まろの公園ライフ

公園から世の中を見る

残暑のバラ園にて

2016年08月26日 | 日記

夏の終わりのバラ園です。
うだるような残暑でベンチには誰もいません。
あたりは名残りの蝉しぐれです。

ベンチを見つけると
ついつい座ってみたくなる性癖があります。(笑)
某女優の息子がホテルの女性従業員に乱暴狼藉を働くという
呆れた事件がありましたが、あれは「性癖」でしょうか。
まったく救いようのないバカ息子ですね。
マスコミは揃って「四十代の女性を・・・」などと
揶揄したような表現をしていますが
あれって明らかに女性差別ではないでしょうか。
被害者が何歳だろうと関係ない!

人間でもヘバる暑さなのに
バラは意外なほど元気に咲いています。
これは「クラウン・プリンセス・マルガリータ」という品種です。
私はてっきりお酒の名前かと思いましたが
スウェーデンのマルガリータ皇太子妃にちなんだ名前とか。
健康的で暑さに強いバラだそうです。

こちらは「クロード・モネ」です。
確かモネに「薔薇の並木道」という作品があったと思うのですが
ジヴェルニーの庭にもこのバラが咲いているのでしょうか。



これは私も知っている「アイスバーグ」です。
丈夫なバラの代名詞だそうです。
バラ界では「殿堂入り」するほど有名な品種で
世界中に愛好家がいると聞きました。
確か真っ白な花だったと思いますがピンクもあるんですねえ。

へえ、香り体験か・・・
ゆっくり薔薇の香りを愉しむなんて
久しくなかっただけに、さっそく手に取ってみました。
うーん、決して強くはありませんが
フルーツに似たさわやかな香りが鼻腔をくすぐりました。
ちょっと行き返ったような心持ちです。

バラの世話をしている女性を見かけました。
女性を見るとついつい後ろ姿を撮りたくなるのも
私の困った「性癖」でしょうか。
四十代ではなく三十代らしき妙齢の女性でした。(笑)

 


酔芙蓉が咲いたよ

2016年08月25日 | 日記

今年も酔芙蓉が咲き始めました。
晩夏の季節、芙蓉の花にちょっと遅れて
純白の大輪の花を咲かせます。

今年は枝がバッサリと剪定され
ふじに咲くのかどうか大いに心配したのですが
なかなの生命力ですねえ。
清々しい気品のある花で私は大好きです。

ただ、朝のうちは純白の大輪ですが
時間が経つにつれてだんだんピンク色を帯びて・・・

夕方には赤紫色になって萎んでしまいます。
この様子がどことなく酔っ払いに似ていることから
ついた名前が「酔芙蓉」です。
まるでわが身を見るようで他人事とは思えません。
毎日、毎晩、酔っぱらっては
醜態を晒している自分が情けなくオーバーラップします。(笑)



芙蓉の花を見ると
決まって新田次郎の小説「芙蓉の人」を思い出します。
明治中期、富士山の気象観測に先鞭をつけた
野中到・チヨ夫妻の生涯を描いた感動的なドキュメントです。
著者の新田氏自身、もともとは気象学者で
富士山気象レーダーの建設に尽力された専門家なので
とにかく一つ一つの描写がリアルで
中でも冬の富士山の苛烈なまでの自然描写は
それこそ身も凍るような迫力でした。
ちなみに小説「芙蓉の人」のタイトルは
古来、「芙蓉峰」と呼ばれた富士山に由来するそうです。

新田次郎氏の奥様は
やはり小説家の藤原ていさんですね。
太平洋戦争末期、満州引き揚げの壮絶な体験を綴った
名著「流れる星は生きている」は
当時、ベストセラーになって何度もドラマ化されました。
初めて読んだのは確か中学生の時でしたが
戦後世代の私にとっては全てが衝撃で
戦争というものの過酷さ理不尽さを肌で感じました。
何度読んでも涙が止まりませんでしたねえ・・・

その満州引き揚げで無事生き延びた
ご夫妻の長男・藤原正彦さんは今や世界的な数学者です。
優秀な人の子供はやはり優秀なんですねえ。(笑)
自らの留学体験を書いた「若き数学者のアメリカ」は
私が読んだ数少ない理数系の書物で
その明晰で気骨ある文章に大いに感心したものですが
間もなく出た「国家の品格」が大ベストセラー!
うーん、人間のDNAのなせる技にただただ感心するばかりです。

酔芙蓉の花がすっかり脱線してしまいましたが・・・
今晩も酔っぱらってしまいそうです。


壇蜜

2016年08月24日 | 日記

なぜかこんな本を読んでいる。
図書館の返却本のコーナーにあるのを見つけて
何気なく手に取ったのだが・・・

とても面白いのである。
何やら不意打ちを食らったような面白さである。
モデルやタレント活動の日々を
日記形式で綴ったよくある「タレント本」なのだが
彼女がこれほどやわらかな感性と
みずみずしい言葉を持った女性だとはまったく思わなかった。
壇蜜ファンには何を今さらと言われそうだが
単なるグラドルではなかった!

BSで放送中の「久米書店」は
今や数少ないブックレビュー番組で私も楽しみにしている。
私はこの番組の中の壇蜜しか知らない。
彼女は番組の中で「店員」役をつとめていて
久米宏とともにゲストの作家にインタビューなどをしている。
決して口数が多い方ではないのだが
その発言にハッとすることもしばしばで
なかなかユニークなタレントさんだなあーと思っていた。



本業は妖艶な雰囲気のモデルさんである。
とてもブログには載せられない過激なヌードもあるのだが
炎上しても困るのでこの程度で。(笑)

29歳という遅まきのモデルデビューのせいか経歴も多彩だ。
大学時代に英語の教員免許を取得し
卒業後は和菓子店の経営をめざして調理師免許も取得。
その店の出資者が急死したため夢は破れたが
それ契機に「人間にとって死とは?」を真剣に考えるようになったと言う。
やがて彼女は「遺体衛生保全士」になるべく専門学校に入学。
遺体衛生保全士とは遺体の保全や消毒はもちろん
損壊がある場合はその修復も行う。
いわば映画「送りびと」のような仕事だろうか。
その後、葬儀社で働きながら
彼女は200体以上のご遺体と向き合って来たと言う。
この経歴一つとっても壇蜜は「ただもの」ではないのである。



久米書店の番組中で
彼女が紹介本を朗読するコーナーがある。
ちょっとくぐもったような声だが
知的で色気があってつい聞き惚れてしまうようなところがある。
ああ、この人はいろんな人生を見て来たんだなあ・・・
などと思いながらオジサンは陶然となる。
お色気で売っていながらちっとも下卑たところがなく
清潔で喋る日本語も年に似合わず美しい。
困ったことに、ちょっと壇蜜のファンになりそうである。(笑)



『シン・ゴジラ』に拍手

2016年08月23日 | 日記

話題の映画『シン・ゴジラ』を観た。
賛否両論はあるようだが
数あるゴジラ映画の中でも最高傑作ではないかと思う。

フルCG映画である。
オジサン世代にとって怪獣映画と言えば「特撮映画」であり
円谷英二であり本多猪四朗と相場が決まっているが
最新のCG技術のリアル感は素晴らしく
久しぶりに子供の頃に戻ってワクワクする映画であった。
監督の庵野秀明はSFアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」で有名だが
残念ながらオジサンはエヴァンゲリオンを知らない。
しかし、そんな世界観を知らなくても
十分に楽しめる映画であった。

映画はしごく単純な話である。
東京湾に突如出現した「巨大不明生物」をめぐって
日本中がパニックに陥り
その対応に追われる政府や官僚の右往左往ぶりが描かれる。
ニッポン(現実)vsゴジラ(虚構)という
ある意味シニカルな図式が全編に徹底されており
余計な感情移入をする必要がない。
ゴジラは日本の繁栄の象徴である大都市・東京を
容赦なく破壊し蹂躙するのであるが
その神のごとき「荒ぶる」精神に誰もが圧倒される。

『シン・ゴジラ』予告

ゴジラが都内に上陸する際
品川周辺の運河は凄まじい津波にのみ込まれる。
また、コジラの途方もないエネルギーが
やがて射能を熱源としていることも判明するのだが
これは明らかに「東日本大震災」を想起させる。
ゴジラはまさに人智を超えた制御不能な「巨大自然災害」であり
人類はその前では実に無力なのである。



この作品はゴジラ映画の29作目だそうである。
2014年公開のアメリカ版「GODZILLA ゴジラ」は
世界的に大ヒットしたが、興行収入ではすでにそれを超えたと言う。
出演者が総勢328名という多さにも関わらず
セリフのテンポがよく、それぞれがリアルで飽きが来なかった。
石原さとみのアホ面を除いては・・・(笑)
言ってみれば日本では珍しい「上質なパニック映画」と言っていい。

それにしても「シン・ゴジラ」のシンとは何だろうか?
「新」なのか「真」なのか「伸」なのか
それともゴジラに限りない愛を込めた「親」なのか?
そんなことを考えるのも楽しかった。

 

 


台風来たりて・・・

2016年08月22日 | 日記

台風がやって来ます。
間もなく関東地方も暴風雨圏内にはいって
大変なことになると思われます。

台風のせいではありませんが
昨夜ちょっと飲み過ぎてしまって今朝は寝坊してしまいました。
普段は出勤前に慌ただしくパソコンに向かうのですが
従ってブログを書く時間がありません。
帰ってから書こうと思います。

昨日は話題の「シン・ゴジラ」を観ました。
評判通り、なかなか面白くて年甲斐もなく興奮しました。
寝坊したのはそのせいかも知れません。(笑)

台風は大丈夫でしょうか。
ぶじに帰って来られたら感想を書こうと思います。
それでは行って来まーす!