お魚屋さんの店先で「鮎」を見かけました。
わが故郷・島根県益田市の高津川で獲れた鮎と聞いて
他人とは思えませんでした。（笑）
鮎の季節ですよねえ！
その清涼感あふれる味は川魚の王様です。
高津川のアユは中でも香りが高いことから人気ブランドで
私も何度か食したことがあります。
夏に一度はアユを食べてみたいものですねえ。
とりあえず「塩焼き」が一番ですね。
これは以前、新橋の「鮎や」という店でご馳走になったアユです。
頭からガブリと頬張ると野趣あふれる香りが
口から鼻へと抜けて、思わず陶然とするような風味でした。
ご馳走してくれた友人はテレビ局の偉いさんですが
自宅の冷蔵庫には常にアユが冷凍されていて
冬場はそれで一杯やるというほどの根っからのアユ好きです。
その友人から開きにした「アユの干物」なるものを
頂いたことがありましたが、これもなかなかの珍味でしたねえ。
鮎の名所は全国津々浦々にあります。
中でも西の横綱はやはり四国の四万十川ではないでしょうか。
最後の清流と言われるだけあって
アユの餌となる川底の苔や藻が今もしっかり残っているので
やはり味が違うのでしょうねえ。
そうそう、岐阜県・郡上八幡の吉田川のアユも
私にとっては忘れられない味です。
ということで久しぶりのスケッチです。
これは数年前、家族で信州旅行をした時のスケッチですが
ゴトゴトと鉄橋を渡るのは上田電鉄別所線。
下を流れるのは千曲川です。
うーん、それにしても呆れるぐらいヘタですなあ！（笑）
画家を諦めて正解だったかも知れません。
若鮎に なりたしと思ひ 鮎食らふ （杉作）