酒造り日記

佐賀県の天吹(あまぶき)酒造の酒造り日記

四季折々のつまみ・・・⑥

2008-04-18 16:52:55 | もとやん
つまみシリーズも今日で6回目じゃの。


皆の衆にはわしのつまらん話につきあわせてしまいすまんかったが、もう少しのおつきあいよろしくたのむの~。
 
さて、昨日の銀杏の続きじゃが、自分で言うのもなんじゃが、これが悲惨じゃった。
 
去年の10月、季節は秋。秋のつまみといえば、秋刀魚、きのこ、など。そしてわしの頭の中には銀杏・・・そう黄色いイチョウの木になるあのくさい木の実が思い浮かんだのじゃ。
 
わしは神社に銀杏を拾いに行き、その銀杏を不覚にも素手で洗ってしまったのじゃ。

その2~3日後には顔が試合後のボクサーのようになってしまった。

痛さと痒さでたまんかったの。皆の衆、自然には十分注意のことじゃぞ。


最後の上槽そして四季折々のつまみ⑤

2008-04-17 17:24:37 | もとやん
皆の衆、今日も一日おつかれさまじゃの。

さて、蔵の中もこの時期になるとずいぶんさびしくなってくるの~。
今日は最後の醪(本醸造)の上槽じゃった。搾りたての酒は旨みとキレがありよかったぞ。ぬる燗で飲むと旨そうじゃの~。・・・つまみは、そうじゃの~銀杏あたりがいいかの~。

銀杏と言えばわしは苦い思い出があるのじゃ。・・・・去年の秋、銀杏にまけたのじゃ。
 
詳細はまた明日の~。

四季折々のつまみ④

2008-04-10 17:15:21 | もとやん
皆の衆、今日も一日ごくろうさまじゃの。

つまみシリーズも4回目になるが、お付き合いの程宜しく頼むの~。

昨日はイカの一夜干しの話をしたが、わしは自家製の一夜干しもつくるぞ~。
つくり方は簡単!買ってきたイカを半開ききにし、中の物をだし、串刺しにしてベランダに干すのじゃ。(風がある、夜がベストじゃ)
 
なんということでしょう!次の日には最高の一夜干しが出来るのじゃ。」

四季折々のつまみ③

2008-04-09 17:42:25 | もとやん
皆の衆、今日も1日お疲れ様じゃの~。さて、この時間になると腹の虫が泣き出し、今日の晩御飯が気になるわしじゃが、皆の衆は如何かな?

わしが好む酒の肴の一つにイカ料理があるが、イカは旨いの~。もし無人島に持っていける食材5個と言われたら、イカははずせんの~。

①イカと大根の甘辛煮。  ②イカとねぎの酢味噌あえ。  ③イカの一夜干し。などどれも日本酒と相性がいいものばかりじゃな。

四季折々のつまみ②

2008-04-07 17:46:28 | もとやん
蔵人もこの時間は、今日の仕事も終わりホッと一息しているころじゃろ~。
さて、きのうの話のつずきじゃがの、日本酒というものは、夕べに2~3合、お猪口でちびり、ちびりと時間をかけて飲むのが正しい飲み方なのじゃ。
これが昔からの、日本人の生活習慣に合った飲み方なのじゃ。

四季折々のつまみ

2008-04-06 11:26:58 | もとやん
皆の衆、久しぶりじゃの~。元気でおったかの~?
季節も冬を通り越して、いつのまにか春じゃの~。蔵人には”冬を感じる”時間が無くて
毎年、春、夏、秋、”造り”という感じなのじゃ。
さてこの季節のつまみと言ったら、筍、蕗、の煮付けなどが日本酒とは相性がいいの。今晩は煮つけと”山廃純米”で一杯やるかの~。

ワクワク!

2008-02-08 17:09:57 | もとやん
"ぶちょ~”が出張中のため、今日に限り私、”もとやん”が投稿させていただきます。
そもそも、”もとやん”とはなんじゃとお思いの方も多々いらっしゃると思います。これはけして本名ではなく、また、”もと、ヤンキー”の意味でもありません。”酛”を担当する者というブログ上の愛称と考えていただければよろしいかと。
さて、本題に入らしていただきましょう。
純米大吟醸”生酛仕込み”も留仕込みが終わり、これから約1ヶ月仕込みタンクの中で、糖化と発酵が進んでいきます。
思えば、今年の正月があけてからの、かぶら櫂、へら櫂の作成、(これは蔵人による手造りです)、酛摺りのイメージトレーニング、緊張の中での”いけめし”から酛仕込み、と蔵人が持てる力を発揮した”日本酒”があと1ヶ月ほどで搾りを迎えます。私達、蔵人も今から楽しみです。

山廃仕込み・・・その② (ふっくらとした盛り上がり)

2007-12-08 11:17:00 | もとやん
皆の衆、元気かな?巷では、インフルエンザが流行の兆しがあるので、気をつけるようにの~。
さて、山廃酛も酵母添加後、5日目じゃ。そして今日の暖気入れ後、ついにフクレの兆候が表れたのじゃ!(ちなみにフクレとは、膨れっ面をする、と同じで酛の表面がふっくらともりあがることじゃ。酛の内部では、盛んに酵母が増殖を行い、炭酸ガスをだし
そのために盛り上がる状況じゃ。)
ここまでくればホッと一息かの~。あとは、酵母が力強く、たくましく、増殖、発酵してくれるのを待つばかりじゃ。(ブルトレを牽引するEF-65や吹雪の中を行くC-57のようにの~)

19BY山廃仕込み・・・その①

2007-12-06 09:59:16 | もとやん
皆の衆、元気でおるかの~。
わしは、今年の造りが始まっていきなり、腰を痛めてしまっての、そしてその後には、銀杏にかぶれてしまった。これが苦しかったぞ。顔が腫れてしまい、暖まると痒くての~。
麹室での作業のつらかったこと。今思えば、酒のつまみに銀杏を神社に拾ったのまでは良かったが、その後がまずかった。手袋もせずに銀杏を洗ってしまったのじゃ。しかしそれもようやく完治し、いまは酒造りにいそしんでおるのじゃ。
さて、今年も山廃酛を仕込んだぞ。11/16日酛立じゃったので、今日で21日目じゃ。予定では酵母添加後、フクレ兆候がなくてはいかんのじゃが・・・。
亜硝酸の反応が強く、その分長く続いたために、酵母添加が遅れたのじゃ。
山廃酛は奥が深いの。暖気操作、櫂入れ、室温、で状況が変化するからの。

たわわに実った

2007-10-21 13:57:48 | もとやん
皆の衆、しばらくぶりじゃの~。元気でおったかな。
今日は合鴨農法で栽培しておる”山田錦”の稲刈りが行なわれたぞ。田琴の月(蔵の年間会員)の皆様とたわわに実った山田錦を昔ながらの鎌で刈り入れを行なったぞ。今年は天候も良く、収穫量も昨年以上じゃったぞ。
この米は自家栽培山田錦”純米吟醸”として来年に美味しいお酒に生まれ変わるのじゃ。