藤沢市は、昭和15年10月1日、藤沢町が市制を施行し藤沢市が誕生します。その後、昭和16年に村岡村を編入、昭和22年4月片瀬町を編入、昭和30年4月小出村大字遠藤、御所見村および渋谷町のうち長後ならびに高倉を編入します。その後、隣接自治体と境界変更などあり現在に至っています。
藤沢市は、東京からほぼ50キロメートル、神奈川県の中央南部に位置し、南は相模湾に面し、東西6.55キロメートル、南北12.00キロメートルにわたり、面積は69.56平方キロメートル、おおむね平坦な地形をしています。
周囲は6市1町(横浜市、鎌倉市、茅ヶ崎市、大和市、綾瀬市、海老名市、寒川町)に囲まれています。人口は令和5年2月1日現在で44.3万人強、世帯数は20万世帯強となっています。
市章は、藤沢市のフジを図案化して躍進観光都市を近代的爽快、発展的雄飛の象徴として表現したものである。(昭和25年10月1日制定)
市の花は「フジ」、市の木は「クロマツ」、市の鳥「カワセミ」です。(以上は、藤沢市HPより)
藤沢市のマンホール蓋の整理の前に下水処理の概要を整理します。
藤沢市の公共下水道処理区域は、南部処理区、東部処理区、相模川流域処理区の3処理区に別れます。
南部処理区は、主に市の南部・西部の区域(辻堂・鵠沼・片瀬・藤沢・明治・湘南大庭地区)の下水を引地川及び境川沿いに集め、ポンプ場を経由し、辻堂浄化センターで処理し相模湾へ放流している区域です。南部処理区は、一部の区域を除き汚水と雨水を一緒に流す「合流式下水道」を採用、大庭、片瀬、辻堂地区の一部は汚水と雨水を別々に流す「分流式下水道」を採用しています。
東部処理区は、主に市の東部・北部の区域(村岡・善行・六会・湘南台・長後地区)の下水を引地川・境川沿いに集めポンプ場を経由し、大清水浄化センターで処理し境川へ放流している区域です。東部処理区は、汚水と雨水を別々に流す「分流式下水道」を採用しています。
相模川流域処理区は、主に市の西北部の区域(遠藤・御所見地区)の下水を神奈川県が整備した下水道管に流し、柳島水再生センターで処理をしている区域です。相模川流域処理区は、分流式下水道を採用しています。
前置きはここまでとし、マンホール蓋の整理に入ります。
最初は、藤沢市が配布するマンホールカードの紹介です。
2019年8月7日に第10弾としてマンホールカードの配布を始めました。
カード裏面のデザインの由来は以下の通りです。
このマンホール蓋は、市の花「フジ」をモチーフにして、新しい街づくりに合わせて、新たに色付けをして作成されました。 4月から5月にかけて長い房に紫色の花を咲かせるフジは藤沢市民にとってなじみ深い花で、市内の公園には多くの藤棚があります。 藤沢市の下水の排除方式は、汚水と雨水を同一の管渠で排除して処理する合流式と、別々に排除して処理する分流式があります。 合流式と分流式のマンホール蓋にはフジが描かれていますが、分流式の汚水管のマンホール蓋は、市の木「クロマツ」が描かれています。
それでは、マンホール蓋の整理に入ります。
最初は、第10弾のマンホールカードとなったカラーデザインマンホール蓋です。
JR東海道線・辻堂駅北口のロータリー歩道に設置されています。
こちらは合流蓋です。
こちらは、上記と比べ色合いが少し違っています。
JR藤沢駅北口にある「さいか屋藤沢店」の裏の通りで見つけました。
こちらは雨水蓋です。
中央の市章の下に「あめ」の表記、併せて右蓋は中央の市章の上に「車道」の表記があります。
こちらの蓋は中央の市章の上に「車道」の表記のみあります。
こちらは、インターロッキングブロック型の蓋です。
こちらはノンカラー蓋です。
こちらは雨水蓋です。
中央の市章の上に「あめ」の表記があります。
こちらは、中央の市章の下に「あめ」の表記があります。
こちらは親子蓋です。
こちらは、中央の市章の下に「あめ」の表記があります。
こちらはΦ1500の親子蓋です。こちらは、中央の市章の上に「あめ」の表記があります。
こちらは、中央の市章の上に「歩道」の表記、併せて右蓋は中央の市章の下に「あめ」の表記があります。
こちらは、中央の市章の上に「車道」の表記があります。
こちらは合流蓋です。
左蓋は中央の市章の下に「ごうりゅう」、右蓋は市章の上に「ごうりゅう」の表記があります。
こちらは親子蓋です。
二町公園内で見つけましたが、芝生がかぶさっているのと陽の影が入り見づらくなっています。
中央の市章の上に「ごうりゅう」の表記があります。
ここからは、小型マンホール蓋です。
こちらは用途記載がありません。
中央に市章のみ表記されています。
こちらは、地色がピンク色で中央の市章の上に「車」の表記があります。
こちらは雨水蓋です。
中央の市章の下に「あめ」と表記されています。
こちらの蓋は、「あめ」と併せて、中央の市章の上に「車」と表記されています。
こちらは、合流蓋です。
中央の市章の下に「ごうりゅう」と表記されています。
こちらは、プラスティック製の蓋です。
左蓋は用途記載がありません。右蓋は中央の市章の下に「あめ」の表記があります。
こちらは、以前からある二つ目のデザイン蓋です。
市の木「マツ」が大きくデザインされています。
こちらは、汚水蓋として使用されています。
こちらは、中央の市章の上に「車道」、下に「おすい」の表記があります。
こちらは、インターロッキングブロック型の蓋です。
こちらは、中央の松のデザインの下に「空気弁」と表記されています。
こちらはノンカラー蓋です。
左蓋は中央の市章の上に「おすい」、右蓋は市章の下に「おすい」の表記があります。
こちらは親子蓋です。
こちらは、中央の市章の上に「車道」、市章の下に「おすい」の表記があります。
こちらはΦ1200の親子蓋です。こちらは、中央の市章の上に「車道」、市章の下に「おすい」の表記があります。
ここからは、小型マンホール蓋です。
市章の下に「おすい」の表記があります。
こちらの蓋は、「おすい」と併せて、中央の市章の上に「車」と表記されています。
こちらは、プラスティック製の蓋です。
中央の市章の下に「おすい」の表記があります。
以降は、マンホールふたの表面にデザインプレートを取り付けることができるタイプの蓋です。
最初は、中央にFujisawaSSTのロゴマーク、その周囲を「Fujisawa Sustainable Smart Town」の文字が表記されている蓋です。
こちらは雨水(USUI表記)蓋です。
こちらは汚水(OSUI表記)蓋です。
こちらは合流(gouryu表記)蓋です。
FujisawaSSTは、平成19年から平成20年にかけて旧松下電器産業関連工場の撤退後、この跡地において地権者等の事業者が自ら「地域から地球に拡がる環境行動都市-藤沢」の先導的モデルプロジェクトとして、「Fujisawa サスティナブル・スマートタウン」の実現をめざしたまちづくりが行われ、現在も進行中のようです。
次は、下水道に興味をもっていただくことや、観光などで訪れた方々に藤沢市・江の島をPRする目的で、2020年に江の島島内に新しく設置されたでザイン蓋です。
こちらは、江の島に伝わる伝説をイメージしたデザイン蓋です。
こちらは、5か国語(英語・韓国語・中国語・スペイン語・日本語)で「ようこそ」!皆様を歓迎します!と表記されたデザイン蓋です。
江の島では、オリンピック東京2020大会(2021年夏開催)でセーリング競技が開催されました。
こちらは、前出の市の花「フジ」と同様のデザイン蓋です。
こちらは、藤沢市下水道マスコットキャラクター「ふじまる」が描かれたデザイン蓋です。
以降は、規格模様と呼ばれるマンホール蓋です。
最初は、JIS規格模様の蓋です。
こちらの蓋には用途記載がありません。
こちらは、中央の市章が円で囲まれています。
こちらは、中央の市章が円で囲まれていません。
こちらは、蓋の上部や下部に記号が表記されています。
左蓋は上部に「H」下部に「PAT」、右蓋は上部に「PAT」下部に「2H」と表記されています。
こちらは上部に「L」下部に「PAT」と表記されています。
左蓋は下部に「H」、右蓋は上部に「M」下部に「PAT」と表記されています。
こちらは上部に「SD」下部に「PAT」と表記されています。
こちらは、中央の市章の上部に「F-3」と表記されています。
こちらの蓋は枠がついています。
こちらは上部に「F-1」と表記されています。
こちらは、Φ900の蓋です。
こちらは小型蓋です。
中央の市章の下に「車道」の表記があります。
こちらは、雨水蓋です。
こちらは上部に「F-3」下部に「雨水」と表記されています。
こちらの蓋は枠がついています。
こちらは上部に「F-1」下部に「雨水」と表記されています。
こちらは、汚水蓋です。
こちらは上部に「F-3」下部に「汚水」と表記されています。
こちらの蓋は枠がついています。
こちらは上部に「F-1」下部に「汚水」と表記されています。
こちらは、Φ900サイズの「ポンプ室」と表記された蓋です。
次は、亀甲模様の蓋です。
こちらの蓋には用途記載がありません。
左蓋は、用途記載部が削られているようです。
こちらは耐圧型の蓋です。
こちらは、中央の市章の上部に「F-2」と表記されています。
こちらは雨水蓋です。
こちらは耐圧型の蓋です。
こちらは汚水蓋です。
こちらは小型蓋です。
こちらは合流蓋です。
こちらは耐圧型の蓋です。
Φ900サイズの蓋です。
こちらは「特定」と表記された蓋です。
次は、毘沙門亀甲模様の蓋です。
こちらの蓋には用途記載がありません。
親子蓋です。
こちらは角蓋です。
こちらは、「ポンプ室」と表記された蓋です。
次は、スリップ防止模様の蓋です。
こちらは、スリップ防止模様毎に整理します。
こちらは、用途記載がない小型蓋です。
こちらは雨水蓋です。
こちらは汚水蓋です。
こちらは親子蓋です。
こちらは合流蓋です。
こちらは親子蓋です。
右蓋はΦ1200サイズの蓋です。
こちらはΦ900サイズの蓋です。
こちらは、中央の市章の下に「ご」の表記があります。
こちらは小型蓋です。
上部に「HINODE」(日之出水道機器㈱)の表記があります。
次は、グレーチング(格子)型の蓋です。
こちらは親子蓋です。
こちらは合流蓋です。
こちらは、小型蓋です。
次は、コンクリート製の蓋です。
こちらの蓋は、6か所に楕円形の穴があります。
こちらの蓋は、4か所に楕円形の穴があります。
こちらの蓋は、上記と比べ市章の凹凸が逆転しています。
こちらは、市章が型抜きされているようです。
こちらは小型蓋です。
こちらは、インターロッキングブロックタイプの蓋です。
こちらは用途記載がありません。
こちらは小型蓋です。
右蓋は上部に市章があります。
こちらは雨水蓋です。
こちらは「あめ」表記です。
こちらは「雨水」表記です。
こちらは汚水蓋です。
こちらは「おすい」表記です。
こちらは合流蓋です。
こちらは「合流」表記です。
こちらは、幾何学模様の蓋です。
用途記載がありません。
こちらは、カタカナの「エ」の文字で二重に囲んでいるような地柄です。
小型の雨水蓋です。
こちらは、ひし形を連ねたような地柄です。
こちらは用途記載がありません。
下部に「DAIICHIKIZAI CO LTD.」(第一機材㈱)の表記があります。
こちらは、中央の市章の下に「宅内」の表記があります。
こちらは、細かなひし形を組み合わせたような模様の角蓋です。
用途記載がありません。
最後は、側溝蓋です。
湘南の海の風景が描かれています。
こちらは、中央に「藤沢市」の表記があります。
こちらが良く見かけるタイプです。
以上で、その1.公共下水道関係他の整理は終了です。
その2.では上水道関係他の整理を行います。