さよなら三角また来てへなちょこ

食い意地先行の放浪ブログ。たまにはHIVの事。

自分のHIVの事も、たまには「ちゃんとします」25

2009年04月11日 11時20分53秒 | HIV
昨日は、HIV診察の日。
自分はだいたい一ヶ月に一回くらいの間隔で病院に通っています。
数値が安定していれば、二ヶ月から三ヶ月に一回の通院で大丈夫なのですが、
自分は、他の病院へ移籍した前の主治医からの慣例(?)で、
一ヶ月に一回になっています。

なぜ、そうなったのかは…たぶん、
前の主治医が体重のことをうるさく言うので、
主治医による体重チェックの意味合いもあり、
一ヶ月に一回のタイミングで血液検査の結果を
チェックしたいという自分の希望だったり、
なによりも、もしかしたら今通っている病院が好きだというのが
一番の理由かもしれません。

今の病院は、即日でHIV検査を行ってくれるクリニックからの紹介で通い始めました。
初診の時のコーディネーターナースの対応を含め、専門外来の雰囲気がとても好きだし、
何よりも専門性の高い病院で診てもらっているという安心感もありました。

が、しかし!

昨年、年始に主治医が変わり、
そして年末に自分の勤める会社で、異動となり、
仕事が休みの日にゆっくりと行く事もなくなり、
ここ数か月、窮屈な通院を強いられていました。

そして、今回は、仕事のシフト変更が続き、
予約しておいた診察を2週にわたりキャンセル!
予約のキャンセルだけならいいのですが、
なによりも継続的な服薬が大切なHIVの治療で、
抗HIV薬のストックがなくなってしまうのは、大きな痛手です。
薬のストックがなくなるまで2週間切っているので、
昨日は何が何でも行かねばなりません。


kumazzzo「なんども予約キャンセルしてすいません。」
主治医 「仕事忙しいようですねー」
kumazzzo「んー、忙しいっつーか、異動になったのが原因ですかねー」
主治医 「診療所で診てもらうというのも一つの方法ですよ。
     この診察のためだけに大きな病院くるのも大変だと思うんですよ。」


最近、都内では、ゲイ雑誌にもコーナーを持っている、
性的マイノリティに理解のあるドクターや、
某病院の感染症科を辞めてクリニックを開業したドクターなど、
HIVフレンドリーなクリニックがいくつか開業しています。


主治医 「コーディネーターナース誰だったかな?今度、仕事が休みの日に電話で相談してみますか?」
kumazzzo「そうですね、今日もこの時間だと、薬局寄れずに会社行かないといけないですからね。
     ちょっと真剣に考えてみます。」
主治医 「継続して通えるということが大切ですからね。
     まれにですが、薬がなくなってしまったのをきっかけに治療をやめてしまう人もいるんですよ」
kumazzzo「でも、俺、この病院すごく好きなんですよ。」
主治医 「もし診療所で診てもらっても、このカルテがなくなってしまったりするわけではないですからね。
     薬の変更がだったりする場合には、ここで診ることもできますよ。」
kumazzzo「たしかに、この病院の診察券はそのまま持ち続けるわけですからね。」
主治医 「今日、薬取りに行けないなら、処方箋の期限を延長しておきますよ。」


診察が終わり、採尿、採血を終え、会計へ。
早く行かなくちゃという日に限って、会計計算に時間がかかり、
結局、会社へは若干の遅刻です。

通院スタイルは人それぞれだと思いますが、
自分は、仕事の休みの日に早い時間に予約して、
残りの時間でゆっくり過ごすのがベスト。
何よりも時間のこと気にしながら会計や薬局で待つのは、
ちょっと窮屈でなりません。

新病棟建設で変わりゆく院内、入院棟へ向かう見舞客、
売店で忙しそうに買い物をするナースや職員、
そして病院の外にある、気になるカフェや飯屋…
そんな病院のある風景を楽しむことも含めて
僕はHIVという病気を受け入れているのかもしれません。