三十路の食卓

食事の記録・食にまつわるあれやこれや
かっこいいごはんも いいかげんな飯も 全ては私のリアリズム(おおげさ)

柿食えばジャム

2011-11-03 12:53:08 | 作りました。
<10月23日の食事>
朝:フルーツグラノーラ+豆乳 Bio
昼:ごはん 鶏肉とレンコンのオイスター蒸し ほうれん草のおひたし ニンジンとピーマンのマスタード和え カブと青菜の味噌汁
間食:チーズケーキ コーヒー @店名失念、横浜・山手の喫茶店で
夜:鯨の刺身 焼きおにぎり ホタテとキノコのホイル蒸しなど @時遊陣・横浜/元町

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自覚してないけど、苦手である、あるいは嫌いである食べ物ってあるのだな。
そうはっきりと分かった、10月であった。

先日、柿をたくさん戴いたのだ。
それに何となく食指が伸びないまま、そのまま放置。
気が付けば柿は、熟れすぎてだいぶ柔らかくなってしまった。

そこで気づいたのである。
自覚していなかったけれど、私は柿がそれほど好きじゃないらしい。
好きな食べ物なら放っとかないし。
どこにそんな嫌気がさすようなポイントがあるのか分からないけど、そうか、そうだったのか。

熟れすぎた柿を前に、途方に暮れた。
腐ってない訳だから食べられるけど、ベストコンディションじゃない柿を食べたところで、もっと苦手意識が募るだけだ。
これを美味しく食べる方法はないのかな。
よっしゃ、煮るか。
そういう短絡思考により、ジャムを作る事が決定。

ジャム作り自体は初めてではないから、特に調べもせずに記憶を頼りに作り始めた。
確か果実と同じくらいの量の砂糖と一緒に煮て、最後にレモン汁を加えてジャムらしく粘度を増せばいいはずだ。

そうして作り始めるも、まずは砂糖と煮る過程でつまずく。
どうにも甘いんである。
砂糖が多かった上に、熟れすぎた柿の甘みも相当だったのだろう。

甘みを引き算できるような、リカバーできるようなものはなかったか。
焦って冷蔵庫を漁って、生姜の塊と目が合った。
甘味との相性もよく、いいスパイスにもなりそうな彼の力を借りよう!
一目散に皮を剥き、すりおろして鍋に投入。
以前紅玉と生姜のジャムを作った時は、一度生姜を湯でこぼしたっけ…と途中で思い出したが、気にしない。

というアクシデントを挟んだがために時間はかかってしまったが、どうにか出来上がり。
甘くてからい、大人味の柿ジャムが完成だ。
同居人には生姜入れ過ぎなんじゃと言われてしまったが。

柿を無駄にせずに済んで胸を撫で下ろしたが、問題は一点。
私はあまりジャムを使わないんである…
パンは殆どおかず味で楽しむしなあ。
どうするよ、でかい柿3つと生姜と砂糖の大量のジャムを…

翌朝、ヨーグルトに入れて食べた。
また、黒酢ドリンクに足す甘味としても活路が見つかった。
砂糖も生姜もたくさん入っているし、防腐作用はばっちりだろう。
この秋冬、地道に使っていきますか。