酒造り日記

佐賀県の天吹(あまぶき)酒造の酒造り日記

酵母当てキキ酒!

2008-10-22 11:11:52 | ぶちょ~


おはようございます!

本日の画像は、「ツルバラの花酵母・初搾り」6日目の様子です。
昨日より少し泡が細かくなってきました。
香りも変化しはじめ、だんだんとお酒らしい香りになってきました。
これから数日間の泡は微妙な変化ですが、数日後には「落泡」となりますので少々お待ち下さい。

本日は蔵人で「キキ酒大会」を行ないました!
花酵母のお酒、以下6種類の酵母当てキキ酒です。

・「天吹 純米吟醸 愛山 生」ナデシコの花酵母
・「天吹 吟醸」アベリアの花酵母
・「天吹 純米吟醸 酒小町」ヒマワリの花酵母
・「天吹 生モト純米大吟醸 雄町」シャクナゲの花酵母
・「天吹 特別純米 山田錦 超辛口」ベゴニアの花酵母
・「天吹 純米 西海」マリーゴールドの花酵母
簡単!簡単!


結果は・・・蔵人皆好成績!それぞれの酵母の個性、特徴をつかんでいるようです。

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泡。。。

2008-10-21 11:39:02 | ぶちょ~

おはようございます!

本日の画像は「ツルバラの花酵母・初搾り」モロミ日数5日目の様子です。
昨日に比べ泡の粘ちょう度が増してきました。
表面が岩のように見える事から、この泡を「岩泡」と呼びます。
今後、泡アリ酵母ですと発酵が旺盛になっていくにつれ、細かい泡が高く形成され「高泡」という状態になりますが・・・この「ツルバラの花酵母」は泡ナシ酵母ですので「高泡」は形成されません。

この「泡アリ酵母」と「泡ナシ酵母」何が違うのでしょうか?
簡単に言うと、細胞膜の構造の違いにより、「泡アリ酵母」に気泡が吸着され、結果として高い泡を形成するのです。

「泡ナシ酵母」とは言いますが泡を立てるじゃないか!と思われる方もいらっしゃるでしょうが・・・その通りで、清酒酵母はこの高泡を造る事が特徴の一つ、遺伝学的には泡を立てる遺伝子を持っているのです。
もし、ワイン酵母やパン酵母で日本酒を造ったとしたら泡は立たないでしょう。

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4日目の泡!

2008-10-20 08:15:28 | ぶちょ~


おはようございます!

本日の画像は「ツルバラの花酵母・初搾り」の4日目の泡の様子です。
昨日の部分的な泡がタンク全体に広がり全面泡となりました。
この石鹸泡様のうすい膜の泡を「水泡」と言います。
まだまだ発酵の初期で炭酸ガスの発生も多くありません。
酵母頑張れ~!

成分分析値は、アルコール度数4.8%、ボーメ7.5(日本酒度で言えば-75)、酸度1.3でした。

ちなみに、泡の大きさの変化もわかるように写真を撮る距離は毎回同じにします。

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泡!

2008-10-19 09:17:12 | ぶちょ~

おはようございます!

本日の画像は、ツルバラの花酵母を使用した「初搾り」、留仕込後3日目の様子です。
何か不思議な物体が・・・

これは、「筋泡」と言って発酵が開始された合図のようなもので、次々と下から湧き出してきます。
明日には「水泡」となり全体に広がります。
この泡を見てると、「発酵は不思議だな・・・すごいな!」「酵母頑張ってるな。」「面白いな!」なんて考えながらボーッとしてしまいます。

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審査!

2008-10-18 09:27:03 | ぶちょ~


おはようございます!

本日の画像は、昨日行なわれました福岡局主催の清酒鑑評会の審査の様子です。
私が審査させていただいたのは「吟醸の部」の決審です。
予選を勝ち上がってきた素晴らしい大吟醸達をさらに審査するのですから、嗅覚、味覚を研ぎ澄まし、集中して審査に臨みます。

内容や結果は詳しくは書きませんが、今回初めて審査員を経験し得るものや考える事が沢山ありました。
「表彰式」及び「公開キキ酒会」は11月20日に行なわれます。

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香港から。

2008-10-17 07:36:23 | ぶちょ~

おはようございます!

昨日、香港で「天吹」をお取り扱いいただいている酒販店様がお見えになりました。
「天吹」のほぼ全ラインナップをキキ酒していただき、今後の取り扱い商品などを話し合いました。
そして夜は懇親会、「旬の蔵 パセリ」様~「居酒屋 ふるかわ」様と佐賀の日本酒三昧でした。
海外輸出、少しずつですが頑張っていきたいと思います。

本日、私は福岡の鑑評会の審査員として福岡国税局に審査に行ってまいります。
今年からなのですが、私のような若輩者が・・・いやいや、誠心誠意キキ酒させていただきます!

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出来る限り・・・

2008-10-16 10:02:28 | ぶちょ~

こんにちは!

仕込第1号は元気に発酵を続けておりますが、ちょいと元気が良過ぎるようです。
そろそろモロミの品温を下げていかなければならないのですが、まだまだ気温が高くなかなか下がりません。
タンクの外側には冷水が流れ冷却されているのですが、中央部には影響が少ないのです。
そこで本日、画像のように仕込第1号のモロミに氷と冷水を入れた容器を入れました。
効果は確実にあるようで、少しずつですが品温が下がり始めました!
でも、この容器に氷と水をいっぱいに入れると・・・重く、長いので取り扱い難い。
氷がとけたら入れ替えなければいけませんし、おまけに取り出す時には容器の周りにはモロミが・・・。
なんて言ってる場合ではなく、ここで品温を下げなければ目的とするお酒になりませんので、出来る限りのお世話をします。

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搾りに備えて!

2008-10-15 08:49:19 | ぶちょ~

おはようございます!

本日の画像は、酒袋(お酒の搾りに使用する袋)です。
搾りに備え酒袋の洗濯を始めました。
この酒袋の手入れが悪いと「袋香」という酸化した様な香りがお酒に移行してしまいます。
最後の搾りの工程で情熱と努力が無駄にならない様に、何度も何度も繰り返し、無臭になってもさらに洗い続けます。
「こんなもんでいいや・・・。」ではいけません!ガオー!

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蒸上がり!

2008-10-14 10:50:20 | ぶちょ~

おはようございます!

本日は仕込2号、3号(初搾り)のダブル添仕込です。
お米の品種、酵母、酒質が同じであれば、搾りを1日ずらす事で2本同時に仕込む事も可能です。

お米が蒸しあがりましたら、スコップでコシキからお米を掘り出します↑。
このスコップはテフロン加工を施したスペシャル仕様ですので、お米がくっつかないのです!(フライパンや炊飯器のお釜の内側の加工と同じです。)

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お客様。

2008-10-13 13:50:55 | ぶちょ~

こんにちは。
昨夜は島根県から「天吹」をお取り扱いしていただいている酒販店様、飲食店様が佐賀までお見えになりましたので佐賀市内にて懇親会・・・いやいや、楽しくて飲みすぎました。

そして本日、蔵見学。楽しんでいただけましたでしょうか。
島根まで7時間!?の帰り道、お気をつけてお帰り下さい!

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