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素敵な景色に遇えるかも・・・

クリスマスローズに癒されて・・・ちょっと違う?全く違う~?

2010-03-12 | 四季折々のひとりごと
【春咲きクリスマスローズ:病院の庭にて

母が通っている病院の駐車場脇のボーダーガーデンに
春咲きクリスマスローズがずらりと並んでいます。
母を待つ間、携帯で写真を撮っていました。

ここ何年かの、ガーデニングブームに乗って
バラに次ぐ人気があると言われています。

花言葉は、『懐かしい思い出』
そして、『私の心を慰めて・・・』

病気でこの病院を訪れる人たちの癒しになっていることでしょう。

                                         

クリスマスローズの学名は、Helleborusといい、ギリシャ語の helein「殺す」と
bore「食べ物」に由来しています。
古くは魔法の力があると考えられ、薬草として使われていた
そうですが、現在は毒性が強い為に利用されていません。
ローズと言う名前が付いていますが、バラ科の植物ではなく
あのトリカブトと同じキンポウゲ科に属しています。

もうひとつの花言葉、 『誹謗、スキャンダル』という全く違った意味を持つのは
この毒性から来ているのかも知れません。

日本にも、明治時代に薬草として入ってきました。
雪の降るような寒い頃に咲くニゲルを「初雪おこし」
それ以外の春咲きのものを「寒芍薬」と呼んでいたそうです。
寒さに強く、あまり日の当たらない場所でうつむき加減に咲くようすが
侘び寂びの心に通じるところがあるのでしょうか
茶人達に好まれ、茶花として密かな人気を集めていたそうです。

そういえば、長く茶道を嗜んでいる叔母も、以前から庭にこの花を植えていました。



【病院の庭で・・・花弁に見えるのはガクです。】

                                         


【初雪おこしと呼ばれていたニゲル】 
日本国内で一般的に[クリスマスローズ]と呼ばれ流通しているものは
「ヘレボラス・オリエンタリス」
  (英名:レンテンローズ)です。
 原産地のヨーロッパあたりで「クリスマスローズ」とは
「ヘレボラス・ニゲル」(h.niger)のことを指すのだそうです。

ニゲルはヨーロッパで花の少ないクリスマスの頃に
バラのような白い花を咲かせることから「クリスマスローズ」
と呼ばれるようになりました。

丁度クリスマスの頃に咲くこと、雪の中でも美しい純白の花を
咲かせるからでしょうか。
キリスト誕生にまつわる伝説が伝えられているそうです。。


ニゲルとは、ニガーともいい、「まっ黒」を意味しています。
こんなに真っ白の花が咲くのに、なぜ黒なのか・・・
なんでも、根の色が真っ黒だからだそうです。
黒と白全く違った面を持っている花なんですね。


                                         



ところで、日本国内で最も多く流通が多いと言われている「クリスマスローズ」
(オリエンタリス系ハイブリット)は、原産地のヨーロッパなど
で四月のレンテン節(キリスト教の行事)のころに花を咲
かせるので「レンテンローズ」と呼ばれているそうです。

クリスマス以外にキリスト教の行事に馴染みのない日本人にとって
レンテン節の名前を付けるより
「春咲きクリスマスローズ」の方がずっと親しみがもてるような気がします。

ちょっとくらい違っても、構いませんよね?


                                         



まるで違う?ちょっと違う?

昨日、お昼にお弁当を食べているとき・・・
ふと足元を見たら・・・・げっ!!

左右全く違った靴下を履いていました!!
右がグレー、左がベージュに花柄~♪

触った感じは、そっくり同じなんですけど。
言い訳させていただければ、朝寝過ごして慌てていたんです。

まあ、ちょっとぐらい違ってもいいでしょう?

え?ちょっとじゃない?
まあ、固いことをおっしゃらずに~

あ~それにしても、大丈夫か~ワ・タ・シ~~!


                                         


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