さよなら三角また来てへなちょこ

食い意地先行の放浪ブログ。たまにはHIVの事。

私はとんかつの衣になりたい11

2009年03月08日 02時12分16秒 | とんかつ

えーとですね、日本にはいろんな飲食店のカテゴリーがあると思いますが、
このブログの食い物の話題で、
一番紹介が多い店は、「ラーメン店」でしょうか。
ラーメンの記事のすべては、ラーメン店で食べています。当たり前のようですが、
料理としてはカレーも紹介が多いはず。
でも店のカテゴリーで言えば、
「カレー専門店」もあれば、「洋食店」もあれば、いろいろ。
ハンバーグは「洋食店」とか「定食屋」が多いでしょうか。

以前頻繁に紹介していたデニーズは「ファミリーレストラン」。
ハンバーガーも「ファーストフード」と「ハンバーガー専門店」
ステーキも提供するような「アメリカンレストラン」など。

ケーキなどはデパ地下などの「洋菓子店」。あとは
「喫茶店」だったり「ホテルビュッフェ」だったり。


丼ものは、「定食屋」や「魚料理専門店」とか、いろいろかと。

そんないろんなカテゴリーに店が分けられる中、いままで、
このブログで書いた記憶があまりなかったのが、
「和風レストラン」という店のカテゴリー。

チェーン店では「和食さと」だとか「夢庵」「とんでん」みたいなところ。
料理で言えば刺身やてんぷら、丼にとんかつにエビフライに鍋料理、そば、うどんに
和風ハンバーグや和風ステーキあたりまでカバーしているでしょうか。

都内だと、和食は専門店が多いので、あまり見られない業態かもしれませんが、
ちょっと街道沿いに行けば、大きな駐車場と看板、和風の外観は、
よく見けますよね。
ただ、自分はロードサイドの和食レストランは、なんでもあるけれど、
味もそれなりイメージ。高くてまずいなんてイメージはないけれど、
とびきりおいしいものが食べられるイメージもありませんでした。

そんなわけで、今日は、
文通欄が友達作りのメインの手段の一つとして機能していたころに
知り合った古い友人で超セレブ美食家・蘭丸君に教えてもらった、
こんな「和食レストラン」の、こんな厚切りとんかつの話題で。

画像は小田原市扇町4丁目「和風レストラン㐂左衛門(きざえもん)」でとんかつ定食(大)。

この日は、昼過ぎから、小田原・箱根のうまいものめぐり。
グルメ番組のロケかと思うほど、次から次へと食べ、
懐かしい話に花を咲かせ、そして、
「もう結構食べたけれど、すごく分厚いとんかつならば、頑張れる!」と
ロケ(?)の締めに食いに行った店です。

どんなとんかつが出てくるのだろうと待つこと約20分。
えー、でてきました…見た瞬間にわかる、その厚さ。
あんなにお腹いっぱいだったのに、なんだろう、このやる気は。

そして、まな板の上でサクサクと包丁を落とされたであろう分厚いとんかつの切れを
箸で持ち上げると現れる、その美しい断面…
明らかに柔らかいと思われるきめのこまかそうな、その断面に自然と笑みがこぼれます。

絶対においしいであろう、その感触は、
すり鉢の上で香るゴマの上から注いだ、
甘めのとんかつソースにどぶんとつけて、
滴るかどうかぎりぎりのところで、口に運んだ瞬間、
感触から確信に変わります。

kumazzzo「うまい!」

値段は1500円くらいだったかと思いますが、
自分が味音痴でなければ、その値段ではありえない上質な豚肉のようです。
ロースなのに、とても淡白でやさしい触感。
いやー、これは大変!やっつけるとか、闘志ではなく、
味わってゆっくり食べたい、そういう雰囲気です。

注文した時には、ちょっと無理かもと思っていたら、
最後には、見事、お皿がまっ平らに。
頑張らずに、完食です。

場所は、東名高速道路太井松田インターもしくは小田原厚木道路小田原東インターを出て
国道255号を小田原市街方面に向かい、酒匂川を越えてすぐの右側。
たしか、通りからちょっと奥まった処にあるので見つけにくいかもしれませんが、
一度、食ってみる価値アリ。食べてから何ヶ月か経っても忘れられない味です。