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東京都品川区のマンホール蓋

2021-07-22 22:34:16 | マンホール蓋

※2021.07.19更新 「天王洲アートフェスティバル2019」で掲出されたデザインの3種類の蓋、グレーチングタイプの蓋、電線共同溝の蓋、「ケーブルテレビ品川」のマスコットキャラクター「シナガワン」の蓋を追加しました。

品川区の経緯は、昭和7年に東京市は35区制となり、品川町、大井町、大崎町の3町域をもって品川区が、荏原町の町域をもって荏原区が誕生します。昭和22年に東京市は35区制から23特別区となります。その際、品川区と荏原区が合併し品川区が誕生し、今日に至っています。

品川区は、東京都の南東部に位置し、東京都の約1/3を占める武蔵野台地の東南部の一部と、その東側に位置する低地および埋立地からなっています。面積は13.01平方キロメートルで、区内は品川地区、大崎地区、荏原地区、大井地区、八潮地区に大きく分けられています。

北は港区、渋谷区、西は目黒区、南は大田区、臨海部の東は江東区に隣接しています。令和2年7月1日現在で、人口は40.7万人強、世帯数は22.9万世帯強となっています。

区章は、品の文字を図案化したもので、友愛、信義、協力をもって区発展のかなめとし、推進機を形づくり、たゆみない前進と勤労を象徴したものです。(昭和27年10月制定)

こちらは、区の魅力を発信する際に誰もが使うことができる区のシンボルマーク「わ!しながわ」です。
区の特徴である地域の元気さや活気を伝えるため、躍動的な書体でシンプルに表現し、区の多様性を表すために、多彩な色を用いて展開しています。(平成27年12月制定)

区の花は「サツキ」、区の木は「シイノキ」と「カエデ」、区に鳥は「ユリカモメ」です。(以上は、品川区HPより)

品川区内は、汚水と雨水を一つの管で流す合流式となっているようです。 
区部の下水道は、10処理区に分けられ下水処理が行われるようです。品川区の多くは森ケ崎処理区に該当するようですが、砂町処理区、芝浦処理区に該当する区域もあるようです。

森ケ崎処理区は、大田区にある森ヶ崎水再生センターで処理し、東京湾に放流しています。その一部を砂ろ過してセンター内で機械の洗浄・冷却やトイレ用水に使用するほか、大田清掃工場にも供給しています。

芝浦処理区は、港区にある芝浦水再生センターで処理し、東京湾(運河)に放流しています。また、その一部を繊維ろ過してセンター内で機械の洗浄・冷却・トイレ用水に使用しているほか、オゾンによってさらにきれいにしてから近隣地区にトイレ用水等として供給しています。

砂町処理区は、江東区にある砂町水再生センターと有明水再生センターで処理し、東京湾(運河)に放流しています。また、砂町水再生センターでは、その一部を砂ろ過してセンター内の機械の洗浄・冷却やトイレ用水などに使用しています。また、有明水再生センターでは、その一部をオゾン処理や繊維ろ過処理によってさらにきれいにし、センター内で機械の洗浄・冷却や修景用水等に使用するだけでなく、臨海副都心のビルなどのトイレ用水や東京臨海新交通線(ゆりかもめ)の車体洗浄用水に再生水として供給しています。(以上は、東京都下水道局HPより)

前置きはここまでとし、マンホール蓋の整理に入ります。
品川区は、平成30年12月14日に第9弾としてマンホールカードの配布を始めました。
 
カード裏面のデザインの由来は以下の通りです。
しながわ観光大使「シナモロール」をデザインしたマンホール蓋です。 「シナモロール」とはシッポが シナモンロールのようにくるくると巻いている子犬の男の子で“シナモン”の愛称で親しまれており、品川区公認の観光大使として、しながわ観光の魅力を発信してくれています。 「わ!しながわ」とは、伝統が息づく暮らしと都心の魅力が共存する品川区の素顔を全国に発信する「品川区シティプロモーション」のキャッチフレーズです。 歴史に由来する名所旧跡や100を超える活気ある商店街など、知れば知るほど奥深い魅力にしながわ観光大使「シナモロール」と一緒に触れてみてください。

こちらが、マンホールカードの蓋です。
品川区では、これまで「シナモロール」をデザインする8種類のデザインマンホールを設置していますが、こちらの蓋が最初にJR大井町駅近くに設置されました。
品川区の中心に位置する大井町の空を気持ちよさそうに飛んでいます。魅力いっぱいの品川区、どこに行こうか小鳥さんとお話しています。
 

さらに、令和2年7月2日に第12弾として二種類目となるマンホールカードの配布を始めました。
 
カード裏面のデザインの由来は以下の通りです。
品川区では平成29年2月にサンリオキャラクターの「シナモロール」を「しながわ観光大使」に任命し、しながわ観光の魅力を発信しています。 その一環として「品川紋次郎」をデザインに取り入れたマンホール蓋です。 このマンホール蓋が設置されている武蔵小山駅周辺は伝統ある商店街で賑わう街ですが、江戸時代にはタケノコの産地として知られていました。 地元商店街が主催する「ムサコたけのこ祭り」は例年4月に開催され、武蔵小山の春の風物詩として定着しています。 伝統が息づく暮らしと都心の魅力が共存する品川区に是非お越しください。

こちらが、マンホールカードの蓋です。
こちらの蓋は、東急目黒線・武蔵小山駅のロータリー歩道に設置されました。「品川紋次郎」が武蔵小山の竹林の中をお散歩していると、大きなたけのこを見つけて「わ!しながわ」と驚いています。
 

以降は、残り6種類のデザイン蓋です。
こちらの蓋は、大井ふ頭中央海浜公園近くの中央海浜公園前の交差点歩道に設置されています。
東京2020オリンピックのホッケー会場近くで「しながわ観光大使 シナモロール」が「品川区ホッケー応援キャラクター シナカモン」に誘われてホッケーに初挑戦しています。
 

こちらの蓋は、JR大井町駅近くに設置されています。
大井町駅前は毎年イルミネーションで賑わい、シナモロールオブジェが登場することもありました。皆さんの心の中でシナモロールオブジェがいつまでも輝きますようにと願っています。
 

こちらの蓋は、JR大崎駅近く目黒川にかかる鈴懸歩道橋近くに設置されています。
目黒川の桜が満開になるとたくさんの人たちがお花見に訪れます。「しながわ観光大使 シナモロール」もその一人。ふわふわ飛んでいると、小鳥さんたちが集まってきました。
 

こちらの蓋は、りんかい線天王洲アイル駅近くの歩道に設置されています。
ブラインドサッカーワールドグランプリ会場の近くで「品川区ブラインドサッカー応援キャラクター やたたま」と「しながわ観光大使 シナモロール」がブラインドサッカーを楽しんでいます。
 

こちらの蓋は、京浜急行新馬場駅近く目黒川に架かる品川橋そばの歩道に設置されています。
江戸時代は木橋だった歴史ある品川橋を「品川紋次郎」が渡っています。品川橋から見る目黒川の桜が大好きな「品川紋次郎」、振り向いてみんなに「桜がきれいだよ!」と教えてくれています。
 

こちらの蓋は、JR大井町駅近くに設置されています。
大井町駅周辺の駅前中央通りで開催される大井どんたく夏祭りに、「しながわ観光大使“シナモロール”」と「品川区ビーチバレー応援キャラクターの“ビーチュウ”」が遊びに来ました。
 
(以上のデザイン説明は品川区HPより)

こちらは、東京都産業労働局が実施する「アニメ関連観光情報等発信事業」として、令和3年に区内に設置された蓋です。これらの蓋は、東京都下水道局が管理・運営するマンホール蓋のようですが、品川区内の3ヵ所(天王洲アイル駅周辺)に設置されていますのでこちらで整理します。

「天王洲アートフェスティバル2019」で掲出されたデザインが採用されているようです。

こちらは、天王洲オーシャンスクエア前の海岸通り歩道に設置されています。
 (2021.07.19追加)
こちらは、B&C HALL入り口前歩道(東品川2-1-3付近)に設置されています。
 (2021.07.19追加)
こちらは、東京モノレール・天王洲アイル駅南口入り口付近に設置されています。
設置場所を撮り忘れてしまいました。
(2021.07.19追加)

東京都23区内の下水処理は、東京都下水道局が管理・運営していますので、以下のようなデザイン蓋で統一されています。
左蓋が一世代前、右蓋(上部に耐荷重記号「T-20」、中央に管理番号欄)が最新のデザインです。
 
平成30年より、しながわ観光の魅力発信と下水道事業のPRを目的として、「しながわ観光大使 シナモロール」をデザインしたマンホール蓋が設置されていますが、こちらの蓋の管理は品川区ではなく東京都下水道局のようです。

しかし、区が管理する道路や公園などでは、区章など区を識別できる固有の蓋が設置されている場合があります。
こちらは、JIS規格模様の蓋です。
こちらの蓋には用途記載がありません。
  
こちらは雨水蓋です。

こちらは、毘沙門亀甲模様の蓋です。

こちらは、スリップ防止模様の蓋です。

こちらは、グレーチング(格子)タイプの蓋です。

こちらは、インターロッキングタイプの雨水蓋です。
ちょっと向きが変ですね。下部に「雨水」の文字があります。

こちらは小型マンホール蓋でが、用途記載がないのでが使途不明です。
 

こちらは、雨水桝の蓋と思われます。
こちらは、旧東海道の道筋に設置されている蓋です。

その他にも幾つかのタイプの蓋が設置されていました。
 
こちらは、最近設置された蓋のようです。
青色キャップには、「浸」(上)と区章(下)が表示されています。「浸」は雨水浸透桝の表示と思われます。

公共下水道関係の最後は、昭和7年10月1日に品川区が誕生するまで東京府荏原郡内にあった品川区の前身となる品川町の蓋です。
中央のマークは、デフォルメされた「下水」の文字で町章を囲んでいます。
2016年9月に撮りましたが、現在残っているかは未確認です。
右は、左蓋の中央の町章を切り取ったものです。
 
林 丈二著「マンホールの蓋<日本編>」によれば、
昭和7年発行「品川町史」によると、昭和3年に海晏寺前暗渠工事の時に、マンホール3ケ所を設け、その後、昭和7年に東京市に併合されるまで町内で何ヶ所かにマンホールを設置しているそうです。

次は、共同電線構(CCBOX)の蓋です。
こちらは、インターロッキングタイプの蓋です。

こちらも共同電線構(CCBOX)の蓋です。
 (2021.07.19追加)
こちらの蓋も共同電線構(CCBOX)もしくは電気・通信用の蓋ではと思われますが、確認はしておりません。
  
こちらも共同電線構(CCBOX)の蓋です。
 (2021.07.19追加)

次は、防火貯水槽の蓋です。
  
こちらの蓋には、防災貯水槽と書かれています。
  

こちらは、平塚公園内で見つけた災害用トイレの蓋です。
残念ながら、品川区を表す文字や記号はありません。

こちらは、公共基準点の蓋です。
 
こちらの蓋には「三角点」と書かれています。

こちらは、樹木保護蓋です。
区の花は「サツキ」ですが、こちらの蓋には「TUTUJI(ツツジ)」がデザインされています。

最後は、品川区の蓋ではありませんが、JR京浜東北線の大井町駅近くの「きゅりあん」(大井町再開発ビル)前の道路を隔てた歩道に設置されている枡蓋(用途は確認していません)です。
「ケーブルテレビ品川」のマスコットキャラクター「シナガワン」が直径10cm程の円内に描かれています。
  (2021.07.19追加)

以上で、東京都品川区のマンホール蓋の整理は終了です。

 


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