チャチャヤン気分

《ヘリコニア談話室》後継ブログ

Re; 村上知子さんの眉村さん評伝

2023年01月10日 23時49分59秒 | 日記
雀部さん

ぜひぜひ\(^o^)/

ところで、当該記事を読み返していたら、おかしな文章を発見しました。汗。
柔道の件ですが、この文章だと、まるで大学で柔道をはじめたことを新発見のように書いているというか読めますね。
この馬鹿何を血迷っておるのか、と、みなさまの軽蔑する顔が目に見えるようです。
すみません。書き方がマズかったです。
実際、大学で柔道を始められたことはつとに知られていて(町道場の件も)、というか常識のレベル。
私が書きたかったのはそうじゃなくて、そういう確定した(と思われていた)事実に対して、祝井さんの中高説、とりわけ住吉高校では柔道着云々、なんてリアリティある話が突然出てきたわけです。あのときは、すわ新事実か!?と、掲示板で大騒ぎしましたよね。
で、それが今回の評伝によって、やはり始められたのは大学からだった、に戻った(再訂正された)――と書きたかったのでした。
いやまあ、舌足らずにもほどがあります。汗。
という次第で、「大学生になってから始めたことが本稿でわかりました」は、「やはり大学生になってから始めたのであったことが……」に訂正いたします。m(__)m
やはり見直しせずに投稿すると、ろくなことがありませんね。反省。

      ――――――

読んでみます(^o^)/ (雀部陽一郎@「アニマ・ソラリス」)
娘さんによる評伝、紹介ありがとうございます。

今、林譲治先生に著者インタビューをお願いしているところなのですが、作中に「司政官」という役職が出てきて、「おぉ~っ!」と思いました。← 今は無い昔の役職を一時的に復活するという流れかな。

コメント (2)
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村上知子さんの眉村さん評伝

2023年01月07日 23時03分52秒 | 日記
村上知子さんが「かまくら春秋」1月号に寄稿された「不器用ながら」を読みました。
二回分載の前編で、後半は2月号に掲載されるとのこと。
いやこれ、短いながら、眉村さんの実質的に初めての伝記といえるのではないでしょうか。
実は私も、眉村さんの伝記を書きたいと密かに思っていて、なんとかインタビューできないかと、常々そのチャンスを伺っていたのですが、恐れ多くて(拒否光線も感じて)結局果たせませんでした。
亡くなられてからは、収集した少なくない単行本未収録の新聞等に発表の自伝的なエッセイを並べて再構成することも考えましたが、その頃にはこっちにそんな体力も気力も時間も残っていないことに気づき、断念しました。
その意味で本稿は、私がやってみたかった試みの、更に上をいくものになっていて、なぜ私がやりたかったかといえば、私には眉村さんの謎の部分があり、それを解明したいという欲求からなのですが、本稿は、著者が娘という特権的地位を濫用して(>おいm(__)m)これまで眉村さん自身はおそらくどこにも公開していなかった事実を開示してくれているからなのですね。
この短文の中だけでも、新事実が複数見つかります。
まず、眉村さんが柔道を始められたのが、祝井堅太郎さんの記憶では中高校ですでに柔道部だったという、これはそれまで唯一の証言だったわけですが(「眉村卓の異世界通信」)、実は高校卒業後に付き合い出した悦子さんの「男はやっぱり運動ができんと」という言葉に一念発起し(何という純情!)、大学生になってから始めたことが本稿でわかりました(著者に祝井記憶の訂正の意図があったと思われます)。
眉村さんが戦前の国家を背負った教師に対して否定的な気持ちを持っていたことはつとに語られていて、ところがその眉村さんが勲章や制服に興味を持ち、ナポレオンが好きだったというのが、私には矛盾的でずっともやもやしていたのですが、本稿でその両義性が納得されました(運動部と文化部に両属)。
この両義性を、眉村さんはたしか複眼の思考という言い方もされていたように記憶しているのですが、これは社員とフリーランスがその始点だったことが本稿で理解しました。内と外の両属と私は言い換えたいところですが、実際インサイダー文学論もこの範疇ですよね。パラレルワールド(≒異世界)への傾倒もこれから了解できます。
父を見て「一生懸命だな」と感じたとありますが、これ、もともとは大阪弁で言語化されたのを共通語に翻訳されたのではないかなと勝手に推測するのですが、この一生懸命というのも、これは実像としての眉村さんにたいして、なるほど!と膝を打ちました。私自身は鴨の水掻きと言語化していて、ぐぐると「水鳥は見た目には楽そうに泳いでいるが、見えない水中では足を懸命に掻いている」とあるのですが、上記の柔道でも、入部前に町道場に通ったのも、私はその一環で理解できると思います。
上記特権的地位でなければ記述できないのが、眉村さんのお父さんが漬物問屋の長男だったことやお母さんが探偵小説マニアだったことなどで、でももしかしたら後者は眉村さんが語っていたかも。
娘による伝記ですから、「一生懸命だな」という言葉も書けるわけですが、これは批評であり、その意味では本稿は評伝というべきなのかもしれません。
いや後編が待ち遠しい!
時間がなく書きっぱなしで掲載します。見当はずれがあるかもしれません。予め。
みなさまぜひ原文にあたって確かめて下さい。こちらで購入可能360円→
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「西班牙犬の家」、「「の」の字の世界」

2023年01月03日 22時18分22秒 | 日記
いろいろすることが多く、PCの前に座っている暇はないのですが、ぽっかりエアポケットみたいなときがたまにあり、かと言ってそれは二階に上がっていけるほど自由になるものではない。
今日もそんな時間があり、退屈しのぎに青空文庫をひらいたら、佐藤春男「西班牙犬の家」が目に飛び込んできました。
これは以前から気になっていたもの。枚数的にもエアポケットつぶしにちょうどよさそう。
ということで読んでみました。
先日、「田園の憂欝」を読んだとき、ケルト的と書きましたが、本篇もそんな印象。というか、いわゆる怪奇小説の範疇ですな。それも所謂こわくない怪奇小説。異コレに載っていそう(今なら「幻想と怪奇」か)。つまり「田園」と根はおなじ。いやまあ当然ですね(汗)
私はクラークアシュトンスミスを想起しました。小説世界の雰囲気というか漂っている匂いが似ています。そういえばスミスもケルトの影響大ですよね。
実はオチが早くに見当がついた。おなじ仕掛けの話を読んだことがある。あ、もしかして「西班牙犬の家」読んで忘れてる? 
いやいや、それはないと思います。スミスの短篇にあったような気も。識者ご教示下さい。
楽しくなってきたので、さらに「「の」の字の世界」も読んでみた。
わ、これショートショートの傑作ではありませんか!

スマホで書いたので誤字脱字御容赦。



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謹賀新年

2023年01月01日 19時57分22秒 | 日記
明けましておめでとうございます。
今年がみなさまと私にとって、去年以上に良い年となりますように。
ということで今年が始まりました。
一年の計は元旦にあり、ではないですが、今朝起きて、最初に私がしたことは、老母のお通じの介助でありました。
いや自嘲しているのではありません。喜んでいるのです。
去年というか先月は、11月から引き続き、便秘が一週間続いた後に猛烈な下痢――の繰り返しで、言うまでもなくそれは時と場所を選ばず、デイサービスも自宅もありません。
私も大変でしたが、デイでもほとほと難儀したようで、以前にも書きましたようにあまり熱心ではないケアマネさんがなんと訪問看護を紹介してくれました。
これが当たり。週二回で、必要あれば浣腸もしてくれます。去年は結果的に週二回毎回浣腸してくれて、おかげでパンパンに破裂しそうなお腹を見て心痛することがなくなりました。
とはいえ、毎回浣腸ということは、それ以外では出なかったということにほかなりません。
それが、年が改まるや、自然なお通じがあったわけで、まさに「こいつぁー春から」なのでした(介護士の方が毎回丁寧に施術してくれるマッサージが効いてきて、ようやく腸が長い眠りから覚めたのでしょう)。
さて介助を終え、清々しい気分で玄関を開け、郵便受けを見るに、なにやらあやしげなハガキの束が。
なんと、それは届いた年賀状の束なのでした。
あちゃー。
年賀状のことなんて、完全に失念していました。
当然準備もしていない。というか、年賀はがきも買っていません。
ということで車を飛ばして郵便局に赴くに、昨日までは入り口に特設コーナーを設けて年賀状を販売していた郵便局が、今日は休んでいるではありませんか。
正月営業してなかったっけ。と思ったら、今年は元旦がたまたま日曜日だったのですね。
しかたなく、コンビニで売れ残っていた印刷年賀はがきをかき集めて購入。いやまあ、ことしは年賀状を印刷している余裕はないと判断した次第。
家に帰り、今日頂いた年賀状を見ながら宛名書きし、再び郵便局へ。
すでに午後4時を回っており、近所のポストでは回収が終わっているであろうとの判断です。
郵便局(本局)のポストに投函しました。最終の集荷時間が5時となっていて、ホッ。
という次第で、今日届いた年賀状には本日返信しました。
届けられるのは早くて4日のようです。m(__)m
何はともあれ今年も、相変わらず泥縄で走り回ることになりそうです。噫。

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