さよなら三角また来てへなちょこ

食い意地先行の放浪ブログ。たまにはHIVの事。

政治と牛丼の「飽き」との戦い。

2009年08月31日 03時48分39秒 | 食べ物の話
2002年3月11日。
北海道札幌市。

一人でふらっと飛行機に乗った僕は、
札幌で一泊し、ホテルを出て、札幌駅の構内にいた。
札幌駅の構内の街頭テレビは、午前中から、黒山の人だかり。

たぶん、あの時の言葉だろう。


辻元清美「あなたは疑惑のデパート言われてますけど、疑惑の総合商社ですよ!」

時代は、小泉劇場と呼ばれる、政治ショーが大盛り上がり。
外務省の事務方と対立した田中真紀子の更迭劇も見ものだったが、
北方領土の国後島にある「日本人とロシア人の友好の家」(ムネオハウス)の
入札疑惑で、辻元清美氏と鈴木宗男氏が国会の場で対決していた。

たしか、北海道では、このときの証人喚問が高視聴率だったと記憶している。


あれから、7年。

政策秘書給与問題で議員辞職に追い込まれた辻元清美は、
再び社民党で野党共闘で政権交代と叫び、
鈴木宗男も道民の圧倒的な支持をバックに、新党大地で政権交代と叫び、
驚いたことに田中真紀子も民主党で政権交代と叫んだ。

…で、みんなそろって、交代しちゃった。
同じ政権側の人間になっちゃった。
やはり政治家って、面白い。
僕の山あり谷ありの人生よりも、よほど高い山と深い谷を彷徨っている。
それは、強い政治信条がバックにあるからなのだろうが、
僕には、人生で、そこまでリスクをとることができない。

今回の選挙で落選した佐藤ゆかり氏も、片山さつき氏も、
他人から見て羨ましいほどのキャリアを投げうって政治家を目指したのだから、
きっとこれからも、面白い人生の軌跡を見せてくれるだろう。

リスクのとれない自分が、せめて出来ることは、
雑誌やネットなどのメディアで、その行く末を眺めて、
飽きることなく、消費していくだけなのかも。



そんなわけで、新宿区新宿3丁目「すき家」で牛丼キングで豚汁セット。
6倍の牛肉と、2.5倍のご飯だそうです。
単品で990円かな。

自分は、これ、もう2回目。
2店舗だけの比較で申し訳ないのですが、
どうも肉の量とご飯の量に、ばらつきがあるような気がします。

でも、どっちにも言えるのが、「食べ飽きる」ということ。
初めて食べた時に、単品でオーダーして、
箸休めできずに、飽きてしまったので、
今回は豚汁セットにしました。

もう駄目だめだ、残しちゃうかな…と思う瞬間に、
豚汁や漬物、そして水に、「変化」を求めると、あら不思議。
舌がリフレッシュして、また完食にむけて、箸が進み、なんとかごちそうさま。

食べ終わった直後は、牛丼もういいやと思うのですが、
それでもたまに食べたくなる「すき家」の牛丼。
「吉野家」の牛丼同じくらい、僕との相性がいいみたいです。
きっとまたいつか、牛丼キングをオーダーして「飽き」に戦いを挑むのでしょう。

でもって、食べ終わった達成感に酔っている自分も、
牛丼店にもかかわらず、お会計で、
セットで1100円を超える金額に、
少し酔いがさめるのでした。


今回、政権を獲った民主党。
「政権交代」の4文字に酔った国民を飽きさせることなく、
着実に、かつ素早く、公約を実行していくことを期待したいところです。