まろの公園ライフ

公園から世の中を見る

詩情と恋情と旅情

2016年04月27日 | 日記

新緑がさわやかな季節です。
色とりどりに咲き競う花を見るのも楽しいですが
この季節の滴るような緑は格別です。



大きく枝を伸ばした
クスノキの木陰でいつものように小休止。
懸案のナレーション原稿を何とかかんとか書き上げ
ついでに短いラジオドラマもやっつけてホッとひと息です。
昼ビール飲みたいです!(笑)

高さ12、3メートルはある区の名木です。
この木製ベンチは私の定位置とも言っていい休憩場所で
条件反射のように腰を下ろしてしまいます。
クスノキには言霊でもあるのか
とってもいいストーリーを思いついたりします。



昨日、壇一雄のエッセイをパラパラめくっていると
こんな一節が目に止まりました。

  「人間は詩情と恋情と旅情に生きる」

うーん、なかなか「深イイ」言葉ですねえ。
壇一雄は体を張って「詩と恋愛と旅」に生きた奔放な作家でした。
最近は作家のスケールもすっかり小さくなっただけに
彼を「最後の無頼派」と呼ぶ人も多いようです。



私も壇一雄に憧れた時期がありました。
高校時代は詩人を夢見てランボーを気取ったりしましたが
親友の詩の才能に打ちのめされて早々に挫折。
恋愛も根が惚れやすい性格なので数だけはこなしましたが
ほとんどがフラれてジ・エンド。
最近はヒマもカネもなくて旅もすっかりご無沙汰です。

詩情と恋情と旅情に生きたいとは思いつつ
なかなか「事情」が許しません。(笑)