まろの公園ライフ

公園から世の中を見る

花びらの風情

2016年04月11日 | 日記

朝六時半のご出勤です。
いつものアルバイトにご出勤です。
名残りの桜がハラハラと音もなく散り落ちて来ます。



花びらを浴びながら歩いていると
なにか華やかなステージにでも立ったような
どこからか拍手と歓声でも聴こえて来そうな気分です。
前を行くサラリーマンは全く関心がないのか
下を向いて黙々と歩いています。
最近、風情を解せない人間が増えていますねえ。



花吹雪が散り敷いた道を
駅からバイト先へと急ぎ足で向かいます。
この道を私は勝手に「花びら街道」と呼んでいますが
花びらに負けないくらいタバコの吸殻が散乱していて困ったものです。
ひととき日本人のモラルの低下を嘆きます。



この時期は花びらの処理が大変です。
黙ってしみじみと花の風情を愉しめばばいいと思うのですが
これだけ降り積もるとそういう訳にもいかず
箒とチリトリを手に「掃除」という無粋な作業に追われます。



こんな美しい光景をみかけると
うーん、あえて秩序を乱す必要はないな
このままにしておくか・・・となってしまいます。(笑)



10階のフロアまで花びらが舞っていました。
こよなく風情を愛する私は黙って通り過ぎようと思いましたが・・・

  「ちょっと、散らかった花びらを何とかしてよ!」

というバカな住民の苦情が聞こえて来そうなので
写真を一枚撮って片づけました。
美しい花びらを「散らかっている」としか感じられない
日本人の無神経をひととき嘆きました。(笑)