さよなら三角また来てへなちょこ

食い意地先行の放浪ブログ。たまにはHIVの事。

それでも、生活と仕事が、そこにあるから、生きていく。

2012年12月31日 00時45分31秒 | いろいろ

2012年ももうすぐ終わりですな。

11月末からも、なんだかんだと、忙しく過ごしていて、

ブログから、遠ざかっておりました。

何があったのかなと思って、出来事を振り返ると、

11月後半は、横浜で開催された日本エイズ学会に、陽性者スカラシップ委員会の

プログラムを利用して参加させてもらっていました。

HIVボランティア各団体によって運営されているプログラムで、

専門家が参加する学会に患者の立場で参加することで現場に声を届けることが目的で、

去年も同じプログラムを利用して参加していました。

今年も刺激的な内容で、知識のブラッシュアップにもなり、

朝から夕方まで、ぎゅっと忙しい3日間でした。

 

12月初めは、2泊3日で、博多へ遊びに行ってきました。

博多は、子供のころ寝台列車に乗せてもらった時に一度行っただけで、ほぼ初めての場所。

ANAのプレミアムクラスで、ボーイング747の艦長席と呼ばれる、中央列で1席だけ独立したシートのり、

帰りは、博多から新幹線で5時間半かけて東京へ。

屋台で焼鳥や焼きラーメン食べたり、餃子や水炊きなど、あっという間でしたが、

のんびりしながら、いろいろ食ってきました。

 

12月後半は、2週連続で、土曜日に緊急で仕事の応援。久しぶりの肉体労働で、

バタバタとしておりました。

その上、珍しく1時間から2時間近い残業もあったので、

体中が筋肉痛となり、言葉が出てこないほど、ぐったり。

デスクワークになって久しく現場で働くことはなかったので、

なかなか、しんどい12月下旬でした。

 

生きていると、いろいろあって、

たぶん、ストレート(異性愛者)として生きていくのとは、

また違う困難さを抱えていているのを、改めて感じた2012年だったでしょうか。

ゲイとして生きていく人生は、しがらみがない人生ゆえに、

まっすぐ生きていくのは、難しいと思っています。

ブログでは書けないような、いろんな傷を抱えて、

それでも、自分が歩いてきた過去だから、

仕方ない、これからもずっと一緒に抱えて、生きていかないといけない。

きっとこれからも、そんな古傷がたまに晒されることもあるだろうと思います。

もう僕らは失敗できない年代にだんだん近づいているからこそ、

そんな傷や、自分の性と向き合って、これからを大切に生きていかなくちゃいけないなと感じています。

 

んなわけで、画像は、京都、蹴上駅付近。

南禅寺を通り、琵琶湖から取水するために作られた水路の上にひかれた、インクラインの線路。

今年最後の桜が、週末の京都の町に舞い散り、観光客や地元の人たちが、別れを惜しんでいます。

きっと、もう2度と出会う事ができない思うほどのせつなさと一緒に

心に焼きついた春の風景でした。