まろの公園ライフ

公園から世の中を見る

ニックネーム

2016年04月08日 | 日記

朝から大荒れの天気だった。
久しぶりのバイト休みだけに今日は本業を頑張らねば!
と焦るのだが思うように原稿が進まない。



午後から見舞いのために病院へ。
先日、脳梗塞で入院した女性ディレクターの病状が気になる。
朝から集中力散漫なのはそのせいだろうか。
どうにもこうにも気が重い。



全く関係ないが・・JR東中野駅。
行方不明だった少女はこの公衆電話から両親に無事を告げたと言う。
想像を絶するような二年間の監禁生活。
いったいどんな思いで受話器をとったのだろうか。
考えるだけで胸が痛む。
命が無事だったことがせめてもの救いと思うしかないが
それでは割り切れない怒りがこみあげる。



容疑者はこの電車で秋葉原に向かった。
頭のいい理系の学生で子供の頃から大のアニメファン。
そんな単純な図式で断罪は出来ないが
あの悪びれる風もない無表情と不気味な目の輝きには
得体の知れない恐怖を感じてしまう。



得体が知れないと言えば・・・
脳梗塞という病気も全く得体が知れないのである。
彼女はいたって元気でホッとしたのだが
回復しているのかいないのか?
私のことを認識しているのかいないのか?
容易に判断がつかず思わず天を仰いで途方に暮れてしまう。
同行の女性二人と一時間近く面会したのだが
三人とも病院を出るとドッと疲れが出て近くの居酒屋に飛びこんだ。
飲まなきゃいられない・・・という気持ちだった。
ただ、帰り際、彼女が私のニックネームを呼んだのには驚いた。
なかなか私の苗字を口にできなかった彼女が
ごく親しい友人しか知らない私のニックネームを呼んだのである。
そうか、ちゃんとわかっているんだな・・・
オレを認識しているんだな・・・

ちょっと希望が見えて来た日だった。