雪の下

 定年退職した年寄りが日ごろ感じることや、ドライブ、山歩きなどで撮る風景、草花の写真を記録します。
 気の向くままに。

落ち葉

2006年12月29日 | Weblog
 学校用務員になって2ヶ月が過ぎました。
最初の頃は足腰が痛く、このまま続けられるだろうかと思ったのですが、ようやく体が慣れてきたようです。
校庭にある木々が木枯らしに吹かれて葉っぱをまき散らします。まわりの道路は落ち葉で一杯です。少しなら風情が感じられていいと思うのですが、多すぎては迷惑になります。近くの家の人が掃除をしてくれていますが、朝掃除をしても、昼にはまたいっぱいの落ち葉です。少し前までは桜とケヤキの落ち葉がいっぱいでした。ひと段落しましたが、掃いても掃いても次から次へと落ちてきますので限がありません。出来るだけ周りの家に迷惑のかからないようにと、もう一人の用務員の人と頑張って掃き掃除をしています。手の空いている先生も手伝ってくださいます。学校をひとまわりするとリヤカーの荷台一杯の落ち葉です。昔なら、焼却炉で処分できたのでしょうが、今は出来ません。校庭の片隅に積んで置いておきます。腐葉土にして利用できるといいのですが。
 今は生垣の山茶花の落花が盛んです。当分掃き掃除は続きます。掃除をしているとき、時々空のコップ酒やコーヒー缶、お弁当などの入ったコンビニ袋が捨てられているのを見かけます。よく交差点の道路わきにも捨てられています。車の窓から捨てるのでしょう。マナーの悪い人だと腹を立ててしまうのですが、これで1食としている恵まれない人だと思うとかわいそうに思えてくるのです。おそらくこれを捨てた人は一生懸命働いている人だと思うのです。平気で虚偽報告をする大臣や、裏金を作ってやりたい放題のどこかの県などのように、巨額の税金を食い物にしてぬくぬくと暮らしている人より、よほど人間的にはいい人だと思うのです。ただ、働いても働いても楽な暮らしが出来ないことから、少しやけになって捨てているのでしょう。ささやかな世間への抵抗をしているのかもしれません。この人たちが空き缶やコンビニ袋を捨てなくなる日が来るといいのですが。
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