黒いスーツを着て、なぜかピンクの長靴・・・
雪道、泥道・・・いやぁ・・・やっぱり雪国は辛い。
もちろんパンプスなんて冬は無理。
ホテルに行くときは「靴を持つ」
「やっぱり大阪に行こうかな・・」と歩いているふるらん。
寒いし、どろどろの道を歩いて・・車が通るたびに飛び跳ねてくる泥をよけながら・・それでも前に歩かなきゃ・・と。
場所に到着して自分を見ると・・泥だらけ・・
これじゃ・・・無理。
トイレでハンカチで拭いて・・でも、湿ってどろどろになるばかり・・
このホテルだから誰もスタッフ声をかけてこなかったけど・・リッツカールトンなら
「よければお洗濯しますよ、着替えとお部屋も用意させていただきます。○○分いただけますか?」といわれるんだろうなぁ・・とか想像しながら・・拭いていました。
あ・・どうしよう参加できない・・・
こんなとき・・アメリカの映画の主人公はどうするかな?と想像・・・
たとえばカーテン引きちぎり、身体に巻いて・・飾ってる生け花を一本抜いて・・胸につけ・・ドレス?
それともどろどろのまま参加して・・・軽いジョークでみんなをひきつける?
「おや?みなさんはホテルにお住まいのようですね。私は健康のため、ジョギングしながら来たんですよ。いい汗をかきました」とか。
まぁ・・日本じゃ通じないだろうねぇ・・・
どうしようかな?ホテルのお店に行って服を買いなおし?と思ったら、弟が出てきて
「姉ちゃん、これで服を買いなよ」と小切手で10万円渡してくれました。
(出世したなぁ・・・・
)
最初からタクシーで来たらよかった・・
小切手を見ながらふるらんは
「やっぱり大阪へ行こう。そうしたらこんな雪や泥や長靴はかなくていいし、それに自分がやりたかったことを思う存分できるし」と決意していました。
スーツを着ている男性がたくさんいる中でそのまま泥だらけのふるらんが歩いています。
そしてざわざわしています。
女性たちはふるらんを見ると
「ま~汚い」という顔をしています
ふるらんは正々堂々と歩いてグラスを頂き、一口飲みました。
数人の男性がそばにきました。
「君のプライドに感激したよ」と。
ある男性に
「なぜ着替えをしなかったのかい?」と聞かれたとき
「私は道産子(北海道で生まれた人のことであり、北海道の馬のことを意味するときもあります。この馬は胴が太く、足が短くて、性格は穏やか。ばんば競争つまり荷物を引きずって障害を超える競馬をします)なので、仕事のあとのまま(ばんば競争の後は泥だらけなんです)、ここに来ました(注・・このジョークは北海道の人じゃなきゃ判らないです)あ、靴だけは取り替えましたよ、ここは競技場ではないし、平らだから」というと
数人の男性は笑いながら
「あなたは面白い人だね」と笑顔でした。そして
「話が楽しいから、良かったらあちらで話をしませんか?」と誘われました。
私を含め・・男性が5人。
ウイットにとんだ会話で一同盛り上がり
「大阪に行っても会えるかな?」といわれているふるらんでした。
手には弟からもらった10万円の小切手。
「使わずに済んだし・・返そう」と思ったら目が覚めました
あるプロゴルファーのご夫婦から聞いたお話です。
アメリカのホテルに泊まったとき、ホテルの玄関に一台のポンコツなトラックが止まったそうです。
荷台には牧草がくっついて風になびいていました。
ご夫婦が
「汚い車だね・・」と言っていると車のドアが開き、真っ白いドレスをセクシーに着たスタイル抜群の女性が降りてきて優雅にボアボーイに挨拶をしてホテルに入ったそうです。
それを見たご夫婦はびっくりしてホテルに入っていくと男性の目がみなその女性に行っていたとか。
「さすがアメリカ、そしてすごいプライド・・」と関心したそうです。
乗り物や着てるものなんかじゃないものね。
その人の生きている姿勢が「最高のプライド」
自分を明け渡しちゃいけないですよ。
何を着ていても、何を持っていても・・あなたはあなた。
そして大切なのは
「自分は何を大切にしているかをちゃんと持っている人」であること。
今日のふるらんは「健康な身体を大切にしている」ということ。
お昼からマッサージの先生に「足むくみちゃん」を取ってもらいます