介護保険制度が始まって、今年で10年になるのですね。
えー、もうそんなに?とも思うし、まだそんなもん?とも思います。
本来は多分、いい制度だと思うのです。これで助かっている人も多いですし。
ただ、どうも利用しにくいようですね。
必要としている人が、充分に利用できるようにしないといけません。
「後期高齢者医療制度」などという、世界で日本だけらしいこの制度が、選挙の公約どおりに廃止にならないでいる状況で、この先どう生きていけるのかという心配が、だんだん近づいています。
過日、ドキュメンタリー映画『ただいま それぞれの居場所』(監督:大宮浩一)を観ました。
一般的な介護施設を利用している人の中には、画一的な介護からははみだしてしまい、施設から断られることもあるようです。
この映画では、「いしいさん家(ち)」「井戸端げんき」「元気な亀さん」「優人(ゆうと)」の四つの施設での生活を追っています。介護施設を経営する人、その家族、施設で働いている人、施設を利用している人が大家族のように見えてきます。
四つの施設では、「問題行動」もそれはその人にとっては意味ある行動と受け止め、一人ひとりと人間として真正面から対しています。
この映画を観ながら私はもう20年ほど(?)前に読んだ『夕映えの時を美しく』という本(題名はうろ覚え、著者も忘れてしまって、申しわけありません。)を思い出していました。
このころはまだ「認知症」ということばは使われていなかったと思います。ボケと言っていた?
どんなにボケようとも、環境さえ整っていれば、その人らしく生きていくことが出来る。
そう思って嬉しくなったのでした。
そんなふうにありたい。
多くは政治の問題でしょう。
映画館を出る時、大宮監督にサインをしていただきました。
ポレポレ東中野
http://www.mmjp.or.jp/pole2/
えー、もうそんなに?とも思うし、まだそんなもん?とも思います。
本来は多分、いい制度だと思うのです。これで助かっている人も多いですし。
ただ、どうも利用しにくいようですね。
必要としている人が、充分に利用できるようにしないといけません。
「後期高齢者医療制度」などという、世界で日本だけらしいこの制度が、選挙の公約どおりに廃止にならないでいる状況で、この先どう生きていけるのかという心配が、だんだん近づいています。
過日、ドキュメンタリー映画『ただいま それぞれの居場所』(監督:大宮浩一)を観ました。
一般的な介護施設を利用している人の中には、画一的な介護からははみだしてしまい、施設から断られることもあるようです。
この映画では、「いしいさん家(ち)」「井戸端げんき」「元気な亀さん」「優人(ゆうと)」の四つの施設での生活を追っています。介護施設を経営する人、その家族、施設で働いている人、施設を利用している人が大家族のように見えてきます。
四つの施設では、「問題行動」もそれはその人にとっては意味ある行動と受け止め、一人ひとりと人間として真正面から対しています。
この映画を観ながら私はもう20年ほど(?)前に読んだ『夕映えの時を美しく』という本(題名はうろ覚え、著者も忘れてしまって、申しわけありません。)を思い出していました。
このころはまだ「認知症」ということばは使われていなかったと思います。ボケと言っていた?
どんなにボケようとも、環境さえ整っていれば、その人らしく生きていくことが出来る。
そう思って嬉しくなったのでした。
そんなふうにありたい。
多くは政治の問題でしょう。
映画館を出る時、大宮監督にサインをしていただきました。
ポレポレ東中野
http://www.mmjp.or.jp/pole2/