三十路の食卓

食事の記録・食にまつわるあれやこれや
かっこいいごはんも いいかげんな飯も 全ては私のリアリズム(おおげさ)

心折れたら寄り道して、パン

2011-11-21 00:46:10 | パン侍
<11月8日の食事>
朝:フルーツグラノーラ+ヨーグルト コーヒー
昼:ドライトマトとチーズのパン イチジクとナッツのパン(ジャンティーユで購入) インスタントスープ 野菜ジュース
夜:本日のディナーセット(ほうれん草とチキンのカレー、ナン、サラダ、チャイ)@スルターン/飯田橋

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毎日ではないのですが。
自転車での通勤、地道に続けております。
最短で片道15km1時間、遠回りして18km。
先月の総走行距離は300kmを超えました。
普段は使わず、休日に1日40km得意がって走っていた頃には成し得なかったその数字が、週に3回ほど通勤に使うだけでこんなにあっさり到達するなんて。
「千里の道も一歩から」ということわざに、まったくそうだったとしみじみ感じ入る霜月なのです。

って何でですます口調で書いてるのか今回に限って。
の仕切り直し。

運動嫌いの私にとって、ほぼ唯一好きと言えるスポーツが、この自転車なのである。
単純に漕いでいるだけでも楽しいのだが、良いところは、移動と運動が同時に出来るという超合理的なところ。
そして、その時の気分でルートを自由に変えられるところ、そして停めるのが自動車やモーターバイクほど難儀しないところではなかろうか。

この日の朝、私はいつも通り職場に向かってひたすらペダルを漕いでいた。
少しの心の折れを自覚し、更にいつもより早めに家を出ていたという幸運も手伝って、寄り道してみるか、という気分になったのである。
そこで、いつもならまっすぐ走る駒沢通りを、中目黒辺りで右に折れて山手通りに進路を変えたのであった。

向かったのは大好きなパン屋、ジャンティーユである。
たまたま以前の職場がこの近くにあったのが運のつき、すっかりハード系パン屋の虜になってしまったきっかけとなったこのお店。
何かにつけ食べたくなるあれを、今日は買って食べようじゃないか。
弁当も作らなかったのだし。

っていう路線変更が可能なのだよ、自転車は。
歩道の邪魔にならないところにさくっと停められるのも何て事ないんだよ、自転車は。
さーて店内、何買おうかな、でもリュックに収まる分だけに抑えなくては(ハンドルに引っかけて持ってくのは危険だから)。
はっ、そういう抑制力が働くのも自転車の良さってか。

買ったのは、イチジクとナッツのパンと、クルミがぎっしり入ったパンと、ドライトマトとチーズのパン。
どれもいつもの、何度も食べた味。
けれど何度だって食べたくなる味。

好きなもので体を甘やかし、普段とはルートを変える事で、気分転換にもなったこの日の通勤。
心の折れも、少しはまっすぐになったのかな。
この通勤ツールを利用して、上手く自分の気持ちを調整していこう。
そう思えた一日であった。

ラードって。牛脂って。

2011-11-20 23:54:24 | 買いました。
<11月7日の食事>
朝:カボチャマッシュサンド(ポムドテールのべーグル使用)弁当のおかずの残り 野菜スープ
昼:お弁当(玄米ご飯、にんじんしりしり、豚と野菜の塩麹いため)
夜:セブンイレブンのおでん、こんぶおにぎり クリームチーズ はちみつ黒酢ダイエット

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前回のブログのほぼ続き。
油を鍋肌に馴染ませるには動物性油脂がいいという指南があった訳だが、多少の抵抗感があったのを告白しておく。

だって、牛脂だよ、ラードだよ。
脂肪の燃焼が気になる身としては、ただでさえ油は控えめにしておきたいところに、動物性なのだ。
冷めて凝固しやすい油は、体や血管にこびりつきやすいと聞いた事があるが、二種ともまさにそれ、ではないか。
あくまで鍋に馴染ませるためのもので、後はよけるとはいっても多少は鍋に残るでしょう。
それが体に入るのか…

だがそれでも、基本をなぞりたくなってしまうのが私の性なのである。
とりあえずやってみて、何がどうなってるのか把握できたら、場合によっては植物性油脂に変えたらいいではないか。

よし、どちらかを買いにいこう。
あんまり時間なくて他の買い物はしてられないから、ピンポイントに彼らの油を買うのだ。
とスーパーマーケットに赴くも、小さめのスーパーだと置いてなかったりするんですね。
なるだけ近場で済ませたかったのだが、結局遠いけど大きなスーパーに行く事に。

ラードも牛脂も買った事がないから、売り場の見当がつかない。
けど、すきやきに付き物のイメージがあるから、肉売り場にならあるのかな。
肉売り場には、果たして10g程度のキューブ状に小分けにパッケージされた牛脂が置いてあったのだが。
「ご自由にお持ちください」と印字されている。
すなわちタダ。
今必要なのは油だけなんだけど、他に何も買わずにこれだけ持って店を出るのはさすがに抵抗がある…

ううむ、ラードはないのかな。
こういうのじゃなくて、売り物で。
もしなかったら、咄嗟に目についたものを今は要らなくても買うべきか…と覚悟していたから、マヨネーズのような容器に入ったラードが油売り場に売っていて本当によかった。

してそのラードは160円ほど。
そして牛脂はタダなのだから、彼らの油は思いの外安いのだな。

こうして手に入った油を使うようになった訳なのだが。
それを使った料理は、心なしか、いつもよりこってりしっかりした味になったような気がするのである。
いや、心なしかではないだろう。
動物性ならではの、コクが足された案配なのだろう。
つまりは美味しくて、体に悪そうなものが、それでも尚存在する理由を見知った思いだ。
ううむ、知らなかった方がいい扉を開けてしまったんじゃあ…
たかだか道具をひとつ新調しただけで、こんな複雑な気持ちでいっぱいなのであった。

でかいフライパンは便利

2011-11-19 16:48:24 | 買いました。
〈11月6日の食事〉
朝:りんご ココア豆乳
昼:炒飯 野菜スープ
夜:ハンバーグごはん(ローソンで購入)

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かっぱ橋道具街に行って来たのである。
しかも、一週間のスパンで二回も。
その話はまた書くとして、その際に買ったフライパンの話をしよう。

私はつねづね、でかいフライパンが欲しいものだと思っていた。
2人暮らしをするようになって、炒飯なんかを作る際には、小さなフライパンじゃとても歯が立たないと分かったのである。
願わくは中華鍋のような、底が丸くて大きい奴が欲しいな。

と思っていた時に、デイリーポータルZで、かっぱ橋道具街の店でフライパンを買う企画を読んだのは天啓だった。
プロキッチンツールの問屋街・かっぱ橋でフライパンを探すって、何かとても素敵な事をしている気分にならないか。
して次の休日に早速同じ店・「鍋の博物館」に行ったのである。

記事にも出てきた鍋ロボットに出迎えられ、半ば興奮しながら店内に足を踏み入れれば、そこはパラダイス。
整然と輝く、大小・素材様々な鍋の数々よ。
改装中のエリアには入れなかったけれど、それを除いたって広いフロア三階分にも渡って、ありとあらゆるキッチンツールが置いてあるのだ。
私にとってはどんなアミューズメントパークより面白い。
そう断言させていただく。

あまりの面白さ(コック帽って使い捨てなんだ!とか、ケチャップとマスタードを入れる、あの赤や黄色の容器はこういうところに売っているんだ!など)に本来の目的を見失いつつ、ようやくフライパンを物色し始める。
デイリーの記事によってどうしても鉄製フライパンに惹かれてしまったけど、欲しいサイズだと重過ぎて扱いにくいかな。
じゃあこれなんかどうだろう、鉄でメッキされた、オール鉄製のものよりはだいぶ軽いフライパン。

お店の方に指南を仰ぐと、鉄製のフライパンは食材の水分を飛ばしにくいらしく、炒飯や餃子なんかには向かないらしい。
テフロン加工のフライパンを勧められたけれど、どうしても鉄製に惹かれていて…と話せば、だったら餃子を焼くなら蒸すときの水分は少なめに。
炒飯を作るなら、最初にご飯と卵を混ぜてから作るといいですよ、との助言。
こういう話を聞けるのも専門店ならではですね。
(見栄を張って、卵まぜご飯で炒飯作って失敗したことは言わなかった)

最初に油を馴染ませるときは、ラードとか牛脂みたいな動物性の油がいいですよ。
いい皮膜が張るから、オムレツなんか何枚作ってもこびりつかない。
更なる助言を受け、購入。
待望のフライパンを従えて、満面の笑みで店を後にしたのであった。

翌日(このブログの日ですね)、早速これで炒飯を作った。
まずは軽く水洗い。
その後鍋肌に馴染ませる用の油を投入、全体に行き渡ったらその油はいったん取り出し、今度は調理用の油を入れて調理開始という算段。
ちなみにしまうときは、水洗いしたあと、水分を飛ばすために火に掛けたらOK。
最初にから焼きしたり、洗って乾かした後は油を薄く塗ったり…というオール鉄製のフライパンと比べると、扱いはだいぶ楽ちんである。

して使い心地。
鍋がでかいとこうも中身が混ざりやすいのか。
当たり前だけど、その当たり前さに感激である。
混ざりやすいということは、混ぜる腕も軽い。
分量自体はいつもと一緒なのに、普段より遥かにスムーズに事が運ぶのが嬉しい。

出来上がったものは普段より美味しく感じられ、単純に鍋がでかくなったせいか、鉄ゆえか、指南通りまずはラードで馴染ませたせいかは分からないが、何はともあれ結果オーライではないか。
ああほんと、買ってよかった。

尚、これとは別に、待望の!南部鉄器の!フライパンも買ったのだが、それはまた別の機会に。

この豚肉の写真がまた、フェトジェニックすぎる。

2011-11-19 00:08:00 | 行きました。
〈11月5日の食事〉
朝:-
昼:オムハヤシ 緑茶
夜:蒸し豚 パパイヤサラダ ワタリガニと卵のカレー炒め 炒飯 ハイビスカスのビール ジャスミンティー @クルン・サイアム /自由が丘

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ああ最近タイ料理食べに行ってないなあと、気付いてしまったのだ。
気付いたが最後、ナンプラーの味が恋しくなって止まなくなってしまっている。
自分でもよく使っているというのに。

それを鎮めるためには、さくっとタイ料理食べに行きましょう。
赴くは自由が丘のクルン・サイアム。
職場のある飯田橋の「オールド・タイランド」の姉妹店らしく、オールド・タイランドの料理はとても美味しくて気に入っているから、これは期待できるというもの。

自由が丘は自宅からまあまあ近く、時折行く街で、この辺も何度か通ったはずだが、はてタイ料理屋なんてあったっけ、と注意深く歩けば、洋服屋の間と間に小さな看板。
なるほど、狭い階段を上った果ての二階にあるなら、道理で今まで気付かなかった筈だ。

上がった末の店内も狭い。
が、民族調の内装がとても綺麗で、細かいところまで目が行き届いている印象。
そしてお客さんで溢れていて、人気のほどが窺える。

運良く二人席が空いていて、早速通してもらう。
さあ、何を食べようか。
誰かと一緒に行くと、あまり自分が食べないものを食べるのにいい機会だったり、単純に種類を沢山食べられたりしていいですよね。

(多分)蒸し焼きにした豚に、旨辛いタレをつけて食べるもの。
豚が、なんて柔らかいんだろう。
そして見た目に反して胃に重くなく、けれどしっとりと旨味は封じこまれていて。
私一人だったら頼もうともせずに、その味も知らないままでいただろう。
同居人よ、ナイスチョイスだ。

以下、カニと卵のカレー炒め、パパイヤのサラダ、炒飯と続いたのだが、どれもこれも美味しかった。
パパイヤのサラダは辛さを控えめに頼んだのにも関わらず、尚涙と鼻水が噴き出すほど辛かったのだが、それでも箸が止まらぬ美味さが怖いというか何というか。

オーダーから料理が運ばれてくるまでがやたら早いのも特筆ものだ。
次から次へと運ばれてテーブルがいっぱいに。
途中で店員さんが何とはなしにテーブルを見に来たのだけど、あれは次の料理を持ってきたらテーブルがあふれかえってしまわないか、その確認ではなかったか。
込み入った店ならば、空腹を抱えてまだ来ぬ料理を待ち侘びて悶々とすることなんてよくある話なのに、これって凄くないか。
そして、これだけコンスタントに料理が運ばれてくるなら、長居モードにはならずに、食事を終えたらすぐ出ましょうかね、という気分になるもの。
と考えると客の回転率がいいのではと想像でき、それでもこの混み方は…やはり相当人気のあるお店なのだ。

メニューを見てフードがやや高めかな…と思っていたのに、勘定すれば一人3000円代。
だらだらと飲みモードにならず、ドリンクを二杯ずつにしたのが大きいかと思われる。
それでこの美味しさ・早さでしょう。
こりゃ行くわ、このお店。

行きやすいところに美味しいタイ料理屋がみつかってとても嬉しい。
タイ料理欲も無事に満たされ、ホクホクした気分で店を後にしたのであった。

フレイバー・オブ・リップス~アンド、5日間ダイジェスト

2011-11-15 20:56:57 | 食日記


〈10月31日から11月4日のあれこれ〉

なんやかんやと忙しい、というか時間に追われてる気がするんである。
事実、まあ確かに日がな働いてはいるけど、別に職場に寝泊まりするほどでもないし。
あ、これはあれだ、心に余裕がないってやつだ。
心に余裕がなきゃしょうがないなあと、11月一週目の平日ダイジェスト。
(以上、長々と言い訳くさい文。)





と言っても特筆すべきものは別段食べてないのだよなあ。
風邪をひいて料理する気力が湧かなくて、久しぶりに市販ルーを使った料理=ハヤシライスを作ったらやたら美味しいって誉められて複雑に思ったことくらい。
それ私味付けしてないし。



1日一つの画像は作っちゃってたから、画像は挿入しようか。
(ふーん、画像作るだけの余裕はあるのか…)
そして、1エントリー未満の、ツイッターに書いた方がいいくらいの短い内容をつらつらと。



ここのとこ乾燥が厳しくなってきているからリップクリームのお世話になっている。
リップクリームを使うと、子どもの頃読んだ4コママンガを思い出すのだ。
作者もタイトルも、掲載誌が「りぼん」だったか「なかよし」だったかすら覚えていない。
というかオチすらも覚えていない。
覚えているのはこのセリフだけ「あなたのリップは何味?」。

リップクリームというのはやたらとフルーツの匂いをつけたりするから、それで「フレイバー=味」と表現したんだろうけど、味って気持ち悪いなあって。
ベタベタするものを口のまわりにつけとくことは今ですら嫌いなんだから当時なんて尚更で、そういう気持ち悪さも相まって忘れられないのだ。

思い出なんてポロポロこぼれていくのに、死ぬまでずっと脳みそから取り出せる記憶って案外こんなものかも、と思ったりもするのである。

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あれ、今のって充分一本分だったんじゃないの。

取り急ぎ、こんなところで。
次からは1日分で一本スタイルに戻そう。

西荻窪に行きたかったんです

2011-11-12 00:42:45 | パン侍
〈10月30日の食事〉
朝:フルーツグラノーラ+ヨーグルト コーヒー
昼:炒飯 野菜と溶き卵のスープ
夜:ポム・ド・テールのベーグル達(カボチャ、ほうれん草、トマトのフランサンド) ポテトと鶏のチーズ焼き アボカドディップ 野菜豆乳スープ

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少し前に、パンが好きな大分の彼女とパン・ベーグル談義をしたのだ。
彼女が推薦するお店は知っていたけど未踏の場所で、だから、西荻窪に行きたくなってしまったのだ。
ポム・ド・テールに行くために。

ポム・ド・テール。
西荻窪にあるベーグルのお店で、パン特集の雑誌やパン好きな方のブログによく登場する人気店である。
更にはリピーターも数多く確認でき、その味も保障できるところ。

結構前から知っていながら、今まで行くことがなかった。
西荻窪に微妙に行きにくい場所に住んでるんですもの…。
近くにも美味しいパン屋さんは沢山あるし…。
と、言い訳諸々。

いっとう行きたくなった時が行くべき時。
そろそろ重い腰を上げますか。

電車を乗り継ぎ、西荻窪駅を降りて、一路住宅街へ。
もしかして間違ってないか?と不安になる程度に歩くと、お店の看板がひょっこり現れてほっとした。

訪れたのが日曜の昼下がりとあって、売り切れてないか心配だったのだが、雨が降りそうな天気だったからか予想以上の品数に会えて感激。
やっと行けたんだなあという感慨と、美味しそうな見た目にあれもこれも欲しくなって、同居人にはそんなに買うの?と驚かれたけど、これでも抑えたつもりなのですよ。
サンドも入れて6個、しめて1000円超のお買い上げ。

この近くには、これまた雑誌で取り上げられることの多い「えんツコ堂 製パン」もあって、もちろん行きましたとも。
欲しかった大きめの耐熱皿を帰り道で見つけて、いやあいい街だ西荻窪。

帰宅し、夕食時に開陳。
ご飯党の同居人には申し訳ないけど、パン夕食にお付き合いください。
洋風っぽい(でも味付けは醤油やエスニックだ)おかずとともに、さあ晩餐だ。

これがまあうまいのである。
もう一言で、ただただ。
彼女が言うとおりの外パリ中モチの歯応えのある生地は、これでこそベーグルの醍醐味。
歯を使う喜びを感じさせる。

生地自体の味はほんのり甘めなのですね。
だもので、しょっぱいおかずとの相性が抜群。
お店で売っている塩気の強いフィリングが挟まったサンドイッチが美味しくてさすがの一言で、まさかナンプラーやらオイスターソースで作った手前のおかずとも合うなんてビックリである。
(ていうか、合うかも分からないのにそんなおかず作ったのか…)

とにもかくにも。
人気があって彼女が推薦するのも納得のポム・ド・テールのベーグルなのであった。

かなり満腹になりながらも、えんツコ堂のベーグルを翌朝食べるのを楽しみに食事を終了。
パンが与える喜びや幸せって、いい。

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適当に作ったやつが美味しかったので覚え書き。
鶏とじゃがいものチーズ焼き。

材料:
じゃがいも一個
鶏肉
冷蔵庫にある合いそうな野菜を適当に
プチトマト
溶けるチーズ

味付け:
塩麹
ナンプラー
オイスターソース
※今回は塩麹に漬けてた鶏肉を使ったけど、調理過程で入れても別に美味しいと思う。

作り方:
・皮を剥いたじゃがいもを水にさらす。
・鶏肉や入れたい野菜は食べやすい大きさにカット。
・それらの材料を胡麻油で炒める。
・しんなりしてきたら調味料を加える。
今回は適当に入れたけど、それぞれ塩気の強い調味料なので、入れすぎないのがポイントっちゃポイント。
・炒め終えたら(ここで食べても美味しいはずだけど)耐熱皿に移し、チーズをのせてオーブンへ。
・グラタンの設定で焼きましょう
・うまい

ニンジンとひとの正解

2011-11-10 10:48:12 | 作りました。
〈10月29日の食事〉
朝:?
昼:豚の生姜焼き ニンジンサラダ 野菜蒸し塩麹和え 玄米ご飯 カブとほうれん草の味噌汁
夜:?

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写真を撮り忘れて、どこで何食べたか覚えてないという…

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ずっと前にレシピサイトで見かけ、気に留めつつ中々作らなかったニンジンのサラダ。
ようやく作ることが出来た。

細長く切ったニンジン一本分に小さじ1の砂糖を和えて置き、塩胡椒で味を整え、レーズンと松の実を加えるだけという簡単な料理である。
松の実が手に入らず、アーモンドを砕いて混ぜる他のアレンジをしていないのだが、どうにも面食らってしまった。
どうしようかという位甘いのである。
結果、塩胡椒を更に振り、カレー粉で和えて、食卓に並べたのであった。

レシピって難しいな、と思ったのである。
誰の口にも合いやすいような味付けで、料理研究家たちはレシピとして落とし込んでいる筈だが、このように自分が外れたところにいる場合だってあるのである。
そういや、酢の瓶に載ってた酢飯通りに作って、甘くて食べられたもんじゃなかった時もあったっけ。

と考えていくと、実は私はご飯のおかずには、あまりにも甘い味付けは好きじゃないのかもしれない。
甘いもの好きという自覚があったから意外だったのだが、おかずとお菓子は別ってことか。
そうなりゃ、ニンジンなんてデフォルトで甘い野菜なんである。
砂糖を混ぜたら、そりゃ自分にとっては過剰に甘くなるだろう。

カレー粉を混ぜたのは、ドライカレー(この場合は炒飯やピラフのように、具がご飯に混ざったタイプを示す)にレーズンが入っているときのニュアンスで入れたのだが、これだって広く市民権を得ているとは言い難い。
実際、私は好きだが、同居人はこの中にはレーズンいらないって言っていたし。
人の正解は私の正解じゃないかもしれないし、その逆だって然り。
そんなことを学んだ一品だった。

君とハチミツ

2011-11-09 08:49:04 | 食日記
〈10月28日の食事〉
朝:目玉焼きとアボカドのトースト フルーツグラノーラ+ヨーグルト コーヒー
昼というのだか:カロリーメイトやらソイジョイやら
夜:仕出し弁当(酢豚とザーサイの弁当でした)

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この日は長丁場の現場仕事につき、食事風景は撮らずに朝食のみ。

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「国破れて山河あり」だとか「月に負け犬」だとか、詩の本質はともかくも、そういう言葉が似合う心境の1日だったのだけど。
簡単に言えば、うちひしがれた気分で家に帰って、同居人に訥々とその有り様を語ったのだ。
話し終えたあと、雰囲気を明るく変えようと思ったのかどうなのか、「お金がなくて一番困ったときのこと」を彼がし始めた。

なんでも昔、奮発してマッキントッシュを買ってしまったせいで、お金が本当に底を突いてしまった時があったらしい。
給料日まであとちょっとというところで、残金は都内の実家への電車賃を捻出できなくなったほど。
当然食事にも事欠く。

そこで彼がとった行動というのが、友人や同僚、親にお金を借りることではなかったのだ。
題して、今家にある食糧でしのげ!である。
いやそれなら普通なのだが、問題は彼に自炊する習慣はなく、あるものがとても乏しかったこと。

まずは、レトルトカレーをご飯なしで1日一つで過ごしたらしい。
それが尽きて、最後の3日はハチミツで過ごしたらしい。
昼食の出る職場だったから平日はまだよかったが、土日の休日を挟んで、地獄をみたらしい。
ハチミツだけでは生きられないな、と悟ったそうだ。
…そりゃそうだろう。

貧乏をこじらせてとんでもない凌ぎ方をしていた話はたまに聞くが、「ティッシュをしゃぶしゃぶにしたり、マヨネーズをかけたりして食べた」という某俳優の武勇伝に匹敵する話である。
調味料でやりくりしようとしてた人達。

狙い(?)は見事に的中し、笑って明るい気分になれた。
話を聞いてくれたのも含めて、感謝、ですな。

カップヌードルごはん、なのだなあ

2011-11-08 22:58:52 | こんなものを食べてみました。
〈10月27日の食事〉
朝:納豆かけごはん カブの味噌汁 弁当のおかずの残り
昼:お弁当(玄米ご飯、ブリの照り焼き、野菜のマスタード和え、ニラのごま和え)
間食:お菓子たくさん食べた気がする…
夜:カップヌードルごはん ゆで卵

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さて、失ったら二倍になって戻ってきたカップヌードルごはんである。
早速この日の晩ご飯としていただくことにした。
ポケットをたたいてビスケットを2つにする以上のミラクルが起きたこの品、さてどんな味なのですやら。

開封して、作り方の説明を読んで、まず驚いた。
レンジ加熱食品だったのか。
カップヌードルに倣って、お湯を注ぐ食品だと思っていた。

指示通り、水を適量注いでからフリーズドライのライスとかやく具を流し入れる。
具の中に、カップヌードル特有のあの海老を発見してニンマリ。
他でそうそう見かけないあの小さな海老って、カップヌードルをカップヌードルたらしめている大きな要因なんだなと実感する。

よくかき混ぜ、蓋を閉じてレンジで加熱。
そのまま蒸らして少々。
添付の香油を混ぜれば、カップヌードルごはんの出来上がりだ。

匂いが、笑っちゃうほどカップヌードルだ。
そりゃそうなんだけど、こうも変態しているのに匂いが同じって。
年齢差が見た目を似せて見せないけど、さすがに声はそっくりな母と娘といった按配だ。

さて食べてみよう。
実は、米の固さに驚いている。
実は何故だかフリーズドライの米というのを信用していなくて、もっとべちゃべちゃの仕上がりなのかと想像していたのである。
ところがどっこい、パラパラしていて好きな食感。
なるほど、カップヌードル味の炒飯あるいはピラフってのがコンセプトなんだろうな。

あのスープの味が染みたパラパラのご飯なのだから、当然美味しく完食。
いやあお見それしました。
もともとカップラーメンの類をあまり食べないこともあり、自ら望んで買うかはまだ分からないが、ヌードルよりもこちらの方が好きだなと思う。
そう私は、麺よりもご飯派の人間。

とにもかくにもごちそうさまでした。

寒さが阻む酢生活

2011-11-07 00:36:48 | 食日記
〈10月26日の食事〉
朝:納豆かけごはん 青菜の味噌汁
昼:お弁当(玄米ご飯、鶏肉とレンコンの黒酢炒め、ネギ入り卵焼き、じゃがいもの炒めもの)
夜:明太子おにぎり おでん(以上のもの、ローソンで購入) クリームチーズ

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先日「調味料を使うのがおもしろくなる本」を読んで黒酢を買って以来、疲労回復と脂肪燃焼に効く酢を、ますます生活に取り入れようとしている。
具体的にはレシピが載っていた、黒酢ドリンクで。
黒酢を大さじ2杯に、ハチミツ小さじ1、牛乳を100cc。
毎度きっちり計ってないし、豆乳を使う方が多いけど、だいたいこういった割合で。
このためにハチミツも買った。

酢のツンとくる感じもなく美味しく飲めてよいのだが、強いて難をあげれば、これからの季節には体の冷えが気になる。
出来れば温かくして飲みたいと思うも、いざ温めた豆乳を使えば、酢に反応して豆乳が分離・凝固するのであった。

ならばこの際乳成分を諦めてお湯で割ろうと試せば、高温により尚いっそう立ち上る酢の臭気よ。
その刺すテクスチュア、水で割ったとき以上。

ただ今の打開策は、飲むしばらく前に豆乳を冷蔵庫から出しておく、である。
少し常温に近くなって凍えなくて済むが、抜本的な解決になっていない。
だいたいもっと寒さが深まったらどうする気だ。

続けたい習慣を、寒さが阻もうとしている。
これは、鼻をつまんでお湯で割ったものを飲め、かしらねぇ。