まろの公園ライフ

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カラス撤去

2016年04月17日 | 日記

自転車通勤の途中に
ペンペン草の原っぱを見かけました。
植物学的には「ナズナ」と言うそうですが凄い繁殖力です。



自然を愛する人は「雑草」という植物はない!
と怒ったりしますが雑草ですね。
ただ、この草にはちょっとした思い入れがあって
20代の頃、友人三人とライターズ事務所をはじめた頃に
屋号を「ぺんぺん堂」と名づけました。
ぺんぺん草も生えないほど根こそぎ仕事を取ってやろうという
意気軒高な屋号だったのですが、三年程で空中分解。
世間知らずのプライドの高さとギャラの高さがネックだったようです。(笑)



これは「カラスノエンドウ」ですね。
なんとも牧歌的な風景ですがこれも雑草ですねえ。
そうそう、カラスと言えば・・・
昨日、バイト先で待ちに待った「イベント」がありました。



ケヤキの木に大きな脚立を立てかけて
何をしているかというと「カラスの巣」の撤去作業です。
このマンションでもカラス被害は深刻でした。
ネットをかぶせて出した生ゴミを引っ張り出して漁ったり
ところかまわず糞をして汚したり
最近、巣作りを始めてからは過敏になって住民を威嚇することも多く
私も掃除の途中に何度襲われそうになったか知れません。
これ以上、カラスが増えたらどうなるのか!
カラスの横暴には断固たる態度で臨むべし!
そうした怒りと怨嗟の声に応えるべく
ついに英断が下り「カラスの素」の撤去となったのですが・・



専門業者による作業は実にあっけないものでした。
長いひっかけ棒のようなもので突くと
木の上の巣はすぐに崩壊してズルズルと引き落とされ
やがて現れたのは「よくもまあこれだけ集めたものだなあ」と
呆れるほど大量のハンガーの山。
噂には聞いていましたがこれほどとは思いませんでした。
さぞかし激しい抵抗があるに違いないと
関係者は緊張していましたがカラスはほとんど無抵抗で
上空を「カア、カア」と情けない声で鳴きながら旋回するばかり。
三つの巣を撤去し、作業は三十分ほどて終了。
業者のオジサンたちはにこやかな笑顔で我々に一礼すると
次の現場へと去って行きました。

今のところ動物愛護団体などからの抗議は来ていませんが
少しばかカラスが可哀想になった日でした。