「素数ってわかるかい？」

従妹のお兄ちゃんが出てきました。

教室から出て廊下で待っています。
お兄ちゃんは一つ上。
頭の良い人で、モテモテの男性でした。

廊下のソファーに座って
「ここに座れよ」と言いました。
ふるらんはお兄ちゃんの隣に座りました。
そして
「素数ってわかるかい？」と聞いてきました。
え？・・素数って・・
「確か割り切れない数。それ自身のほかに約数を持っていない数、たとえば・・２・３・５・・７・・１１・・・」と答えました。
「そうそう・・・割り切れない数だよ」
「うん。割り切れないんだよね・・」

二人で話していました。
向こうの職員室から女性の先生（数学の先生で、お兄ちゃんの担任です）が見ています。
私たち２人が親戚同士だと知らないようです。
「不謹慎」と言われました。
え？・・・
「先生、私たち従妹同士ですから」と言いました。
「それでも男女でしょ？不謹慎」
はぁ・・・・先生には‘割り切れない’ようです。
お兄ちゃんの同級生が私の所にきて怒っています。
取らないで、という状態。
だから・・・従妹だって。

トイレに連れて行かれて、また怒られました。
「あなた、○○クン（お兄ちゃんのこと）から離れて」と。
だから・・従妹だってぇ・・・お父さん同士が兄弟なんだってぇ・・・・

この人たちも‘割り切れない’

とうとうトイレに監禁されました。
困ったなぁ～～～と思ってトイレの落書きを読んでいました。
するとその中に文章が・・
「無限」。
ホンダのチームの名前が「無限」というのがあります。
それを書いたんだぁ・・と思いました。
あ、無限ねぇ～～～素数も無限にあるし、割り切れないことは無限にあるんだから、割り切るまで頑張らなくていいんだ・・と思いました。

誰かに助けてもらおうと思うのをやめました。
そしてドアを蹴飛ばし、外に出ました。
上級生を無視して職員室へ。
さっきの女の先生の所へ行き、机の上の紙に
「８」と書きました。
先生がびっくりしていると、
「先生、８は素数じゃないですよね？」とふるらんが言いました。
「ええ、もちろんよ」
「それじゃ何ですか？」と言うと先生が固まっていました。
ふるらんが
「２・４で割り切れますよね？」というと
「ええそうよ」と言いました。
そしてふるらんは
「じゃぁ、従妹同士なんですから二人で座っているぐらい、先生なら割り切れるでしょ？」と言い返しました。

先生と周りの先生は呆然・・・。

スタスタと職員室から出て、廊下に出ると他の生徒が拍手喝采でした

（実はこれに近いことを職員室で昔しています。分けの判らないことを言われると先生に直接言いに行くふるらんだったので。友達が先生にいじめられたりすると許せないふるらんでしたし、他の生徒におべっか使う先生が大嫌いでしたから言うか、テストで１００点取るかで答えを出していました。高校卒業の時、先生になれ、と薦められましたがやりたくない、とお断りしましたもん）

お兄ちゃんが
「素数がわかったかい？」と言ったので
「素数はわかったよ、そしてもう一つ」
「え？」
「割り算のできない人もわかったよ。電卓もこの世には必要なんだとね」と言いました。
きょとんとしている従妹を尻目にふるらんは庭へ出て太陽をみていました。
人はくだらないことで揉めても、太陽や自然は毎日変わらないのに・・と思いながら・・

そして目が覚めました


「困ったことがあったらチャンスだよ」と守護霊さんに言われています。
そう、だから今回身体を壊したこともチャンスだと思っています。

「根本から治すこと」を決意させてもらえたから。
いろんなことをしてきました。
健康のために酢とか
決まった食物とか。
ホメオパシーとかレメディーとか。
マクロビとか。
いろんなことをしてきました。

東洋の歴史の根本、漢方は植物からとっています。
そしてそれには「金額が高い」と思っていました。
でも「お金」を学んだ時、漢方のお金がスムーズに入ってくるようになっています。

酢は漢方を学んでから冷えている人には向いていないと知りました。
決まった食物も体質によっては悪化と知りました。
（豆乳も私の体質ではダメだし、ホウレンソウも冷えのある人はダメです）
ホメオパシーも植物鉱物からの抽出。
マクロビの陰陽も漢方です

あ～～～元々って深い。
本当に深い・・・・

割り切れることも割り切れないことも両方が必要。
そうしてバランスを取る練習を人生でしていくのですから。

悪いことがあったら反省と学び。
良いことがあったらどんどん増やしてお友達にも分け与えて・・・

らんらんしましょ、これからの人生のためにも