まろの公園ライフ

公園から世の中を見る

山の日です。

2016年08月11日 | 日記

今日は「山の日」だそうです。
今朝、起きるまで全く知りませんでした。
何の予告もなくこういうことをされると困りますね。(笑)

日本山岳会の陰謀でしょうか。
それとも「海の日」をつくったから
ついでに「山の日」もつくっておくかという
あの森元総理の浅知恵でしょうか。
国民の祝日には複雑な利権がからんでいる気がしてなりません。

私と「山」の関係は驚くほど希薄です。
仕事やレジャーでいくつも山は登ったことがありますが
ロープウェイやケーブルばかりで
自力で登った山は皆無と言ってもいいかも知れません。
人生の山道はイヤと言うほど体験しましたが・・・

関西時代によく登ったのはやっぱり「六甲山」ですね。
標高931m、眼下に広がるのは神戸の街です。
これだけ大都市に隣接して、しかも自然が豊かな山は珍しく
日曜登山のメッカにもなっています。
とくに夜景の素晴らしさは筆舌に尽くしがたいほどで
私も「現役」の頃は女の子を誘って
何度となくロマンチック気分にひたったものです。
あの大震災の記憶とともに忘れがたい山の一つでしょうか。



奈良と大阪の県境にある「金剛山」は
雪が降ることも多いので
冬山登山や学校の耐寒訓練のメッカになっています。
標高1125m、私が自力で登った数少ない
いや、唯一の山かも知れません。
とにかく寒さと疲労の上に道に迷って山中をさまよい
真剣に捜索隊を呼ぼうと思ったほどです。
おかげですっかり「山嫌い」になってしまいました。



東京に来てからは奥多摩の「御岳山」によく登りました。
標高929m、日曜ハイキングで大人気です。
実際、山紫水明という言葉がピッタリの
緑も水も豊かな山で、沢を渡る涼風は世俗を忘れさせてくれます。
この苔むした清流の登山道ので
あの「オオルリ」の姿を見つけた時は感動しました。
すずやかな「美声」が今も忘れられません。

そうそう、御岳山の山中では
ちょうど「レンゲショウマ」の花盛りでしょうか。
ほの暗い山影でひっそりと
薄紫色の丸い蕾をつけるレンゲショウマの花。
御岳山は全国でもめずらしい自生地として知られています。
この可憐で気品のある花を見ると
長い山道を歩いて来た疲れも吹き飛ぶようです。

いやあ、本当に山登りっていいものですねえ。(笑)