中央市の経緯は、平成18年2月20日中巨摩郡玉穂町、田富町、東八代郡豊富村の2町1村が合併し中央市が誕生、現在に至っています。
中央市は、山梨県の中央南部に位置し、面積は31.69平方キロメートル、人口は令和3年1月1日現在で3.0万人強、世帯数1.3万強となっています。
東は鎌田川を挟んで甲府市に、北はJR身延線と昭和バイパスを境に昭和町に、西は釜無川を挟んで南アルプス市に、南は市川三郷町に接しています。
釜無川により形成された沖積平野の地域と御坂山系からなる地域との二つの地理的特性を持っており、両地域は笛吹川によって隔てられています。
平坦部は玉穂、田富の2地区が笛吹川と釜無川に挟まれた形で位置しており、豊富は山間部に広がる地域となっています。
市章は、緑は「大地と青葉」、橙は「太陽」、青は「空と清流」をイメージし、恵まれた自然を表し、中央市の「中」の文字を基調に「実り豊かな生活文化都市」を象徴的に表現しました。(平成18年11月30日制定)
市の花は「レンゲソウ」、市の木は「サクラ」、市に鳥は「シラサギ」です。(以上は、中央市HPより)
前置きはここまでとします。
マンホール蓋の整理に入る前に、簡単に公共下水道の処理方式について見てみます。
中央市の公共下水道は、雨水と汚水を別々の管で流す分流方式を採用しているようです。汚水は、山梨県の釜無川流域下水道に接続し、富士川町にある釜無川浄化センターで最終処理され坪川に放流されます。
また、旧豊富村地区の全域を中尾宇山地区、浅利川東部地区、浅利地区、浅利地区第2、高部地区の5地区に分け農業集落排水施設を有しています。
それでは、マンホール蓋の整理です。
南アルプス市は、平成28年8月1日より第2弾としてマンホールカードを配布開始しました。
カード裏面のデザインの由来は以下の通りです。
中央市の「鳥」、「木」、「花」をモチーフにしたデザインマンホール蓋です。蓋の中央には河川や水田が広がる自然豊かな市の象徴 「シラサギ」を描き、それを取り囲むように、山頂に向かって咲き誇る「千本桜や「乙黒桜」、市民にとって身近で親しみのある「れんげ草」を 描いています。れんげ草は市内で古くから米づくりの緑肥料として栽培されており、開花を迎える春に豊富地区から眺望すると、市の中央部は まるで紫のじゅうたんを敷き詰めたように見えます。本マンホール蓋のフチに沿ってデザインしているのも桜で、数字の刻印は2町1村が 合併して”中央市”となった日付を表しています。
マンホールカードの座標軸は、JR身延線・東花輪駅付近のようですが、残念ながら該当の蓋は撮っていないようです。
左蓋は、カード配布時の中央市役所(現、中央市役所玉穂庁舎)付近で撮った蓋です。左蓋は、現在の中央市役所内に展示されているカラー蓋です。
こちらは、親子蓋です。
こちらは、小型マンホール蓋です。
以降は、規格模様と呼ばれているマンホール蓋です。
規格模様の蓋は、こちらのスリップ防止模様の汚水蓋しか見付ける事が出来ませんでした。
以降は、小型マンホール蓋です。
こちらは、他自治体で見かける規格模様の小型マンホール蓋です。
いずれも汚水蓋です。
こちらは、プラスティック製の汚水枡と思われます。
以降では、上水道関係他の蓋を整理します。
中央市の上水道事業は、田富地区、玉穂地区、豊富地区により供給方法が異なっています。
田富地区は旧田富町の上水道事業として、豊富地区は旧豊富村簡易水道事業として供給されていましたが、平成18年の合併に伴い中央市の上水道事業、簡易水道事業が創設され引き継がれているようです。
また、玉穂地区は甲府市上水道事業から供給を受けているようです。
そのような状況から、新たに発足した中央市と識別出来る蓋は余り見付ける事が出来ませんでしたが、今後は増えて行く事と思います。
なお、水道事業に係わるこれまでの蓋は、合併前の田富町、玉穂町、豊富村のマンホール蓋で整理する事にします。
最初は、消防関係で消火栓の蓋です。
こちらは、上水関係の制水弁の蓋です。
こちらは、空気弁の蓋です。
こちらは、排泥弁の蓋です。
以上で、山梨県中央市のマンホール蓋の整理は終了です。
中央市は、遠方となるので歩く回数も少なく、それ程多くの種類のマンホール蓋を撮っていませんので、機会があれば再訪してみたいと思います。
その2.では、旧田富町のマンホール蓋を整理します。