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「ミス・マープル」とお茶の時間~スコーンは如何?

2010-03-28 | 映画・演劇・ドラマ
【赤あせび】

去年の秋に、庭に植えた20cm足らずの「赤あせび」に花が咲きました。

別名「クリスマスチェアー」とタグに印刷してあるけれどどういう意味があるのでしょう。

花言葉は、「犠牲」「二人で旅をしよう」「清純な心」

艶々とした蕾が、まるで陶器で出来ているようです。

                                         

先週は毎晩、アガサ・クリスティー原作、ジェラルディン・マクイーワン主演の
「ミス・マープル」シリーズ第3弾を夢中になってみていました。

アガサ・クリスティーと言えば、ミステリーの女王と呼ばれ
世界中で最も愛されているミステリー作家です。

ミステリーの面白さは、謎解き・・・
映像で見るときのミステリーの面白さは、本で読むときととはまた違った面白さがあります。
事件解決のヒントを、映像で魅せてくれているにも拘らず
気がつかないでいたりすると、とても悔しいですね。

まるで、ジグソーパズルのようひとつずつ当てはめ
最後にやっと事件の全貌がわかるのです。

最後まで騙されてしまうのも、快感であったりするのです。


今回のシリーズは、日本初放送ということもあって、とても楽しみにしていたのです。

NHK 海外ドラマ「ミス・マープル」のサイトはこちら


【ヒアシンスの花のいい香りが漂っています】

イギリスのセント・メアリ・ミードに住むジェーン・マープルが鋭い推理で難事件を
次々と解決していくというお話ではありますが

もうひとつ忘れてはならないのが、イギリスの手入れの行き届いた庭や
アンティークのような家具調度品のある部屋、凝った花柄のファブリック
そして、優雅なアフタヌーンティに登場する食器やお菓子を
見る楽しみです。

洞察力があり聡明でかわいらしいおばあちゃん・・・
庭弄りや手芸が好きなおばあちゃん・・・
何かに気付いたときに見せる少女のような煌く瞳を持った・・・「ミス・マープル」

殺人事件に巻き込まれるのは真っ平ですが、こんなおばあちゃんに憧れます。

                                         



 『チョコチップスコーン!』
 
 



              

「ミス・マープル」を見ていたら。無性にスコーンが食べたくなったので
早速、作ってみました。

イギリスのティータイムといえば、やはりスコーン無しでは語れないでしょう。

 スコーンの歴史は古く、イギリスのスコットランド地方で生まれたパン菓子です。
昔は、粗挽きの大麦粉を使って型抜きをせずそのまま焼いたものでした。

次第に、スコーンはイギリス全域に広まり、その地域で人々に食べやすい
スタイルで浸透していったそうです。

18世紀後半になると、上流階級で流行した“アフタヌーンティー”には
欠かせない食べ物のひとつになりました。

19世紀半ばにベイキングパウダーやオーブンの普及によって
現在の形になってきたそうです。

スコーンの名前の由来は、スコットランド宮殿にあった
「The Stone of Scone(運命の石)」という石からつけられているようです。

スコーン城で歴代の国王の戴冠式(たいかんしき)で使われた椅子の土台に
あたる石に形が似てるとのこと(今はエディンバラ城に置いてあるようです)
これにあやかり、今では、スコーンの形は石を連想させる形に焼き上げられるのだそうです。
その神聖な形から、ナイフは使わず、縦に割らずに手で横半分に切って食べる
のがマナーだといわれています。

生地をさくっと仕上げるために、バターが溶けないうちに
パラパラした状態にするのがコツなのですが
今回は、フードプロセッサーを使って作ってみました。

面倒な生地作りも、あっという間に出来上がりました!!
後は、牛乳をさっくりと混ぜ、2cmの厚さに伸ばして
コップなどで型抜きをして焼くだけです。

サクサクで素朴な味のスコーンは、紅茶にぴったりですね~♪






                                         



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