先日 保内町のお墓に参りました。 いつも お世話をしていただいている親戚のご婦人のお話がとても感銘深いものでした。
このご婦人は地区内のお役を長年務められています。 ある団体で花壇のお世話をされている時の出来事が嬉しいつながりとなって ボランティアのやりがいを感じたそうです。
スーパーの近くにある花壇にお花の種をまいて、お水やりや草取りなどされて お花がきれいに咲くように手入れをいているとき 小さなお子さんと出会いました。
この女の子がスーパーにお母さんと一緒に買い物に来ていて、 花壇に近づいてきました。 いつの間にか ご婦人とお花のお世話をするようになりました。
お母さんのお買い物が終わるわずかな時間です。 水やりを手伝ってくれたり、
草をひいてくれたり・・・と そんな交流が3年間続きました。
ある時 女の子が言いました。「おばちゃん お水をいっぱいあげたから こんなに
きれいにお花が咲いたのね・・」 と 何気ないその素直な言葉はご婦人の胸を打ちました。
そして、彼女たちは引っ越して あの幼かった子は高校生になりました。
手紙が届きました。文面にはご婦人と一緒に花壇に世話をしたことが 思い出になり 高校生になった今 園芸クラブで花壇かがりになったことがつづられていました。
手紙の最後には、「私が結婚するとき ぜひ出席してください・・・」とあって
読んでいて涙が溢れてきたそうです。
「三つ子の魂 百まで・・」と言いますが、 子供のころの出来事って 将来につながっているのですね。 ご婦人は嬉しそうに涙ぐんで話してくださいました。
ボランティアって こんな喜びもあるんですね。
私もボランティアをさせていただいています。 喜んでいただけた時が 私の喜びです。 喜んでいただけるように継続していきたいと思います。