三十路の食卓

食事の記録・食にまつわるあれやこれや
かっこいいごはんも いいかげんな飯も 全ては私のリアリズム(おおげさ)

学大開拓、胃袋満足

2011-11-23 20:43:43 | 行きました。
〈11月12日の食事〉
朝昼:スクランブルエッグ トースト ツナとアボカドのサンドイッチ コーヒー
間食:たこ焼き @銀だこ・上野店
夜:日本酒いろいろ 梅酒 牛のたたき アボカドと米のサラダ 鶏の炙ったの などなど @鷹番 貞/学芸大学

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いよいよ南部鉄器のフライパン厨房デビューです!
のだが、今回はこの日行った「鷹番 貞」の話を。

鷹番ってカッコいい地名だよなあ、鷹狩りの鷹の番人の住む街だったのかしらん、と妄想を思い巡らせ学芸大学駅。
学芸大学は引っ越してから近くに感じるようになった街で、実際家から2~3kmといった距離なのだ。
終電を逃しても歩いて帰れるぞ!てな訳で、行き付けになるような飲食店を開拓する算段なのである。

その前にいた上野から学芸大学に辿り着くまでの間、同居人とそれぞれ携帯で店情報を検索して探す。
街に降り立ってから足で探さないのは何とも野暮だけど、日本酒な気分だったもので、それを売りにしたお店に行きたかったのだもの。

そうして探しあてたのが、この「鷹番 貞」。
狙い通り、日本酒を豊富に取り揃えているらしい。
あまり広くない道の地下にあって、看板もさりげないから、注意深く探さないと見落とすかも。
実際、自転車での通勤路だったのに気が付かなかったなあ。

さてさて、食欲と飲みたい欲を満たしましょう。
このお店、料理では鶏を売りにしているらしい。
ならばと鶏の炙りを頼めば、これはなるほど美味しい!

だがだが特筆すべきは、アボカドと米のサラダではないかと思うのだ。
野菜も食べたいねと頼んだそれ、どんなものかも想像できなかったのだが、ご飯とアボカドをマヨネーズベースのソースで和えたもの、冷製。
ご飯が冷たいソースに絡まっているなんてあまり美味しくなさそうなのに、これがどうして美味しいの。
ソースの酸味が、西洋の解釈で作った酢飯、といった感じ。
ちりばめられた魚卵が、彩りとプチプチとした食感でいいアクセントになっている。
これ頼んで正解だ。
結果として野菜あんまり摂ってないけれども!

日本酒。
見たこと・飲んだことのないものが並ぶ。
何となくや語呂の良さで選んだものがことごとく好みで、ついつい飲み過ぎてしまったよ。
このお店では片口に一合ぶんのお酒とお猪口人数分、という形で振る舞われるのだが、その分沢山の種類が楽しめるのがとてもいいですね。
出てくる酒器が毎度違うのにも心躍らせた。

とにもかくにもまあ、気に入った訳です。
これが近場にあるのは嬉しいな。
学芸大学行き付けリスト第一号は、間違いなくこちらの予感。

20111111,POCKY!!

2011-11-23 00:42:13 | 食日記
〈11月11日の食事〉
朝:キャベツのピザトースト フルーツグラノーラ+ヨーグルト コーヒー
昼:お弁当(玄米ご飯、鶏と野菜の酢豚風炒め、卵焼き、キャベツとしめじのおひたし)
間食:ポッキー
夜:無印のシンガポール風カレー(レトルト) ご飯

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2011年11月11日と、やたら1が並んだこの日。
正確には1ばっかじゃないけど、1111年から生きてらんないしねえ。
ゾロ目には何かを見立てたくなるのか、電池の日だったり立ち飲みの日だったり、何やら色んな記念日だったようですが、皆さんはいかが過ごされてましたか。

私はと言うと、ポッキー食ってました。
ポッキーとプリッツの日でもあったこの日、ツイッターのタイムラインにものの見事に影響された格好だけど、商店街の中の「おかしのまちおか」にもポッキー型のバルーンが飾られていたのを覚えているから、徐々に刷り込まれていったのだ。
いやむしろ、ポッキーの日にかこつけて甘味を貪りたかったのだ、と思う。

買ったのは、昔ながらの赤い箱のポッキー。
メンズだったりとか塩が混じってたりだとか、あるいは同じ棒+チョコなら「フラン」だったり「トッポ」だったりと、近年は変化球のばかり選んでいたから、このクラシカルポッキーを選んで買ったのなんてかなり久しぶりだと思う。
昔は一箱に一袋だったと思うのだが、今は小分けにした袋2つなのね、という辺りに時代の変遷を感じる。
「ラッキー」という類似品も昔あったよなあ、中央が盛り上がった形状のパッケージで、無性にお洒落を感じたんだよなあ、とあの頃に思いを馳せながら、開封。

ポッキーって細いよなあ、としみじみ思う。
だから一本ずつだと頼りなくて、必ず二本同時食いをしてしまう。
一本ずつ食べたら倍保つのに。
というか、早食いはロード・オブ・デブ…。

けれど、ポッキーを一口二口で食べるのは野暮ってもんである。
まあ一口で食べるのは長さ的に不可能として、あれは大口でパクつくもんではありません。
カリカリカリカリ小さな口で少しずつ、されど素早く口に入れるもんである、少なくとも私の流儀では。
イメージするのはウサギのような食べ方である。

こうして連続して食べ進めれば、頭蓋骨には均一のリズムで小気味いい咀嚼音が響き渡り、これが何とも癖になる。
何かマニアックな書き方をしてしまったが、「ポッキー連続食いの魅力の秘密」を掘り下げればそんなとこだろう。

あとは無論のこと、味も。
ふつうで美味いというか、ふつうに美味いというか。
趣向を凝らして発展していった変化球アイテムにはない、それだけで既に完成された、シンプルなものの強さを感じる。
分かった、このふつうのポッキーは、炒飯や炊き込みご飯に対する白いご飯なのだ。

…いよいよよく分からない話になって参りました。
とにかく感じたのは、ポッキーって本当に美味しいお菓子なんだなということ、そして本当に癖になるんだということ。
ポッキーをガリガリしたい欲が一袋だけでおさまらず、遂には一箱いっちゃいましたよ…。

魔力、これはひたすらに。
上がった血糖値に頭をぼうっとさせながら、思う。
そんな私の11月11日であった。