、ある一定の波長の作品(大抵は濃い目の劇画のように思いますが)は、その本来の演出意図(?)とは別に笑いながら読まれるようになったりする。(※本来の演出意図というのも曲者な表現なんですけどね)「子連れ狼」なんかを、あれはギャグマンガだ、なんて評し方をする人もいますしね。いや、勿論、もの凄く「子連れ狼」愛に満ちた結論としてですよ?w(`・ω・´)

もの凄いカッコ良さって実は角度を変えるともの凄い間抜けな事だったりする。それのどちらの観方をするかってのはその人の感性だと思うんですが、ともかくそういう事は作品の実相として在ると思います。「ブラマン2」が今上げた作品のような、ぶっ飛んだ(極限の演出を目指すからこその)「笑い」に満ちているか?というと、それはまだまだ足らなそう?って話にはなってくるんですけどね。まあ、全く一緒の事例とは言えないでしょうね。しかし、僕も笑いながらも「どうなっちゃうんだよ!ビースト!!」とビーストの事、心配してはらはらしていますしねw…なかなか説明が難しい領域の話ではあるんですが、こういう「楽しさ」もあるって事で、ぼちぼち話して行きたいなとは思っています。まあ、とりあえず今はビースト一旦退場で、今度はマヤ先生の出番になっています。(`・ω・´)


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