さくらおばさんの ひとりごと

日々の想いを綴ります。

つづきです

2006-04-18 | 平和

 “教育基本法「改正」案~”のつづきです。
 一度にアップできる字数が10000字までですので、“つづき”です。

 

 与謝野晶子の詩とともに、友人の「わが子に人殺しをさせたくない!」という言葉も思い出しました。

 「愛する・・・態度を養う」?
 「愛国心」を強制して、戦争へ。

 戦争の目標は「勝つ」こと。
 勝つためならなんでもする。
 「自由」は邪魔。

 インターネットも監視下。

 

 実は、先ほどここまで書いてアップしようとしたのですが、いくら「投稿」をクリックしてもできませんでした。
 字数制限に気がつかなかったためです。

 一瞬(いえ、五瞬くらい)、「こんな内容はブロックされてしまうのか?」と、ちょっとドキンとしました。

 悪夢・・・。  

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与党が密室で協議した教育基本法「改正」案の上程に反対する

2006-04-18 | 平和

 「転送紹介歓迎」となっていましたので、掲載します。

            ――緊急声明――

   与党が密室で協議した教育基本法「改正」案の上程に反対する


 四月一二日、与党の「教育基本法改正検討会」は、自公の間で長く対立してきた「愛国心の表記」について、合意に達したと報じられました。それは、「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛する……態度を養う」というものです。

 与党は、この合意をもとに法案化し、今国会での上程、成立を目指すと言われます。

 教育基本法は、戦後、日本国憲法の精神に沿い、平和的な社会、国家を形成する主権者を育てるために、教育の大原則を定めた法律です。教育刷新委員会の学識経験者たちが議論し、新憲法下の国会で作られました。

 いま与党で合意されたのは、この準憲法的な性格をもつ基本法を、「改正」と言いながら全面的に書き変えてしまおうとするものです。もともと法律になじまない「愛国心」や道徳律などを書き込み、戦前と同様、行政が国民の心に介入できるようになる恐れがたいへん強い「改正」案です。

 教育は、一人一人の国民にとって、直接かかわりのある重大な問題であると同時に、これからの日本社会を担っていく子どもたちの、知力、学力、体力、生きていく力、そして心のあり方にもかかわり、また社会全体を変えてしまう可能性を持っています。

 こうした重要な問題を、与党は一部議員だけの密室の協議で行い、内容も議論の過程も、一切国民に知らせませんでした。「百年の計」といわれる教育の根本原則を、二つの政党の「寄木細工」でつくることなどありうるでしょうか。このまま国会に上程し、数の力で成立を押し通すなど、絶対に許されないことです。

 与党検討会の秘密主義は、会議の中で配布された資料や議論の内容をめぐるメモまで、会議終了後にすべて回収するという常軌を逸したものです。与党に持ち帰って合意を取り付けるといっても、すべて口頭という無責任さです。

 このままではすべての国民はもとより、ほとんどの与党議員ですら、教育基本法をめぐる議論から排除され、結論だけを押し付けられることになります。

 私たちは、こうした密室協議で生まれた法案の上程に反対します。教育の議論は拙速を避け、様ざまな問題を勘案しながら、国民的な議論と合意をとりながらなされるべきだと考えます。

二〇〇六年四月一四日

喜多 明人(早稲田大学教授)*
小森 陽一(東京大学教授)*
石井小夜子(弁護士)
大内 裕和(松山大学助教授)
尾木 直樹(教育評論家・法政大学教授)
加藤 周一(作家)
桂  敬一(立正大学講師)
北沢 洋子(国際問題評論家)
佐藤 学 (東京大学教授)
杉田 敦 (法政大学教授)
俵  義文(子どもと教科書ネット21事務局長)*
辻井 喬 (作家)
暉峻 淑子(埼玉大学名誉教授)*
西原 博史(早稲田大学教授)*
藤田 英典(国際基督教大学教授)
間宮 陽介(京都大学教授)
最上 敏樹(国際基督教大学教授)
毛利 子来(小児科医)
山口 二郎(北海道大学教授)
(*は14日の発表に出席)


 これを読んで、最初に思い浮かべたのは、与謝野晶子の詩でした。

     
     ああをとうとよ君を泣く
     君死にたまふことなかれ
     末に生まれし君なれば
     親のなさけはまさりしも
     親は刃をにぎらせて
     人を殺せとおしえしや
     人を殺して死ねよとて
     二十四までをそだてしや

 




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