雪の下

 定年退職した年寄りが日ごろ感じることや、ドライブ、山歩きなどで撮る風景、草花の写真を記録します。
 気の向くままに。

下栗の里

2006年03月03日 | 写真
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下栗の里

2006年03月03日 | Weblog
急に、雪を頂いた山が見たくなった。
南アルプスの見えるしらびそ高原を思いつき、早速「ハイランドしらびそ」に電話をした。営業をしていないとの留守番電話を切り、上村役場に聞いてみた。通行不能でしらびそ高原までは行けないが下栗までなら行けると教えてくれた。
下栗の里は標高1000mくらいにあって30度以上の急傾斜地にある小さな村だ。日本のチロルと呼ばれている。
 すでにAM10時を回っていたが、ここからの聖岳はきれいだと言うことを聞いていたので、躊躇することなく母と家内を連れて出発。

 飯田ICを降り、南信州フルーツライン、矢筈トンネルを抜け、R152を進む。上村役場近くの三叉路から左折。対向車が来たらどうしようと思うくらい狭い道路を登っていく。一度訪れたことがあるが、確かに険しいところにある。道路は狭く、傾斜はきつい。どうしてこんな厳しいところに村を作ったのだろうと思うような場所である。
 高原ロッジ下栗に到着。シーズンオフでロッジもお店も開いていない。
ここはもう標高1000mを越えている。手前の真っ白な山は見えるが、聖岳の頂上は雲に隠れて見えない。頭を見せてくれと1時間ほどねばったが、次から次へと雲がわいてきて姿を見せてくれない。あきらめてそこを後にする。横浜から写真を撮りに来たというおじさん二人は三脚を構えて、雲の切れるのをのを待っておられた。
 
 残念、あきらめるのが早すぎた。少し下ったところから振り向くと、木々の間から聖岳の頂上が見えるではないか。もう少し辛抱強く待っておるべきであった。喜んでファインダーをのぞくおじさん二人の姿が浮かんできた。
頂上の写真は撮れなかったが、3千mを越す雪山の頂を見られただけで十分である。

帰路、農産物直売所によって、特産の「二度芋」を買う。小さなころころとしたジャガイモで、涼冷な痩せた土地にできると言う。
味噌田楽にして食べるとおいしいよって売店のおばちゃんが勧めてくれる。
家内が作り方を教えてもらって下栗にをあとにした。


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