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気ままに出かけて 写真に残る植物や風景etcを 備忘録として足跡に残しています。

東京ドーム「ふるさと祭り東京」を楽しみました

2019-01-19 23:20:31 | お祭り

前日、妻が高校時代の仲間と東京ドームで開催されている「ふるさと祭り東京」に出かけて行きました。夕方帰って来て、平日入場券1枚とどんぶり券2枚貰ってきたから行ってきたらと勧める。

これはラッキーと直ぐに予定を確認、開催期間は20日(日)迄ですが平日入場券なので17日と18日の2日間しかありません。そうであれば、早い方が良いと明日17日(木)に決定です。
開場時間が10時なので、最寄り駅を8時30分頃の電車、電車の混雑が気になるところです。

しかし、それ程のラッシュにも遭わず東京メトロ・後楽園駅に到着、既に東京ドームでは長く入場の列が延びていましたが、20分程で入場する事が出来ました。
会場内には、「お祭りひろば」と「ふるさとステージ」の2つのイベント会場と全国各地のグルメ、スウィーツ、おみやげ等を販売するコーナー「にぎわい市」が設営されています。
ふるさと祭りは、11時から「お祭りひろば」で開始されるので、その前に会場内を一回りして「お祭りひろば」に戻りました。

11時から、秋田県羽後町で祖霊たちを送る盆の8月16日から3日間開催される「西馬音内盆踊り」が始まります。こちらの盆踊りは、阿波踊り、郡上おどりと合わせて日本三大盆踊りに数えられています。

HPで、優雅で流れるような上方風の美しい踊りと表現されていますが、頷けるお囃子と踊りです。
黒い布をすっぽりかぶり、前と後ろに垂らす「彦三頭巾」は独特です。「藍染め浴衣」や「端縫い衣装も独特のようです。

次は、12時から秋田県秋田市の「竿燈まつり」です。
この間、ふるさとステージで「ご当地キャラ大集合」が始まるのでそちらに移動します。

各自治体や団体のイメージキャラクターとして生まれ、広報手段として活躍するキャラクター達の紹介と撮影会のようです。
昨年のゆるキャラグランプリでは、埼玉県志木市の志木市文化スポーツ振興公社のキャラクター「カパル」が第1位だったようです。
「カパル」に関しては、こちらをご覧ください。
http://www.sbs.or.jp/kapal/kapal.htm

ふるさとステージの近くには、柳井金魚ちょうちん祭りの金魚ちょうちんが展示されています。

そろそろ「竿灯まつり」が始まる時間です。
「お祭りひろば」に移動するとかなり混んで来ましたが、何とか空席を探し落ち着きました。
「竿灯まつり」の開始時間12時になりました。
竿灯は8本、一斉に立ち上がります。

東北三大祭りのひとつ「竿灯まつり」は、8月3日から4日間開催され、280本近くの巨大な竿灯が夜空に向かって上がるそうです。
手、肩、腰、額に竿灯をのせ、見事なバランスをとり、ほとんど同じ場所から動きません。

そんな妙技を見ていると8本の竿燈が集合を始めました。
全員集合とばかりに、バランスを取りながら寸分の隙も無く重なりました。
息の合った、熟練の技です。

次は、13時から青森県青森市の「青森ねぶた祭り」です。
この間に昼食を頂きます。
持参してきたどんぶり券2枚、会場内では「全国ご当地どんぶり選手権」が開催され、こちらの会場で好きなどんぶり2個と引き換えられます。
今回が10回目、殿堂入りの3どんぶり、前回上位のシード5どんぶり、予選突破の10どんぶり、合わせて18どんぶりが参加しています。

さて、どれにするか。写真のイメージから「越前!蟹飯かに丼ぶり」と私の好きな鯖が入る「八戸銀サバトロづけ丼」を選択しました。量的に少し物足りませんでしたが、味はどちらも美味しかったです。


そろそろ「青森ねぶた祭り」が始まる時間です。
「お祭りひろば」に移動するとさらに混んでいて、やっと空席を探し落ち着きました。
青森ねぶた祭りの開始時間13時になりました。

初めに、笛や太鼓の音に合わせ踊る「はねと」や「ラッセラー・ラッセラー」の掛け声など「青森ねぶた祭り」の解説があり、その後ねぶた」が点灯され、お祭りの始まりとなりました。




この日の「ふるさと祭り東京」は21時まで開催されますが、私は予定があるので14時過ぎに会場を後にしました。
明日21日(日)は、お祭りの最終日となります。







 

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椋神社の秋季例大祭 秩父吉田の龍勢 

2018-10-19 13:06:27 | お祭り
10月14日(日)、秩父市下吉田の椋(むく)神社で秋季例大祭が行われ、五穀豊穣や天下泰平等を祈願し「龍勢」が奉納されました。

「龍勢」は、松材をくりぬいて作った火薬筒に黒色火薬を詰めてタガを掛け、竹製の矢柄を長く取り付けたもので、全長は20m程あり、代々伝承されてきた農民による手作りロケットを打ち上げるもので「農民ロケット」とも呼ばれています。また、この「龍勢」は今年3月に国の重要無形民俗文化財に指定された事もあり、例年以上の盛り上がりを期待できそうです。

「龍勢」の打上に入る前に、椋神社について少し紹介します。
延喜式内社で、祭神は猿田彦神、武甕槌神、天児屋根命、経津主命、比売神、応神天皇など25柱が祀られているようです。
社伝では、日本武尊が東征の折に創建、神殿の造立起源は和銅3年(710年)のようです。
椋神社大鳥居。

椋神社拝殿。

また、明治17年11月、悪徳金貸しや政府の悪政を批判し、貧民の救済を訴えておこした日本近代史上最大の農民蜂起「秩父事件」に於いて、秩父困民党として三千余名に及ぶ農民が決起集会を行った場所です。
秩父事件百年の碑と秩父事件百年像。
 

いよいよ、龍勢の打上となります。
こちらは、龍勢を打上げる櫓(発射台)です。

今日の天気は、朝方まで雨が残り、昼頃には雨が上がり、その後は青空が見えてくるような感じです。
打上は、8:40~ 17:00(但し、11:00~11:50の間は椋神社祭典のため休止)まで、15分間隔で30本の龍勢が打ち上げられます。

最初は、コマ送り的に龍勢の発射から見てみましょう。
導火線に点火され、矢柄(ロケット)が櫓から発射します。

威勢良く登り龍です。

ぐんぐん登って行きます。

背負物と呼ばれる落下傘や唐傘が矢柄から離れて行きます。
 
矢柄に繋がっている落下傘が離れてきます。
 
矢柄に繋がっている落下傘が開き、矢柄が優雅な落下となります。

花火玉等の仕掛けが空中で鮮やかに展開されます。
 
大成功、本当に綺麗です! 優雅です!!
 

さあ、もう一度別の龍勢で見ましょう。
     

櫓にロケットの打ち上げ準備が整うと合図があり、会場の中央に位置する「口上櫓」の上で「口上(こうじょう)」が述べられます。
「口上」とは、打ち上げられるロケットの特徴、製造流派、奉納者などを、独特の節回しで紹介し、「五穀豊穣 」「天下泰平」「家内安全」など、皆様の祈りを祈願するとともに、椋神社(むくじんじゃ)に御奉納する意を奉上することです。
この口上がとても良いんです。
櫓からの合図。

口上櫓。(こちらは、2011年に撮ったものです)

今回は、龍勢ばかりを撮っていましたので、以前に写した写真で龍勢を補足しています。

もっと、優雅に舞い降りる龍勢を見てみましょう。
 

  

途中で小雨が降りましたが、天候は回復に向かい、午後には青空が見えてきました。
    

龍勢の打上は、成功ばかりではなく、ロケットがうまく上がらず、途中で爆発しまうことがあります。
龍勢はロケットの原理で飛んでいるため、燃焼が早すぎたり、ガスが一度に出すぎてしまうと吹ききれなくなり、「筒っぱね」という失敗に終わります。

こちらは、「筒っぱね」ではありませんが、落下傘が上手く開かず矢柄が落ちてしまいました。

失敗に終わったからといって、それで終わりではありません。口上櫓の上で、口上を述べられた方が力強く「来年も頑張ります!」との言葉を述べられると、見物客からエールの拍手が起こり奉納者と観客が一体となります。

それでは、しつこいようですがもう一度コマ送りで龍勢を見てみましょう。
       

今年の龍勢は、まだ10本程残っていますがそろそろ帰る時間となりました。
最後は、帰り道で出会ったきれいな花達をまとめてみました。
キバナコスモス。

キバナコスモス(黄花コスモス)が好きな蝶。何んと言う名前の蝶でしょうか?
 
セイタカアワダチソウ(背高泡立草)と蝶。こちらは、上の写真の蝶とは種類が違いそうです。

マルバルコウソウ(丸葉縷紅草)。

アオツヅラフジ(青葛藤)。
 
ミゾソバ(溝蕎麦)。

シロバナサクラタデ(白花桜蓼)。

ダリア。

キク(菊)。


秩父は、朝晩とても冷え込むようになってきました。
ミューズパークのイチョウ並木もそろそろ紅葉に染まって来るようです。
そして、12月3日は「秩父夜祭」、秩父はまだまだ楽しめそうです。
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椋神社秋の例大祭 伝統行事「龍勢祭り」(埼玉県秩父市)

2017-10-09 15:18:07 | お祭り
10月8日(日)、日本武尊の創建と伝えられる椋神社(埼玉県秩父市下吉田)の秋の例大祭に付祭りとして「龍勢」が奉納されます。

「龍勢」は、1997年に埼玉県の無形民俗文化財に指定され、最近は超平和バスターズのアニメ「あの花」ファンの願いを込めた龍勢も打ち上げられます。龍勢の起源は地元に幾つかの説があるようですが、秋の実りを喜び、龍に託して天の神に豊作の感謝を伝えてもらおうと奉納されるようです。
また、龍勢は「農民ロケット」とも呼ばれ、昔は吉田地区の各耕地で作られてそれぞれに流派があり、現在の流派に引き継がれているようです。

昨年は午前中雨に降られましたが、今年は青空(午後から曇り)に恵まれ素晴らしい祭り日和となりました。
打上は、一番が朝8時40分開始、途中1時間程例大祭の祭典が行われますが、16時45分迄15分おきに30本の龍勢が打上げられ奉納されます。

私は、第5番目9時40分の打上から13時30分の17番目迄お祭りを楽しみました。
超平和バスターズが奉納する龍名「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない」は城峰瑞雲流が製造し見事な奉納となりました。

打上場所は、椋神社の北方にある芦田山の南斜面に作られた高さ20mの櫓に立てられ点火されます。
観客席から見る芦田山の南斜面。

また、観客席近くに口上櫓が建てられ、一本一本の龍勢毎に独特の節回しで打上げる龍勢の特徴、製造流派、奉納の趣旨などが読み上げられます。
この口上が、祭りの楽しさや愉快さを作り出す大きな要素となっています。

龍勢の発射。




背負物が開き始めます。






見事、大成功。














でも、櫓から発射せず破裂する事も。


椋神社は、明治17年にこの地方で蜂起した「秩父事件」のゆかりの地でもあります。










歴史にも触れ、農民ロケット「龍勢」も楽しみ、満足する秋の一日となりました。

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