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気ままに出かけて 写真に残る植物や風景etcを 備忘録として足跡に残しています。

山梨県南アルプス市のマンホール蓋(その1)南アルプス市

2021-01-25 17:02:55 | マンホール蓋

南アルプス市の経緯は、明治初年には62の村に分かれていましたが、明治・昭和の合併を経て八田村、白根町、芦安村、若草町、櫛形町、甲西町の6町村となりました。その後、平成15年4月1日6町村が合併し南アルプス市が誕生、現在に至っています。

南アルプス市は、山梨県の西側、南アルプス山麓に位置する美しい自然に囲まれた地域です。
総面積は264.14平方キロメートル、山梨県の面積の約5.9パーセントを占め、人口は令和3年1月1日現在で7.1万人強、世帯数は2.8万世帯強となっています。南アルプスの主峰北岳を頂点とした東西に細長い形で、冬は寒さが厳しく、夏は気温が高いという盆地特有の内陸性気候です。

隣接する自治体は多く、北は北斗市、南は南巨摩郡富士川町・早川町、西八千代郡市川三郷町、静岡県静岡市、東は韮崎市、甲斐市、中央市、中巨摩郡昭和町、西は長野県伊那市となります。

市章は、南アルプス市のイニシャル「M」と「A」を組み合わせ、「南アルプス市」をイメージしています。「自然と都市(人)との調和」が下の楕円により表現され、「未来に飛躍する夢と希望の都市」が上部の三角形のフォルムにより表現され、南アルプス市を明るく、力強くシンボライズ(象徴化)したデザインとの事です。(平成15年9月19日制定)

市の花は「アヤメ」、市の木は「モモ」、市に鳥は「ライチョウ」、市の山は「北岳」です。(以上は、南アルプス市HPより)

前置きはここまでとします。
マンホール蓋の整理に入る前に、簡単に公共下水道の処理方式について見てみます。
南アルプス市の公共下水道は、雨水と汚水を別々の管で流す分流方式を採用しているようです。汚水は、山梨県の釜無川流域下水道に接続し、富士川町にある釜無川浄化センターで最終処理され坪川に放流されます。
また、旧芦安村の芦安芦倉(沓沢以西を除く)及び芦安安通(木場以西を除く)地区は、南アルプス市芦安芦倉農業集落排水施設を有しています。

それでは、マンホール蓋の整理です。
南アルプス市は、令和2年12月17日より第13弾としてマンホールカードを配布開始しました。
 
カード裏面のデザインの由来は以下の通りです。
南アルプス市制施行15周年に決定した市のシンボルを描き、下水道に親しみを感じてもらえるよう願って作成したマンホールです。 市の山である「北岳」は、日本で2番目に高い山であり、本市の名前「南アルプス」の由来となっています。 市の鳥である「ライチョウ」は、北岳周辺に生息しており、国の特別天然記念物に指定されています。 市の花である「アヤメ」は、櫛形山に東洋一といわれた群落があり、山梨県自然記念物に指定されています。 市の木である「モモ」は、市内で盛んに生産されており、花が咲く時期には「桃源郷マラソン」が開催され、県内外から訪れた人々を魅了しています。

こちらが、マンホールカードの座標軸の蓋です。
道の駅「しらね」に展示にされています。
 
こちらは実設置されている汚水蓋です。

こちらは、合併前の八田村、白根町、芦安村、若草町、櫛形町、甲西町のデザイン蓋のデザインを踏襲(町章や村章に替わって市章に置き換わっている)したデザイン蓋です。
前出の新たな南アルプス市のデザインマンホール蓋との使い分けは未確認です。

それでは、各デザイン蓋を整理します。
最初は、旧八田村のデザインマンホール蓋を踏襲する蓋です。
中央に市章、盤面を三分割し、左はキウイフルーツと特産品のキウイフルーツワイン、右はブドウ、モモ、サクランボの果実、下は清流とモミジの葉がデザインされています。
 
こちらは、小型マンホール蓋です。

こちらは、南アルプス市飯野にある南アルプス市企業局庁舎に展示されていた旧八田村の展示カラー蓋です。
カラーで見るとデザインが判り易いですね。中央は旧八田村の村章です。

次は、旧白根町のデザインマンホール蓋を踏襲する蓋です。
上部に市章、中央に書かれた「M」、「A」、「C」はMinami Alps Cityの頭文字のようです。桃源郷の文字も見えますが、周りはサクランボがデザインされています。

こちらは、小型マンホール蓋です。
 
こちらは、南アルプス市飯野にある南アルプス市企業局庁舎に展示されていた旧白根町の展示カラー蓋です。
中央上は、旧白根町の町章です。デザインの説明は、その3.旧白根町のマンホール蓋で記載します。

次は、旧甲西町のデザインマンホール蓋を踏襲する蓋です。
下部に市章、上部には櫛形山をはじめとする「南アルプス」、中央には甲西町を流れる「滝沢川」、右には町東部の野菜畑で採れる「キュウリ」と「トマト」、左に町西部の果樹地帯で採れる「スモモ」がデザインされています。

こちらは、小型マンホール蓋です。

こちらは、南アルプス市飯野にある南アルプス市企業局庁舎に展示されていた旧甲西町の展示カラー蓋です。
中央下は、旧甲西町の町章です。

次は、旧若草町のデザインマンホール蓋を踏襲する蓋です。
中央に市章、蓋の全面に旧若草町の花「サクラ」がデザインされています。
  
こちらは、小型マンホール蓋です。
  
こちらは、旧若草町で見られるデザイン蓋です。
中央は旧若草町の町章です。

次は、旧櫛形町のデザインマンホール蓋を踏襲する蓋です。
中央に市章、蓋の全面に旧櫛形町の花「アヤメ」がデザインされています。
 
こちらは、小型マンホール蓋です。
 
こちらは、旧櫛形町で見られるデザイン蓋です。
中央は旧櫛形町の町章です。

最後は、旧芦安村の農業集落排水施設に係わるデザイン蓋です。
南アルプスを背景に、集落の象徴の鳥となる「ライチョウ」が中央にデザインされています。
こちらの蓋は、旧芦安村の農業集落排水施設のデザイン蓋がそのまま引き継がれているようです。

以降は、規格模様と呼ばれているマンホール蓋です。
規格模様の蓋は、こちらのスリップ防止模様の蓋しか見付ける事が出来ませんでした。
いずれも汚水蓋です。
 
こちらは、小型マンホール蓋です。
 

こちらは、他自治体で見かける規格模様の小型マンホール蓋です。
いずれも汚水蓋です。
   

こちらは、プラスティック製の汚水枡と思われます。
 

以降では、上水道関係他の蓋を整理します。
南アルプス市の水道事業は、平成 19 年 3 月に旧野呂川水道事業、旧若草水道事業、旧櫛形簡易水道事業及び旧甲西簡易水道事業が新たに「南アルプス市水道事業」として発足し、既存の芦安簡易水道事業及び白根簡易水道事業とともに、市域に水道水を供給しています。

そのような状況から、新たに発足した南アルプス市と識別出来る蓋は余り見付ける事が出来ませんでしたが、今後は増えて行く事と思います。
なお、水道事業に係わるこれまでの蓋は、合併前の八田村、白根町、芦安村、若草町、櫛形町、甲西町のマンホール蓋で整理する事にします。

最初は、消防関係で消火栓の蓋です。
 

こちらは、防火貯水槽の蓋です。
蓋面が赤く塗られているので見ずらいですが、上部に市章、中央に防火水槽と書かれています。

こちらは、上水関係の仕切弁の蓋です。

以上で、山梨県南アルプス市のマンホール蓋の整理は終了です。
その2.では、旧八田村のマンホール蓋を整理します。

 

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今日の富士山、今年初めての富士山

2021-01-13 22:20:48 | 富士山&自衛隊機

今朝眼ざめ、朝のルーチンで富士山を眺めてみると、昨日降り積もった雪で少し富士山らしい景色になりました。前年から雪の量が少なく、富士山の姿にそれ程の変化がないまま13日、久し振りに富士山の姿を撮りました。

午前9時21分

天候は晴、そして青空、航空自衛隊入間基地から配備されている飛行機が次々と訓練飛行に飛び発っていきます。
CH-47J輸送ヘリコプター

C-2輸送機
 
YS-11
 
U-4多用途支援機

U-125飛行点検機

T-4中等練習機
 

午前中の離陸方向では富士山とのコラボは難しいので、午後からの着陸方向で狙ってみましたが、逆光と富士山が霞んで来たので上手く撮れません。
13時44分

世間はコロナ感染者の増加で緊急事態宣言が発せられ、今日13日は対象区域に栃木県、岐阜県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、福岡県の7府県が追加になったようです。
こんな時は、自宅から富士山を眺め、自衛隊機の飛行を楽しむのも悪くありません。

そして、最後に夕景の富士山を眺めて一日が終了しました。
17時14分

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山梨県上野原市のマンホール蓋(その2)旧上野原町

2021-01-11 17:54:58 | マンホール蓋

上野原町の経緯は、明治時代の初めには20あった村が、明治8年までの合併を経て、昭和の大合併前には上野原、巌、島田、棡原、西原、甲東、大目、大鶴の8村体制となりました。その後、上野原村の町制施行を経て昭和30年に8町村が合併し上野原町が誕生しました。
その後、平成17年2月13日上野原町と秋山村が合併し上野原市が誕生し、上野原町は消滅しました。

上野原町は、県東部、東京都と神奈川県の境に位置し、古くは甲州街道の宿場町として栄えました。近年は、二つの工業団地をはじめ大学やニュータウン・ゴルフ場などの開発が進み、産・学・住・遊を地域の振興に結合させたまちづくりが進められていました。合併前は、面積125.51平方キロメートル、人口2.7万人強、世帯数は9.4千世帯でした。

町章は、上野原町の「上の」をデザイン化したもののようです。(昭和31年6月制定)

町の花は「リンドウ」、町の木は「ヤマモミジ」、町に鳥は「ウグイス」です。(以上は、上野原市HPより)

前置きはここまでとしマンホール蓋の整理に入ります。
その1.上野原市で整理した下記デザイン蓋は、1996年(平成8年)より設置開始されているようなので、旧上野原町のデザイン蓋が上野原市のデザイン蓋として継承されているようです。

上野原市と同様、旧上野原町のマンホール蓋でも、他の自治体で見られる規格模様のマンホール蓋は見かける事が出来ませんでした。

次は、小型マンホール蓋です。
こちらは、亀甲模様の汚水蓋です。
 

こちらは、プラスティック製の汚水枡の蓋です。

以降では、上水道関係他の蓋を整理します。
その1.上野原市で整理した通り、現在の水道事業の多くは東部地域広域水道事業団が担っています。しかし、それ以前は上野原町が事業を行っているので上水道関係の蓋は残っています。

最初は、消防関係で消火栓の蓋です。
 
こちらは角蓋です。
   

こちらは、防火用水槽の蓋です。
   
こちらは、左蓋は「防火用水槽」、右蓋は「防火用水」と書かれています。
 

こちらは、上水関係の仕切弁の蓋です。

こちらは、制水弁の蓋です。
   

こちらは、空気弁の蓋です。
 

以上で、その2.旧上野原町のマンホール蓋の整理を終了します。

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山梨県上野原市のマンホール蓋(その1)上野原市

2021-01-10 21:34:52 | マンホール蓋

上野原市の経緯は、明治22年に秋山村が村制を施行、一方、上野原町は、明治時代の初めには20あった村が、明治8年までの合併を経て、昭和の大合併前の8村体制となりました。その後、上野原村の町制施行を経て昭和30年に8町村が合併し上野原町が誕生しました。
その後、平成17年2月13日上野原町と秋山村が合併し上野原市が誕生し、今日に至っています。

上野原市は、山梨県の最東部で、首都圏中心部から約60から70キロメートル圏に位置し、東は神奈川県相模原市、南は道志村、西は大月市と都留市、北は小菅村と東京都西多摩郡と隣接しています。
南北方向に21.6キロメートル、東西方向に15.3キロメートルで、面積は170.57平方キロメートルです。令和3年1月1日現在で、人口は2.2万人強、世帯数は1.0万世帯強となっています。

区章は、美しい自然につつまれ、悠久の歴史と文化を誇る上野原市の「上」をモチーフにしています。オレンジは「暖かな心」、ブルーは「空と清流」、グリーンは「緑豊かな自然」をイメージしています。(平成17年10月24日制定)

市の花は「リンドウ」、市の木は「ヤマモミジ」、市に鳥は「ウグイス」です。(以上は、上野原市HPより)

前置きはここまでとします。
マンホール蓋の整理に入る前に、簡単に公共下水道の処理方式について見てみます。
上野原市の公共下水道は、雨水と汚水を別々の管で流す分流方式を採用しているようです。汚水は、山梨県の桂川流域下水道に接続し、大月市梁川町にある桂川清流センターで最終処理され桂川に放流されます。
また、上野原市四方津の民間開発「コモアしおつ」内には民間業者が設置している「コモアしおつ汚水処理施設」がありましたが、今は公共下水道に接続し汚水処理施設は稼働していないようです。

また、平成18年3月に作成された「上野原市生活排水処理基本計画書」によれば、甲東エリアの五つの地区に農業集落排水施設が整備さるようです。

それでは、マンホール蓋の整理です。
上野原市は、平成28年12月1日より第3弾としてマンホールカードを配布開始しました。
 
カード裏面のデザインの由来は以下の通りです。
緑深い山々と清流。上野原市は、豊かな自然環境を有する山梨県の東の玄関口です。 本デザインは、多くの命を育む山と川をイメージして図案化しました。 蓋のフチに沿って描かれているのは、秋に山々を彩る市の木「山もみじ」。 そして中央部には、清流を泳ぐ鮎の姿を躍動的に表現しました。 上野原市を流れる桂川は鮎の川として知られ、行楽シーズンには全国から多くの人々が訪れます。 鮎は清流の象徴であり、その流れは下水道によって守られています。 郷土の自然愛を表現したこのマンホール蓋は、カラーと色付け無しの2種類があり、カラー版は市役所本庁舎の入口に展示してあります。

こちらが、マンホールカードの蓋です。
市役所本庁舎の入口に展示にされています。なお、カラーデザイン蓋は実設置されている蓋は無いとの事です。

こちらは、実設置されているノンカラーのデザインマンホール蓋になります。
右は親子の汚水蓋です。
 

こちらは、上野原市のキャラクター「たまじまる」が描かれたプレート式のカラー汚水蓋です。
「たまじまる」は、小さなジャガイモを味噌と砂糖で甘辛く煮詰めた江戸時代から伝わる上野原市の郷土料理「せいだのたまじ」のイメージキャラクターです。
市役所本庁舎敷地内の歩道に設置されていました。
 

こちらは、「コモアしおつ」に設置されているデザイン蓋です。
蓋のデザインは、山並みを望む自然豊かな街のイメージとして、中央に森林、湖水、野鳥、ロッジを描き、周囲を街路樹として植えられる「楓」の葉で取り囲んでいます。
左は雨水蓋、右は汚水蓋です。
 
こちらは小型の汚水蓋です。

「コモアしおつ」内には民間業者が設置している「コモアしおつ汚水処理施設」もあるようなので、上野原市の公共下水道の蓋ではなく「コモアしおつ」として敷設・管理されている蓋と思われます。

「コモアしおつ」は、
民間デベロッパーが、昭和62年より造成し、平成3年より販売開始されたニュータウンで、中央本線・四方津駅から200m程の長い斜行エレベーターで登った先に広がる住宅地で、山並みを望む自然豊かな緑の高台にある80万平方メートルの敷地内には住宅地や公園のほか、小学校、スーパー、医院などの施設もあり、個性的でありながらも『自然』と『人』と『街』の調和がとれた統一感のある街と紹介されています。

他の自治体で見られる規格模様のマンホール蓋は見かける事が出来ませんでした。
次は、小型マンホール蓋です。
こちらは、亀甲模様の汚水蓋です。
 

こちらは、他の自治体でもよく見る模様の汚水枡の蓋と思われます。

こちらは、プラスティック製の汚水枡の蓋です。
 

以降では、上水道関係他の蓋を整理します。
現在、上野原市の水道事業の多くは、平成5年に設立許可を受け、平成18年より給水事業を開始した東部地域広域水道事業団により運営されています。
上野原市が維持管理する水道は、秋山地区全域、大目・甲東・巌・大鶴地区の一部に供給しているようです。他に、地区(組合)簡易水道等で維持管理している区域もありるようです。
なお、東部地域広域水道事業団に係わる蓋は、別途「東部地域広域水道事業団」として整理する事にします。

ただ、上野原市は平成17年2月に誕生しているので、上野原町の上水関係の蓋は残っていますが上野原市としての上水関係他の蓋は見つけられませんでした。
唯一見つける事が出来たのが、こちらの防火貯水槽の蓋です。

以上で、上野原市のマンホール蓋の整理は終了です。

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東京都千代田区のマンホール蓋

2021-01-06 20:34:02 | マンホール蓋

千代田区の経緯は、明治11年11月に郡区町村編制法施行により、東京府に神田区と麹町区が誕生します。明治22年5月に市制施行により東京府東京市神田区と麹町区となります。昭和18年7月には東京都制施行により東京都神田区、東京都麹町区となります。
その後、昭和22年に東京市は35区制から23特別区となります。その際、麹町区と神田区が合併し千代田区が誕生し、今日に至っています。

千代田区は、東京都23区のほぼ中心にあり、東は中央区、西は新宿区、北は文京区と台東区、南は港区と、それぞれ隣りあっています。面積は11.66平方キロメートル、区の中央には、皇居のある「千代田区千代田」があり、その面積は約1.42平方キロメートルで、区の約12パーセントを占めています。令和2年12月1日現在で、人口は6.7万人強、世帯数は3.7万世帯強となっています。

区章は、円の中に「千代田」の「千」を鶴の飛ぶ姿に型どり、更にこれを平仮名の「よ」に似せ全体を「田」と読んで千代田を表徴しています。(昭和25年3月26日制定)

区の花は「サクラ」、区の木は「マツ」、区に鳥は「ハクチョウ」です。(以上は、千代田区HPより)

千代田区内は、汚水と雨水を一つの管で流す合流式となっているようです。 
区部の下水道は、10処理区に分けられ下水処理が行われています。千代田区の多くは芝浦処理区に該当しますが、三河島処理区に該当する区域もあるようです。
芝浦処理区は、港区にある芝浦水再生センターで処理し、東京湾(運河)に放流しています。また、その一部を繊維ろ過してセンター内で機械の洗浄・冷却・トイレ用水に使用しているほか、オゾンによってさらにきれいにしてから近隣地区にトイレ用水等として供給しています。
三河島処理区は、荒川区にある三河島水再生センターで処理し、処理した水は隅田川に放流しています。また、一部は東尾久浄化センターでろ過し、さらにきれいにして隅田川に放流するほか、三河島水再生センター内の機械の洗浄・冷却などに使用しています。(以上は、東京都下水道局HPより)

前置きはここまでとし、マンホール蓋の整理に入ります。 千代田区は、特別版のマンホールカードを令和2年11月19日より配布開始しました。
 
カード裏面のデザインの由来は以下の通りです。
アトムと区の花さくらが散りばめられたオリジナルマンホールです。 アトムは「鉄腕アトム」作中で「お茶の水小学校」に通っていたり、父親のような存在である「お茶の水博士」の教育を受けたりと、お茶の水地域を擁する千代田区にとって縁のあるキャラクターです。 また、千代田区にある千鳥ヶ淵は桜の名所として広く愛され、世界各国から訪れるお客様を、日本を代表とするキャラクターであるアトムがお出迎えします。 マンホールのある明大通り付近には楽器店街、スポーツ店街、古書店街といった特色ある専門店街が集まっています。 古書店街に行けば「鉄腕アトム」のお宝本に出会えるかも?

こちらが、マンホールカードの蓋です。
明大通りの歩道、明治大学駿河台キャンパスの中心となる建物「リバティタワー」の入り口前に設置されています。
 
同じ通りの歩道には、「お茶の水博士」と「ウラン」をデザインした蓋も設置されています。
 
 
東京都は、令和2年より区と連携しデザインマンホール蓋を活用し、観光客誘致の促進および地域活性化を図る目的として、「鉄腕アトム」の作中キャラクターをデザインしたマンホール蓋を設置しています。こちらの蓋の管理は、千代田区ではなく東京都下水道局です。

こちらは、日比谷シャンテエリアに設置されている蓋です。
蓋の中央にはカエルの姿、外周には「1987 SEWERAGE in TOKYO 11,766,000m TOKYO to MIAMI」の文字があります。1987年に東京23区の下水道管の長さが11,766kmとなり、その距離が、東京・マイアミ間の距離に相当するようです。
なお、こちらのエリアは道路改修があり、既に当該蓋は撤去されているようです。

こちらは、インターロッキングタイプの蓋です。
中央にカエルの姿、その下に「東京の下水道」の文字があります。こちらの蓋も既に撤去されているようです。
 
こちらの蓋には、中央にカエルの姿、その下に「SEWERAGE in TOKYO」の文字があります。

前出3つの蓋も、千代田区の管理ではなく東京都下水道局が管理する蓋です。

こちらの蓋はNTTの蓋ですが、日比谷シャンテエリアに設置されていましたので掲載します。なお、こちらの蓋も既に撤去されているようです。
蓋の中央には、NTTの文字とロゴ、周囲には「NIPPON TELEGRAPH AND TELEPHONE CORPORATION」、「人・街・コミュニケーション」、「NTT千代田支社」の文字が入った蓋です。

東京都23区内の下水処理は、東京都下水道局が管理・運営していますので、以下のようなデザイン蓋で統一されています。
左蓋が一世代前、右蓋(上部に耐荷重記号「T-20」、中央に管理番号欄)が最新のデザインです。
 

しかし、区が管理する道路や公園などでは、区章など区を識別できる固有の蓋が設置されている場合があります。
こちらは、JIS規格模様の雨水蓋です。
区役所脇の路上に設置されていました。

こちらは、日比谷シャンテエリアに設置されている雨水桝の蓋です。
中央に「CHIYODA Yes. We love」と書かれています。

こちらも、雨水側溝枡の蓋蓋でしょうか。

以下は、共同電線構(CCBOX)の蓋と思われます。
    
こちらは長方形の蓋です。
 

こちらは、練成公園内に設置されている災害用トイレと関連する蓋です。
公園内のトイレが修理中だったので全景を撮る事が出来ませんでした。
  

こちらは、公共基準点の蓋です。

最後は、令和2年6月に虹技㈱さんが「日本の文化と技」のPRとして、江戸の総鎮守「神田明神」に奉納された神田祭をデザインしたカラーマンホール蓋です。
神田明神文化交流館に展示されていました。
 

以上で、東京都千代田区のマンホール蓋の整理を終わります。

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