牛コラム

肥育牛と美味しい牛肉のはなし

教訓を活かしていきたい

2010-05-15 13:03:21 | 牛の病気


宮崎の口蹄疫は、なかなか歯止めがきかないようである。
今朝のプレスリリースでは、81例目を報じている。
関連農家は、その結果に落胆していることであろう。
法定伝染病の怖さにまざまざと戦いているのが実態でもあろう。

当方でも、そのあおりを受けなければ良いがと出入りの制限を実施しながら、宮崎からの導入牛の経過を注視してきた。
導入から25日目が経過したが、罹る症状はなく、一つの関門をくぐり抜けられたと思っている。
この導入が元で、家畜保健所や獣医師、出入りのトラックなどに多大なる協力を得ている。
宮崎での終息宣言が出るまでは、安閑とはできない。

全国的にソーダや石灰が品薄となり、高値を呼んでいるようである。
このようなときこそ、安価に供給してもらいたいものである。
精神的、人為的、労役などに多くの気配りを得ているが、これが浪費と思えるような最終結果が得られることを望みたい。
そして、今回の教訓を今後の経営に生かすことを肝に銘じていきたい。

産業は推すだけではなく、思わぬ災害をも視野に入れて手抜かりなくスマートに推進すべきハートが不可欠である。
今回の初期の対応などの情報を得ている限り、宮崎県は様々なブランド化を推進してきたが、そのハートを少しばかり棚に置き忘れていたのではないだろうか。