毎年今頃の時期に書いていた確定申告とか、この間まで時々書いていた本の自炊の話など身辺のことを最近書いていない。そこで今日書こうと思う。ちょうど自炊関係で個人的だが感慨深いことが起きたからね。
その前に今日昼食でバーミヤンに行った時、テーブルにサービス(or宣伝)で置いてある読売新聞の「シカゴから」と言うコラムで中村祐輔シカゴ大教授が、STAP細胞について「私も論文を読み、がん細胞との関連に興味がわきました」と書いていた。僕は「おお!」と思った。知ってのように僕は先日ここで「ガン細胞も万能細胞も初めは同じものかもしれない」と書いていたものね。もちろん僕は『Nature』の論文を読んでいない。と言うより読めない。報道でもがん細胞云々とまでの解説はなかったと思う。自然発生性については書き出す前から念頭にあったがガン細胞については書いているうちに浮かんできたもの。僕の文はまるっきり素人の当てずっぽうの論議だけど、こうなると、このがん細胞については小保方さんもあっている気がしてきた。と言うのは僕には「ふと思いついたことは実現する」という法則みたいなものがあるからだ。無理に起こそうとしても起こらないが、ふと思うとそのことは起こるのだ。僕がそううまくもないのに麻雀をやり続けるのは、面白いからが第一だけど、稀に積もる前にふと「積もった」と無意識に声が出てしまうと、かならず積り上がりするからだ。その経験を確かめたいために麻雀を続けている面もある。
さて今日の本題、まず確定申告。これは国税庁のサイトを利用してパソコンで作成してプリンターで印刷して税務署に3月12日に持って行った。去年も自分のパソコンの都合で作成に苦労したが、今年も作成途中でコンピューターの長い中断があり去年以上に手間がかかった。去年はパソコン画面に現れていた指示に従えば解決したが、今年は「nta.go.jpは、長時間のスクリプトが原因で応答しません。」の表示が画面下に出て、これはただ待つのみ。あまり動かないのが長いので初めからやり直すこともしばしばで2~3日かかった。初めは申告期限まぢかで国税庁のコンピューターも混んでいるのかと解釈したが、今ではこちらのパソコンのほうの問題かもしれないと思っている。
ところで今年も所得税は5万円以上還付になる。株と投資信託に源泉徴収と配当控除があるからだ。つまり配当所得のある人は他に所得があっても税金が戻ってくるか安くなるということだ。これは資産家のトリクルダウンを準プロレタリアートの僕が受けていることか。
ただ所得自体は増えているので住民税はかなり収めることになりそうだ。投資信託は「アジア好配当」が25倍の配当月が昨年前半に2回あってそれが大きい。これは新規の出資者との条件の調整のため利益を従来の持ち主に配分したのだろう。逆にブラジルボンドは月々の単位の配当が120円から90円に減ったので今は月々の生活がきつくなっている。ブラジル経済はあまり良くないのだろう。
それから今年の確定申告では母親は被扶養者でなくなった。昨年は後半はともかく前半は分配金が利益からの分配金だったので所得オーバーとなり扶養家族にはならなかった。利益の配分の分配金と元金の切り崩しの特別分配金の割合で母の総所得が年ごとに違う。だから僕には同居老親の扶養控除と母親に医療費分の医療費控除がなくなった。所得税は大部分の源泉税が還付となるけど住民税はかなりの負担になりそう。それは税率が所得税では5%なのに住民税は10%と住民税の方が高い。それなのに配当の源泉税が所得税は多く住民税が少ないのに配当控除は逆になっている。共済年金は所得税が源泉徴収されているが住民税ではされていないので還るものがないどころか課税所得が増える。基礎控除始め主な控除は所得税のほうが大きい。こんなわけで住民税と所得税の関係が不整合なので6月に収める住民税がかなり大きくなると予想される。なお国民健康保険料も大きい金額が予想されるね。
ところで僕はいつも還付申告では年が明けたら確定申告期間以前にも申告できると言っているのに、確定申告期間のそれも終わり近くになぜ申告したのだという疑問が出てくるかもしれない。まあそんな質問が出てくるはずもないけど、説明しよう。それは変額個人年金保険の受け取り金の扱いがわからなかったからだ。去年の2月受け取った。2009年4月に200万円支払って運用により220万円以上なったら解約するというもの。去年の2月に2,162,887円受け取った。220万円でないのは国税と地方税が引かれているから。手元に残っている「お支払のご案内」には確定申告について指示が書いていないので迷っていたわけだ。でも結局は預金利子と同じで税務関係は源泉徴収で終了しており確定申告はできないらしい。
さて自炊について話そう。実はこのところ自炊はしていなかった。それはスキャナーの調子が悪かったのだ。カラー図の多い本をスキャンしていたらスキャナーの動きがおかしくなり字や図が変になったりして挙句に紙づまりした。いろいろやってみてあるローラーを拭くと一時的に回復するが、しばらくするとまたおかしくなる。定期的に取り替えるローラーではないので裏側がどうなっているのかわからない。なにか裏側でくっ付いている歯車との組み合わせに問題があるのか?スキャナーを分解しようにもネジは全く見当たらないのでどうしようもない。そんなわけでここのところ何週間もスキャナーができないでいた。正確には数冊はローラー拭きと繰り返しスキャンと使えるページの貼り合わせでPDF化したがすごい手間で出来上がりも満足できない。とうとう新しいスキャナーを買おうかと考えたが同じ機種を買うのはバカバカしいが新型はまだでていない。修理に出すことは時間がかかるうえにアルコール入ウエットティッシュを使って拭くというマニュアルに書いていないことをやっているので修理に出すのがはばかられた。
ところが、である。昨日ローラーを外すのに成功した。内部と歯車かなにかでは繋がっていなかった。ローラーと支える部分を清掃したら正常に動き始めた。腕時計の電池交換用具を使ってローラーを外したのだが、多少力を入れて外しても大丈夫なことが分かったのでいつでも外せる。また差し込みも定位置で力を込めれば元に戻る。不具合の原因は汚れのためローラーがうまく回転しなくなることだとわかった。
こうして直ってしまうと1時間前の悩みが嘘のように思える。物事の解決策は突然現れ、そしてその瞬間世界は変わってしまうのだね。昨日の昼までは今日僕が午前中懸案の数冊をスキャナーにかけてiPadに取り込むことができたなんて想像できなかった。重要な変化はあらかじめ計画と予測はできない。これを改めて痛感した。でも世の中には世界を計画的に変えることができて計画することが大事だという人が多い。役所でも「○○を決めてくれないと計画が立てられない」って人が多いね。僕はその時点での計画のメリットがわからないし、不確定要素が多いからその時点で計画を立てるべきではないと思うけど。計画派が役人には多いし評価もされるかな。でも住民の役に立つのは計画主義者ではない。