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韓国の高齢者虐待の特徴は。。。

よそ様の国の事情についてエビデンスを用いて説明できればよいのだが、

なかなかエビデンスが整わないことがある。

 

エビデンスが得られても、エビデンスを超えた推論をすることは難しい。

 

まず統計の取り方が、日本と韓国では異なっている。

日本は自宅での家族からの虐待と介護施設での職員からの虐待を

区別して調査している。

韓国は、自宅と介護施設を合わせて結果をまとめている。

 

そもそも、虐待の定義が異なるのではないか。

あるいはカテゴリーが異なるのではないか。

色々違いがある。

 

虐待の定義そのものは同じであるようだ。

しかし、何を虐待と見るかについては、違いがあるように思う。

T 様からの情報では、「韓国では、<安全管理>という大義の身体拘束」

があるという。

身体拘束は、身体的な虐待と同じである。

 

韓国では、精神的虐待が身体的虐待よりも多く発生している。

日本では、身体的虐待が精神的虐待よりも多く発生している。

 

このことから、日本の方が、韓国よりも<暴力的>であると

いうことになろうか。

でも、と思う。

 

私の仮説はこうだ。

韓国でも日本と同様、身体的虐待が多いのだが、多くは<安全管理>

という名目で身体的拘束が<ノーカウント>になっており、

その結果、韓国では、精神的虐待が多くなっているという解釈だ。

 

さらに、CCTV(監視カメラ)を介護施設内に設置する範囲が、

日本よりも広く、そのカメラが、

身体的虐待の発生の抑止になっているという仮説も成り立つ。

 

最も大きな抑止力となっているのは、高齢者虐待行為に対する罰則

の強化である。

これまで、5年以下の懲役または3000万ウォン以下の罰金であった。

強力な抑止力となる。

 

それが、今年の6月3日から、精神的な虐待を含む虐待に対し、

5年以下の懲役または<5000万ウォン以下の罰金>となった。

 

これは、身体的な虐待でけでなく、全ての虐待を<抑止する>力

を持つことになった。

こういう罰則強化は、日本も学ぶべきである。

<日本は、もう、性善説に立っていてはいけないのでR>

 

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